カテゴリ:音楽・レコード( 36 )

薄野のデュエットは都はるみの「札幌ふたりづれ」を歌う

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札幌を舞台にしたご当地ソングは多い。
詩の都・札幌は、歌の舞台として申し分ないということなのだろう。

もっとも、歌の内容は、どの歌も変わり映えしないのが真実である。
札幌市内の観光スポットを織り込んで、男と女の微妙な思いを綴っておけばいい。
ご当地ソングなんて、そうやって気軽に楽しむべきものなのだ。

夜のすすきのでは小さなスナックに行きたい。
そして、店の女の子をつかまえて、ご機嫌気分でカラオケをデュエットしたい。
そのときにお勧めなのは、やはり、ご当地デュエットである。

中でも、都はるみ「札幌ふたりづれ」は、すすきのの夜に絶対歌いたい必須ナンバーだ。
「薄野」とか「北の街さっぽろ」とか「アカシア」とか「時計台」とか、お約束のキーワードたっぷり。
「五番街」とか「中の島」とか、札幌市民には失笑的なキーワードが出てくるのもご愛嬌である。

なにしろノリが良いので、みんなで楽しく歌うにもぴったり。
こういう歌は、ぜひ小学校の授業でも教えて、札幌市民に浸透させてほしい。
薄野のお姉ちゃんたち誰もが歌えるような時代になったらいいな。

ちなみに、「五番街」は札幌中心部の商店街の名称だが、ほとんどの札幌市民には謎だと思われる。
この歌を広めることで、「五番街」も有名になるかも。


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by kels | 2018-01-27 21:56 | 音楽・レコード | Comments(0)

寒い日には中山恵美子の「北国は寒いだろう」を囁くように歌う

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中山恵美子が「北国は寒いだろう」を発表したのは、1977年のこと。
当時、中山恵美子は、ラジオ番組「エミ子の長いつきあい」で大人気のDJだった。
なんとなく長いつきあいになりそうな山野楽器提供の番組だった。

本人は東京都出身ということなので、北海道に思い入れはないのかもしれない。
しかし、AMラジオから流れるこの曲は、北海道で暮らす者にも、遠い異国の哀愁を感じさせた。
いつか、この歌の中の「北国」に行ってみたいと、誰もが憧れたはずである。

もっとも、ラジオでのPRほどには、この曲はヒットしなかったらしい。
40年経った今、中山恵美子の名前が日常生活で話題になることは、まずもってない。
それでもなお、この曲は、マニアックなファンたちの心の片隅で、今も輝き続けている。

ちなみに、「北国は寒いだろう」は、和田弘とマヒナスターズが1967年に発表した曲である。
北海道の人間にとっては、もう少し歌い継がれてほしいと思う名曲なのだが。


 
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by kels | 2018-01-14 15:36 | 音楽・レコード | Comments(0)

とりあえず、シングルCDは、まだマキシシングルと呼ばれる小さなCDだった

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年上だろうが バツイチだろうが 不良が好きだから
波さえ良ければ 機嫌がいいのは あいつも同じ
仕事も別で 住まいも別で 会いたいとき会えれば
一人だけの夜 たまにはいいよ さみしくないよ

「London-Paris-New York-湘南」ブレッド&バター(1994年)

夏が近くなると、ブレッド&バターを聴きたくなる。

1994年に発売された「London-Paris-New York-湘南」。
1994年のことについて、我々は何を記憶しているのだろうか。
とりあえず、シングルCDは、まだマキシシングルと呼ばれる小さなCDだった。

自社さ政権、たけしバイク事故、同情するなら金をくれ。
すったもんだがありましたね~(笑)

by kels | 2017-06-24 06:51 | 音楽・レコード | Comments(0)

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた

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アカシアの白い花が見ごろを迎えている。
アカシアの樹は背が高く成長するから、青空に真っ白い花がとても良く映える。
この季節、札幌市内のあちこちで、アカシアの白い花が咲き誇る。

もっとも、札幌の人たちは、アカシアの花ではあまり騒いだりしない。
桜、ライラックと続いた花に対する情熱は、どこか一休みしている感じがする。
アカシア祭りでもあれば、市民の注目度もまた違うのかもしれない。

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた。

アカシアの花の下であの娘がそっと涙を拭いた赤いハンカチよ。
アカシアも散った恋の街さっぽろ。
アカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい。

アカシアは、人々の暮らしをドラマチックに演出してくれる存在だったのだ。

古い本を読むと、札幌駅前通りには、大きなアカシア並木があったらしい。
札幌がアカシアの街と呼ばれた由縁である。
道路も舗装化されていない時代、人々はアカシア並木の白い花の下を往来していたのだ。

だから、背の高いアカシアの木立を見つけると、僕は思わずうれしくなってしまう。
札幌の街に白い花が咲き誇り、人々の視線を奪い合っていた時代。
札幌は間違いなく詩の都であり、恋の街であった。
by kels | 2017-06-18 18:24 | 音楽・レコード | Comments(2)

昔、好きな音楽のレコードを買い集めては、カセットテープに編集をした。

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コーヒーといっしょに、三枚のLPを、部屋に持ってきた。
そのうちの一枚をジャケットから取り出し、ターンテーブルに、いま僕は乗せた。
針をおろす。
聴きたい曲は、B面の二曲目だ。

フィニアス・ニューボーンのジャズ・ピアノが鳴り始める。
バラッド奏法に徹している。
曲名は「ブラック・コーヒー」という。

「コーヒーもう一杯」片岡義男(1980年)


昨夜、iPhoneに大量の音楽を加えた。
いずれも、1950年代から1960年代にかけての古い洋楽ばかりだ。
好きな曲や懐かしい曲を検索しながらダウンロードするには、随分と時間を要した。

エディ・コクラン、ザ・ダイアモンズ、ザ・ゾンビーズ、デル・シャノン、サム・クック、ロネッツ、ソニー・ジェイムス、ザ・サーチャーズ、ザ・ビーチ・ボーイズ、レイ・チャールズ、エヴァリー・ブラザーズ、エルヴィス・プレスリー、バディ・ホリー、、、
そして、いちいち数え上げたらキリがないくらいの音楽を、僕は一日中かけて聴いた。
古い音楽を、こんなにもまとめて聴くというのは、実に久しぶりのことのような気がする。

昔、好きな音楽のレコードを買い集めては、カセットテープに編集をした。
カセットテープで音楽を編集するには、iPhoneの比ではないくらいに膨大な時間を費やした。
おまけに、後になってから曲順を自由に変更したりすることはできない。

今にして思うと、ひどく不自由な時代だった。
けれども、僕たちは、その不自由さの中で、それなりにきちんと楽しみながら生きていたような気がする。
カセットテープの編集にさえ、物語があり、ドラマが隠されていたりした。

あの頃に戻りたいとは思わないけれど、あの頃を懐かしいとは思う。
決して悪くはなかった時代だと信じている。
好きな女の子にプレゼントするために、一晩かけてオリジナルのカセットテープを編集していた時代。

それにしても、大量の音楽を聴くには、本当に便利な時代になったなあと思う。




by kels | 2017-06-17 18:26 | 音楽・レコード | Comments(0)

僕が聴きたかったのは、「Don't Think Twice, It's All Right 」だった

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「これ、ボブ・ディランでしょ?」
「そう」と私は言った。
ボブ・ディランは『ポジィティブ・フォース・ストリート』を唄っていた。
二十年経っても良い唄というのは良い唄なのだ。
「ボブ・ディランって少し聴くとすぐにわかるんです」と彼女は言った。
「ハーモニカがスティーヴィー・ワンダーより下手だから?」
彼女は笑った。
彼女を笑わせるのはとても楽しかった。
私にだってまだ女の子を笑わせることはできるのだ。
「そうじゃなくて声がとくべつなの」と彼女は言った。
「まるで小さな女の子が窓に立って雨ふりをじっと見つめているような声なんです」
「良い表現だ」と私は言った。
良い表現だった。
私はボブ・ディランに関する本を何冊か読んだが、それほど適切な表現に出会ったことは一度もない。

「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」村上春樹(1985年)

ここ二週間、ボブ・ディランばかり聴いて過ごした。
デビューから最初の3枚の古いボブ・ディラン。
僕は古い時代のボブ・ディランが好きなのだ。

それでも、僕がボブ・ディランをこんなに聴くのは実に久しぶりのことだった。
仕事で疲れているから、こんなに優しい音楽ばかり聴きたくなるのだろうか。
朝目覚めた瞬間から夜眠る直前まで、僕はボブ・ディランのギターと声に慰められていた。

「相変わらず古くさい音楽聴いているな」と、みんなが笑った。
風に吹かれて、時代は変わる、激しい雨。
古くさい歌だっていうことは、もちろん僕も分かっていた。

僕が聴きたかったのは、「Don't Think Twice, It's All Right 」だった。
考えてみると十代の頃から僕は、何かあるたびにこの曲を聴いて、この曲に慰められていたような気がする。
時代は変わっても、僕はあまり変わらなかったらしい。

そんなボブ・ディランが、ある日を境に突然大ブレイクした。
「ボブ・ディランって、今聴くと新鮮だよね」と、みんなが言った。
僕は心の中で「ふざけんなよ」って本気で思った。

「くよくよするなよ、大丈夫だよ」と、ボブ・ディランが唄っていた。
by kels | 2016-10-15 06:44 | 音楽・レコード | Comments(2)

中島みゆき「リラの花咲く頃」が札幌の街に似合う季節だ

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リラは咲く 祖国を離れて リラは咲く 忘れもせずに
見上げれば 空の色さえも 馴染みなき異郷に在って
少しずつ やがては違う花のように 声も姿も変わり果てても
時が来れば 花は香る
長い闇に目を塞がれても 灼けつく砂にまみれても 
時が来れば きっと
リラは咲く 祖国を追われて リラは咲く 忘れもせずに
祖国で今咲く日に リラの花は咲く

「リラの花咲く頃」中島みゆき(2012年)

考えてみれば、ライラックは異国の樹であり花である。
外国から持ち込まれたものが、札幌という新しい街の中で定着したのだ。
札幌の歴史としては、ひとつのパターンではある。

中島みゆきの中では、もちろん札幌の街のイメージがあったことだろう。
モデルとは言わなくても、着想のヒントのひとつくらいにはなったかもしれない。
そのくらい、札幌とライラックとは、強い結びつきを持っているものなのだ。


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by kels | 2016-05-28 06:24 | 音楽・レコード | Comments(0)

古いレコードを処分して、少し僕は古い亡霊から解放されたような気がしている。

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この春は、密かに断捨離作戦を進めている。
先週は、大量の洋服を処分したし、大量の文庫本も処分した。
そして、今週は、大量のレコードとCDを処分してきた。

なにしろ15年くらい引っ越しをしていないから、とにかく無駄なものが多い。
それでなくても、何でも取っておきたいタイプの人間なのだ。
モノが集まらないはずがない。

来週は大量の雑誌と大量のコミックを処分する予定。
大量の単行本と大量の親書を処分しなければならないというミッションもある。
それで、どれだけ部屋が片づくのか、まったく不明だけれど。

今週処分したレコードの多くは、学生の頃に集めたものだった。
時代遅れのレコードを買い集める僕を見て、みんな笑ったものだ。
今のように、レコードが再評価されるような時代でさえなかった。

インターネットの普及する前のことだから、中古レコードの店を一軒づつ回っては欲しいレコードを探した。
そうやって集めたレコードだから、それなりに思い入れはある。
それだからこそ、今まで処分することもできなかったのだ。

しかし、大量の古レコードは、あっさりと処分された。
それも、一緒に持っていったCDよりもはるかに安値で。
古いレコードよりも新しいCDの方に価値があるということを、僕は全然知らなかったのだ。

どうやら、僕とレコードだけが、時代から取り残されていたらしい。
いつまでも古い時代にしがみついて、新しい時代へと上手に乗ることができなかった。
ガラクタみたいな思い出を、僕は胸の中でずっと大切に抱き続けてきたのだ。

古いレコードを処分して、少し僕は古い亡霊から解放されたような気がしている。


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by kels | 2016-03-13 20:19 | 音楽・レコード | Comments(0)

乃木坂46と文学と言って思い出すのは、7枚目のシングル「バレッタ」。

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図書室の窓際で 女子たちが声潜め会議中
ヘミングウェイを読みながら 僕はチラ見した

唇のその動きを 頭の中でトレースして
さあ、ヒントをもらおうか?
偶然 目と目が合って 心が覗かれたように 僕は白旗上げた

バレッタ 風の中 踊った髪を手で押さえ
バレッタ 太陽が眩しそうに 目をそらしたのは僕だ

「バレッタ」乃木坂46(2013年)

乃木坂46と文学と言って思い出すのは、7枚目のシングル「バレッタ」。

図書室でヘングウェイを読んでいる男子が主人公だ。
窓際では、女子たちが内緒話で盛り上がっている。
主人公は、彼女たちがどんな話題で盛り上がっているのか、気になって仕方がない。

状況証拠を並べて、主人公は推理を始める。
彼女たちが盛り上がっているのは、「男子でカッコいいのは誰か」という話題。
そして、主人公の視線は、一人の女の子の髪に付けられたバレッタへ、、、

図書室でヘミングウェイを読んでいる男の子が主人公で、女の子たちも、あるいは、図書局の活動で集まっている少女たちかもしれない。
こういうシチュエーションが、僕は大好きだ。
図書室でヘミングウェイを読むことも、図書局で活動することもなかったけれど。

だけど、歌詞の展開から考えると、主人公が読んでいるのはヘミングウェイではなく、本格ミステリーの方がマッチしていたのではないかと思う。
どうでもいいことだけれど。


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by kels | 2016-02-21 20:36 | 音楽・レコード | Comments(0)

一番気に入っているフレーズは、「あれからニシンはどこへ行ったやら」

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燃えろ篝火 朝里の浜に 海は銀色 ニシンの色よ
ソーラン節に 頬染めながら わたしゃ大漁の網を曳く
あれからニシンは どこへ行ったやら
オタモイ岬のニシン御殿も 今じゃ錆びれて
オンボロロ オンボロボロロー
変わらぬものは古代文字
わたしゃ涙で娘ざかりの夢を見る

「石狩挽歌」北原ミレイ(1975年)

昨夜から「石狩挽歌」ばかり聴いている。
テレビで「男はつらいよ」を観たせいだ。
後藤久美子が、この曲を歌うシーンが、やけに記憶に残ったのだろう。

1975年、世の中にはまだ御当地ソングに対する熱気が生き残っていたらしい。
日本海に面した石狩地方のキーワードが、次々に登場してくる。
「やん衆」「にしん曇り」「にしん御殿」などは、みな、漁村の方言だ。

一番気に入っているフレーズは、「あれからニシンはどこへ行ったやら」。
ニシン漁の経験はなくても、この台詞は、道民として共感できるフレーズだ。
歴史に疎くても、ニシンが支えた北海道開拓の歴史は、記憶に刷り込まれているのかもしれない。

それにしても、最近は古い演歌にハマるなあ。
冬が近いっていうことと無関係ではないんだろうなあ。


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by kels | 2015-11-15 08:56 | 音楽・レコード | Comments(0)