カテゴリ:食・グルメ( 160 )

「寒にしん」は冬のピークに食べる

b0103470_20504420.jpg
 
ニシンと言えば「春を告げる魚」であると、自分も思っていた。
ところが地元の新聞では、石狩湾のニシン漁が好調であると記事が出ている。
ニシンは、こんな寒い季節に獲れるものなのだと、少々感心してしまった。

確かに、スーパーの魚売り場に行くと、たくさんのニシンが並んでいる。
よく見ると「寒にしん」という表示がある。
やはり、寒い季節に獲れるニシンというのは、少し特別なものなのかもしれない。

小林多喜二の若い頃の作品に「田口の『姉との記憶』」という短編小説がある。

友人の田口が語る昔話の中で、女学生だった姉は、小樽に接する漁村で、ニシンのもっこ担ぎのアルバイトをしていた。
漁から戻って来たばかりの船に大量に積まれているニシンを、背中のカゴ(もっこ)に詰めこんで、陸まで運ぶ労働である。 
ニシンの鱗まみれになりながら、女性には重労働のこの仕事を、姉は暮らしのためにこなしていた。

大漁だったニシンで沸き上がる漁村には、隣町の小樽からたくさんの市民が見物に訪れたらしい。
姉は、見物客の中に学校の友人が紛れていることを、ひどく恐れた。
当時としても貧しい自分たちの生活を、学友には知られたくなかったのだ。

かつて、日本海側の漁村が、ニシン漁で成り立っていた時代の話である。

大漁のおかげで、今年は早い時期から、ニシンを食べることができてうれしい。
正月くらいにしか食べない数の子を食べる機会も、今年は増えた。
やはり北海道には、ニシンという魚が、とても良く似合うと思う。

ちなみに、小樽のニシン漁は、江戸末期から明治にかけてがピークだった。
沿岸部まで押し寄せるニシンの群れは「群来(くき)」と呼ばれ、漁師は春のニシン漁だけで1年間生活できたと言う。
近年少しずつ、この「群来」が復活しているようなので、今後も楽しみである。


※※※「にほんブログ村」に復活しました。1日1クリックをお願いします!
 
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
by kels | 2018-02-02 21:14 | 食・グルメ | Comments(0)

焼き肉食べ放題は昭和初期建築の古ビルの店を選ぶ

b0103470_17105185.jpg
 
札幌で庶民的な焼き肉チェーンと言えば、「味覚園」は「牛角」である。
どちらも食べ放題メニューがあるので、「とにかく肉をたくさん食べたい」という連中が集まるときには便利。
飲み放題を付ければ、安心して心ゆくまで飲んで食べることができる。

建築好きには、電車通り南側の中通りにある南2条店がお勧め。
ここの店舗は、昭和5年に建てられた歴史的な古ビルである。
当初は、上野活版という会社のオフィスとして使われていたらしい。

当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの3階建て。
軒先に歯状飾りがあったり、3階の窓枠はアーチ型だったりと、昭和モダンなテイストに溢れている。
昭和初期の無駄に豪華な雰囲気には、時代の息吹というものが感じられるようだ。

平成23年に焼き肉屋としてオープン以降は、ビル1階部分が見えなくなってしまったのが残念。
一方で、焼き肉を食べながらビル内部を見学できるので、そういう意味では悪くない。
鉄筋コンクリート造りだから、火災にも強いような気がする(内部が焼けたら終わりか)

ちなみに、食べ放題の焼き肉で満たされるものは、ただの満腹感だけである。
集団の飲み会では、割り勘の計算をしなくて良いので楽。
それ以上でもそれ以下でもないことを理解しておくことをお勧めしたい。


※※※「にほんブログ村」に復活しました。1日1クリックをお願いします!
 
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
by kels | 2018-01-28 07:28 | 食・グルメ | Comments(0)

バレンタインチョコはもらう前に自分で買って食べる

b0103470_20092143.jpg
 
格別にチョコレートが好きだというわけではない。
どちらかと言えば、好きでも嫌いでもない。
あったら食べるけれど、ないからといって困るようなことはない。

ただし、イベントには乗りたいミーハー気質ではある。
特に、季節感溢れる年中行事は大好きだ。
そう意味で、バレンタインデーも忘れてはいけないイベントである。

大丸札幌店では、いち早くバレンタインの特設会場「ショコラプロムナード」がスタートした。
仕事帰りにふらりと寄り道してみると、結構な人出である。
札幌丸井今井の「サロン・デュ・ショコラ」ほどではないにしても。

どうせ男性客なんて皆無だろうと高をくくっていたら、意外と一人で来場している男性がいるので驚いた。
最近のバレンタイン商戦では、必ずしも恋人へのプレゼント用というわけでもないらしい。
自分の食べたいものを買って自分で食べるという自己消費が、かなり多いのではないだろうか。

特設会場には、いろいろと珍しいチョコレートが集まっている。
男性としても、女の子からもらうのをじっと待っているだけではなくて、自分の食べたいものを自分のために購入するという発想があって良い。
チョコに興味がなくたって、この季節のチョコレートは、やはり特別である。

特設会場では、あまりにお店が多すぎて目移りしてしまうのが欠点だろう。

真剣に悩んでいては、いつまで経っても決めることができないような気がしてくる。
ある程度のところで決断して、さっと会場を離れるのがコツだ。
どうせバレンタインデーが終わるまで、イベントはずっと続いているのだ。

今日は「レオニダス」でオランジェットを買って帰り、食後にコーヒーを飲みながら食べた。
オレンジピールをビターチョコレートでコーティングしたオランジェットは、好きなチョコレートのひとつである。
価格も手頃なので、食後のデザートにぴったりである。

バレンタインデーが終わるまで、いろいろなチョコレートを食べ比べてみよう。

ちなみに、大丸札幌店の「ショコラプロムナード」は、本日より2月14日までの22日間と長期開催。
対する札幌丸井今井の「サロン・デュ・ショコラ」は、1月31日から2月14日まで。
エムアイカード会員の皆様は、前日1月30日(火)に特別ご招待あり。

※※※「にほんブログ村」に復活しました。1日1クリックをお願いします!
 
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
by kels | 2018-01-24 20:34 | 食・グルメ | Comments(0)

回転寿司の汁モノはかに汁を選ぶ

b0103470_18341935.jpg

回転寿司屋に行くと、最初に汁モノの注文を確認される。
どういうわけか、回転寿司では汁モノが出てくるまでに、意外と時間がかかるらしい。
間違って終盤で注文すると、席を立つまでに出てこない可能性がある。

回転寿司の汁モノの具材は、魚のあら系、かに系、海藻系がポピュラー。
値段は海藻系が安いが、やはりカニ汁が一番美味しいと思う。
個人的には、次に好きなのが海藻系で、あら汁は食べるのが面倒くさいので、あまり注文しない。

カニ汁にはカニ用のスプーンが付いてくるが、カニは出汁を取るためのものと思った方がいい。
スプーンを使ってまで食べるほど、カニの身はない。
カニ汁は、あくまで汁を楽しむものである。

ちなみに、写真は「回転寿しトリトン豊平店」。
テレビや雑誌などで紹介される人気店で、いつでも非常に混雑している。
札幌の回転寿司屋って、どうしてあんなに人気があるのか、素朴に疑問。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
by kels | 2018-01-14 07:20 | 食・グルメ | Comments(0)

味噌ラーメンは札幌市役所の地下食堂で食べる

b0103470_18341922.jpg

札幌と言えばラーメンであり、札幌のラーメンと言えば味噌ラーメンである。
時代は変わっても、この伝統は失われないでほしいと、切に願う。
札幌の味噌ラーメンは、もはや、札幌にとって伝統遺産のような存在なのだ。

札幌にはラーメン店が多い。
とにかく街中の至る所にラーメン屋がある。
旅人がラーメンを食べる場所を探すのに困ることはないだろう。

店は多いが、ラーメンの内容は店によって本当にそれぞれである。
人気店のラーメンが、必ずしも自分にとって最高のラーメンとは限らない。
自分に合うラーメンは、自分の足で見つけるしかないのだ。

最近食べた味噌ラーメンの中では、札幌市役所の地下食堂の味噌ラーメンが美味しかった。
500円を切る値段で、専門店に迫るクオリティは素晴らしい。
いわゆる「社食」のラーメンとは異なる次元のものを感じた。

札幌ラーメン道、やはり奥が深い。

にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
by kels | 2018-01-13 19:21 | 食・グルメ | Comments(4)

松尾ジンギスカン「松尾のおいしい食べ方」マニュアル

b0103470_19505401.jpg
御歳暮に松尾ジンギスカンが届いたので、早速夕食に食べました。
北海道で暮らしているのに、御歳暮にジンギスカン!
どれだけ羊肉好きなんだよって感じです(笑)

お肉と一緒に「松尾のおいしい食べ方」マニュアルが同梱されていました。
意外とジンギスカンには、いろいろな流儀があるんですよね。
それぞれの流儀に従うのが、美味しく頂くコツです。

松尾のおいしい食べ方。

鍋のまわりに野菜をしきつめる。
どばっとお肉を豪快に焼く。
以上(笑)

b0103470_19505363.jpg
松尾ジンギスカンは、鍋の中央に肉を乗せて焼くのが流儀です。
肉を漬けこんでいたタレは、野菜にかけ回します。
我が家では、シンプルに1種類の野菜を乗せるのが定番で、今夜はモヤシでした。

毎週末でも食べたいジンギスカン。
ところで、ジンギスカン鍋は、北海道の家庭では、どこでも常備されているものなのでしょうか?
ちなみに、松尾マニュアルには、ホットプレートでの調理方法も紹介されていましたよ。


by kels | 2017-12-09 20:00 | 食・グルメ | Comments(4)

ゆりや食堂のラーメン

b0103470_20490469.jpg

寒い季節に食べたくなるものは熱々のラーメン。鍋焼きうどんじゃない。
札幌の人間だから、ラーメンに思い入れがあるのだろうか。
専門店で食べるラーメンも美味しいけれど、大衆食堂のラーメンも良い。

札幌医科大学の近くにある「ゆりや食堂」に向う。
13時半過ぎで、ランチタイムのピークは過ぎている。
店に入る時、男性の一人客が店を出て行くところとすれ違った。

b0103470_20490489.jpg
店内には、年老いた夫婦らしき客が一組。
そろそろ食事も終わりかけというタイミングだ。
なるべく入口のドアから離れたテーブル席を選んで座る。

間髪入れずに、女性の一人客登場。
続いて、男性の一人客が来店し、店内はなかなか盛況の感じだ。

メニューにラーメンは3種類。
すなわち、ラーメン、小ラーメン、カレーラーメンだ。
醤油だの味噌だの塩だの、面倒くさいことを考える必要もなくラーメンを注文する。

やがて、老夫婦が席を立った。
店の亭主と奥さんに声をかけているから、昔からの知り合いなのかもしれない。
下町的な雰囲気が店内に漂っている。

b0103470_20490548.jpg
ほとんど待つ間もなくラーメンが運ばれてきた。
昔懐かしい、いわゆる食堂のラーメンだ。
頭で考える必要なく、ただ空腹のままに食せばいい。

熱々のラーメンは身体に沁みた。
旨いラーメンというのは、北の街で食べるラーメンのことなのかもしれない。
そう思った。



by kels | 2017-12-02 21:04 | 食・グルメ | Comments(4)

札幌に来たから札幌らしいラーメンを食べることができるという時代ではなくなった

b0103470_636331.jpg

大通公園を花々が彩り、明るい陽差しのもと人々が賑わう夏の到来とともに、借り部屋の期限がきてぼくは東京に帰るしかなかった。
冴えない滞在だったとしても、アパートを出るときはちょっと後ろ髪を引かれる思いだった。

「犬の記憶 終章」森山大道(2001年)

森喜朗元首相は、札幌に来ると必ずラーメンを食べるほど、札幌ラーメンが好きらしい。
地元の人間にとってはうれしい話だと思う。
札幌ラーメンこそ、札幌が初めて世に送り出した札幌名物なのではないだろうか。

僕も大のラーメン好きで、それも「札幌ラーメン」と呼ばれるラーメンしか食べない。
札幌ラーメンは札幌の郷土食であってほしいと思うし、札幌ラーメンこそ札幌の郷土食だという自負がある。
だからこそ、旅人には札幌に来たからにはラーメンを食べてほしいと思っていた。

ところが、僕自身、もう随分長い間、ラーメンを食べていない。
ラーメンを嫌いになったわけではない。
札幌ラーメンが、もはや札幌の郷土食ではない現状を、半ば受け入れつつあるからだ。

今やラーメンは全国的な時代の流れの中で生きている食べ物である。
札幌に来たから札幌らしいラーメンを食べることができるという時代ではなくなった。
そもそも、「札幌らしいラーメン」という言葉さえ、何の意味も持たないのだ。

あるのは全国的な流行と店主の個性くらいのもので、ラーメンに「札幌」という地名を付ける必要性はない。
「札幌ラーメン」は、もはや過去の幻影であり、ノスタルジーの食べ物である。
あまりにも一般化された食べ物の多くが辿った道を、ラーメンも歩いているということなのかもしれない。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-07-18 06:59 | 食・グルメ | Comments(0)

「マツジン」が「松尾ジンギスカン」に店名変更するそうだ

b0103470_733128.jpg

ジンギスカン製造販売のマツオ(滝川)は4月から、道内外の直営店に使っている「まつじん」の店名を「松尾ジンギスカン」に統一する。
2005年から新規出店する際の店名を「まつじん」としていたが、道民におなじみの味付け羊肉の商品名とそろえることで、あらためてブランド力を強化したい考えだ。
松尾ジンギスカン名の店としては各地にフランチャイズ店もあるが、今回は「まつじん」名の直営6店舗の名称を変え、4月1日までに看板を付け替える。

05年から直営店に採用した「まつじん」は、もとは本店がある滝川の高校生らが使っていた愛称。
同社はこの頃から札幌や東京への出店を加速し、競争が激しい地域で認知度を上げるため、ひらがな4文字の親しみやすい店名に着目した。
マツオによると、各店の売り上げが落ち込んでいたわけではないが「店と商品の名称が違うことで戸惑う来店客もいた」という。
今月1日で創業60周年の節目を迎えたこともあり、再び名称を松尾ジンギスカンに統一することにした。

北海道新聞2016年3月13日付け

つまり、愛称は愛称のままでよかったということだろうか。
自分的には、子どもの頃から親しんできた「松尾ジンギスカン」が、未だにピンとくる。
「マツジン」は、やっぱり俗名みたいに軽いものなのだ。

それにしても、店名を変更するということは、からり大きな決断である。
顧客認知の問題もあるし、相当の経費負担も生じる。
そういったリスクを考えても、このタイミングで変更すべし、ということなんだろうな。

関係ないけれど、送別会シーズンに入って、ジンギスカンを食べる機会が増えた。
たまたま、ジンギスカンの好きな知人が多いということなのかもしれない。
先々週などは二晩続けてジンギスカンでのお祝いとなった(メンバーが異なるので)。

まあ、松尾ジンギスカンに関しては、少し寄り道をして、また戻って来たということだろうか。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-03-21 07:45 | 食・グルメ | Comments(0)

東急デパートの並びのビルの10階に焼き肉屋「徳寿」がある

b0103470_732393.jpg

札幌の高層建築といえば、上空には今では九階まで延び上がっておるものが二つある。
それは札幌第二電話局と第一生命ビルであり、今のところ、北海道一の高層建築だ。
しかし、上に伸びるのも限りがあろう。
今後の建物は、地下にもぐり込む時代に入るかもしれない。

「札幌九十年」中島九郎(1958年)

東急デパートの並びのビルの10階に焼き肉屋「徳寿」がある。
焼き肉屋というよりはオシャレなレストランという雰囲気の店だ。
静かな店なので、プライベートでの焼き肉に、時々利用している。

ビルの最上階だから、眺めは良い。
とは言え、今どき10階程度では高層建築とは言わないだろう。
ステラプレイスの「牛角」の方が眺めは良い。

札幌駅前と言っても東端に近いから、夜景というほども夜景もない。
さっぽろテレビ塔が見えるくらい。
まあ、「都会の喧騒から離れて」ってやつだ(笑)

それにしても、さすがに高いビルが増えたなあと思う。
上の昭和33年の時代では9階が限界だと思われていた。
札幌オリンピックの時代にだって、街づくりはほとんど完成したと考えられていたことだろう。

50年後の街の風景なんで、誰にも予測つかないようなあ。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2015-12-13 07:37 | 食・グルメ | Comments(0)