カテゴリ:食べる( 10 )

中島みゆきが「ミルク32」を発表してから、もう40年が経つ。

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ねえ ミルク またふられたわ 忙しそうね そのまま聞いて
ゆらゆら重ね上げた お皿とカップのかげから
ねえ ミルク またふられたわ 
ちょっと飛ばさないでよ この服高いんだから
うまくはいかないわね 今度はと思ったんだけどな
 

ねえ ミルク 悪いわね ふられた時ばかり現れて
笑ってるの 怒ってるの そんなに無口だったかしらね
ねえ ミルク 聞いてるの 
 

なんで あんなにあたしたち 二人とも意地を張りあったのかしらね
ミルク もう32 あたしたち ずっとこのままね
 
「ミルク32」中島みゆき(1978年)


店は、北海道大学から東に向かって、創成川を越えたところにある。
そこは、もう学生街とも言えない、住宅街の外れだ。
扉には「仔猫に注意」の貼り紙がある。

扉を開けて店内に入ると、中年の男性客が一人、マスターと話し込んでいる。
入口に近い席に座ろうと思ったら、仔猫が2匹ぐっすりと眠り込んでいた。
猫のいない席を探して、猫を起こさないように静かに腰を下ろす。

男性客は、どうやら旅行途中のようだった。
音楽業界の人間なのか、あるいは、ただの趣味なのだろうか、全国各地の音楽界の話をしている。
話題の中心は、やはり、中島みゆきだった。

コーヒーを注文して、店内を見回してみる。
1970年代のまま、時間が止まってしまったかのような暗がり。
期待に反して、中島みゆきの曲は流れていなかった。

扉が開いて、大学生のグループが入って来た。
ギターケースを抱えている。
マスターに声をかけて、店の奥へと消えていった。

猫は眠り続けている。
男性客が席を立ちあがり、支払いをしながら、まだ話し続けている。
「未だに、あの娘くらいのものだよ」と、マスターは中島みゆきの話を続けた。

やがて、マスターがゆっくりとコーヒーを運んできた。
男性客が去って、店内は静かになる。
猫はひたずらに眠り続けている。

中島みゆきが「ミルク32」を発表してから、もう40年が経つ。
当時32歳だったマスターも、40歳年を取ったのだろうか。


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by kels | 2018-02-11 07:21 | 食べる | Comments(1)

「寒にしん」は冬のピークに食べる

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ニシンと言えば「春を告げる魚」であると、自分も思っていた。
ところが地元の新聞では、石狩湾のニシン漁が好調であると記事が出ている。
ニシンは、こんな寒い季節に獲れるものなのだと、少々感心してしまった。

確かに、スーパーの魚売り場に行くと、たくさんのニシンが並んでいる。
よく見ると「寒にしん」という表示がある。
やはり、寒い季節に獲れるニシンというのは、少し特別なものなのかもしれない。

小林多喜二の若い頃の作品に「田口の『姉との記憶』」という短編小説がある。

友人の田口が語る昔話の中で、女学生だった姉は、小樽に接する漁村で、ニシンのもっこ担ぎのアルバイトをしていた。
漁から戻って来たばかりの船に大量に積まれているニシンを、背中のカゴ(もっこ)に詰めこんで、陸まで運ぶ労働である。 
ニシンの鱗まみれになりながら、女性には重労働のこの仕事を、姉は暮らしのためにこなしていた。

大漁だったニシンで沸き上がる漁村には、隣町の小樽からたくさんの市民が見物に訪れたらしい。
姉は、見物客の中に学校の友人が紛れていることを、ひどく恐れた。
当時としても貧しい自分たちの生活を、学友には知られたくなかったのだ。

かつて、日本海側の漁村が、ニシン漁で成り立っていた時代の話である。

大漁のおかげで、今年は早い時期から、ニシンを食べることができてうれしい。
正月くらいにしか食べない数の子を食べる機会も、今年は増えた。
やはり北海道には、ニシンという魚が、とても良く似合うと思う。

ちなみに、小樽のニシン漁は、江戸末期から明治にかけてがピークだった。
沿岸部まで押し寄せるニシンの群れは「群来(くき)」と呼ばれ、漁師は春のニシン漁だけで1年間生活できたと言う。
近年少しずつ、この「群来」が復活しているようなので、今後も楽しみである。


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by kels | 2018-02-02 21:14 | 食べる | Comments(0)

焼き肉食べ放題は昭和初期建築の古ビルの店を選ぶ

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札幌で庶民的な焼き肉チェーンと言えば、「味覚園」は「牛角」である。
どちらも食べ放題メニューがあるので、「とにかく肉をたくさん食べたい」という連中が集まるときには便利。
飲み放題を付ければ、安心して心ゆくまで飲んで食べることができる。

建築好きには、電車通り南側の中通りにある南2条店がお勧め。
ここの店舗は、昭和5年に建てられた歴史的な古ビルである。
当初は、上野活版という会社のオフィスとして使われていたらしい。

当時としては珍しい鉄筋コンクリート造りの3階建て。
軒先に歯状飾りがあったり、3階の窓枠はアーチ型だったりと、昭和モダンなテイストに溢れている。
昭和初期の無駄に豪華な雰囲気には、時代の息吹というものが感じられるようだ。

平成23年に焼き肉屋としてオープン以降は、ビル1階部分が見えなくなってしまったのが残念。
一方で、焼き肉を食べながらビル内部を見学できるので、そういう意味では悪くない。
鉄筋コンクリート造りだから、火災にも強いような気がする(内部が焼けたら終わりか)

ちなみに、食べ放題の焼き肉で満たされるものは、ただの満腹感だけである。
集団の飲み会では、割り勘の計算をしなくて良いので楽。
それ以上でもそれ以下でもないことを理解しておくことをお勧めしたい。


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by kels | 2018-01-28 07:28 | 食べる | Comments(0)

バレンタインチョコはもらう前に自分で買って食べる

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格別にチョコレートが好きだというわけではない。
どちらかと言えば、好きでも嫌いでもない。
あったら食べるけれど、ないからといって困るようなことはない。

ただし、イベントには乗りたいミーハー気質ではある。
特に、季節感溢れる年中行事は大好きだ。
そう意味で、バレンタインデーも忘れてはいけないイベントである。

大丸札幌店では、いち早くバレンタインの特設会場「ショコラプロムナード」がスタートした。
仕事帰りにふらりと寄り道してみると、結構な人出である。
札幌丸井今井の「サロン・デュ・ショコラ」ほどではないにしても。

どうせ男性客なんて皆無だろうと高をくくっていたら、意外と一人で来場している男性がいるので驚いた。
最近のバレンタイン商戦では、必ずしも恋人へのプレゼント用というわけでもないらしい。
自分の食べたいものを買って自分で食べるという自己消費が、かなり多いのではないだろうか。

特設会場には、いろいろと珍しいチョコレートが集まっている。
男性としても、女の子からもらうのをじっと待っているだけではなくて、自分の食べたいものを自分のために購入するという発想があって良い。
チョコに興味がなくたって、この季節のチョコレートは、やはり特別である。

特設会場では、あまりにお店が多すぎて目移りしてしまうのが欠点だろう。

真剣に悩んでいては、いつまで経っても決めることができないような気がしてくる。
ある程度のところで決断して、さっと会場を離れるのがコツだ。
どうせバレンタインデーが終わるまで、イベントはずっと続いているのだ。

今日は「レオニダス」でオランジェットを買って帰り、食後にコーヒーを飲みながら食べた。
オレンジピールをビターチョコレートでコーティングしたオランジェットは、好きなチョコレートのひとつである。
価格も手頃なので、食後のデザートにぴったりである。

バレンタインデーが終わるまで、いろいろなチョコレートを食べ比べてみよう。

ちなみに、大丸札幌店の「ショコラプロムナード」は、本日より2月14日までの22日間と長期開催。
対する札幌丸井今井の「サロン・デュ・ショコラ」は、1月31日から2月14日まで。
エムアイカード会員の皆様は、前日1月30日(火)に特別ご招待あり。

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by kels | 2018-01-24 20:34 | 食べる | Comments(0)

新しいカフェはさりげなくチェックしておく

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札幌の人たちは、本当にカフェが好きらしい。
この街では、常に新しいカフェが生まれ続けている。
そして、その中のいくつかの店は老舗の名店として、未来の札幌に受け継がれていくのだ。

新しい店ができたからといって、すべての店をチェックしているわけにもいかない。
大体「新しいから」というだけの理由で訪れた店の多くは、それが最初で最後の訪問となってしまう。
ブログで紹介さえもできないままになってしまうカフェが、これまでにどれほどあっただろうか。

その点、久しぶりにリピートしたいと思えるお店を見つけた。
北3条通り、サッポロファクトリーの北向かいにある小さなお店「UMIERE」である。
SNSでは既に話題になっているので、札幌市民の注目度も高いお店のようである。

「UMIERE」ではコーヒーの他に、洋服や生活雑貨、文房具なども取り扱う、いわゆる「ライフスタイルを提案」するセレクトショップ的なお店らしい。

とは言え、SNSでの一番人気は、やはりカフェで、それもソフトクリームの評価が非常に高い。
これまでに食べたソフトクリームとは違う、新しいソフトクリームなのだ。
このソフトクリームを食べるためだけに、お店を訪問する価値は、確かにあると思う。

けれど、コーヒー党の自分としてのお勧めは、やはりコーヒーだ。
店はカフェというよりもコーヒースタンドだが、テーブルもしっかりと用意されていて、落ち着いてコーヒー一杯を味わうことができる。
余計なものが何もないシンプルな空間は都会的で、一人でもカップルでも満たされること間違いなし。

ちなみに、オシャレなお店は、やはり女性に大人気なので、気になる男性は女性連れで訪れると安心。
別に男性一人でも全然何ともないお店だけれど。
(オーナーも男性でした)

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by kels | 2018-01-21 16:56 | 食べる | Comments(0)

焼きそばは昭和の純喫茶「オリンピア」で食べる

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札幌で老舗の純喫茶と言えば、道庁赤レンガの北向かいにある「オリンピア」に限る。
店名は東京オリンピックの開催に因んでいるというから、まさに昭和だ。
昭和を感じることができる純喫茶は、札幌では意外と貴重なのだ。

喫茶店フードと言えばナポリタンが人気だが、自分は焼きそばが大好きである。
焼きそばは、専門店で食べるよりも、昭和の喫茶店で食べたい。
初めての喫茶店に入ると、空腹ではなくても、とりあえずメニューに焼きそばを探してしまう。

流行のオシャレなカフェに焼きそばは絶対にない。
仮にあったとしても、それは似つかわしくない食べ物である。
喫茶店の焼きそばは、喫茶店の昭和を背負って生きているのだ。

その点、オリンピアは、ちゃんと焼きそばの似合う喫茶店である。
ボリュームがあるので、成人男性の空腹を必ず満たしてくれる。
コーヒーが似合うフードとしては、カレーライスに劣ることはない。

ちなみに、オリンピアは最近全席禁煙になった。
昭和の喫茶店らしからぬ話だが、これも時代の流れだろう。

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by kels | 2018-01-17 19:43 | 食べる | Comments(2)

スタバの朝ごはんは石窯フィローネを選ぶ

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スタバは、札幌でも非常に人気のあるカフェである。
中心部でも住宅街でもショッピングモールでも、スタバはどこでも混雑しているのが当たり前。

反面、スタバで「満席」になっていることは、おそらく絶対にない。
店内で特に多く用意されている2人掛けの席は、多くの場合、1人客によって利用されているからだ。
だから、スタバのパフォーマンスは、席数の半分程度と考えた方が良い。

もっとも、スタバには荷物置き場がないから、1人客が2人掛けの席を利用するのは合理的である。
バッグや脱いだコートを置くための空間として、座席は利用されているのである。
2人で2人掛けの席に座ると、荷物やコートのやり場に困るのが、スターバックスコーヒーである。

結局のところ、スタバは空いている時間を選んで行くのが正解である。
僕は、週末の朝食をスタバで食べることが多い。
雑誌を読みながら、心ゆくまで寛ぐことができる。

ちなみに、お気に入りのフードは、石窯フィローネのハム&マリボーチーズのやつ。
温めてくれるので、寒い冬の朝をほっこりと迎えることができて幸せになれる。
ただし、ペアリングはブラックコーヒーが無難(写真のときはラテ)。
 
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by kels | 2018-01-14 07:41 | 食べる | Comments(0)

回転寿司の汁モノはかに汁を選ぶ

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回転寿司屋に行くと、最初に汁モノの注文を確認される。
どういうわけか、回転寿司では汁モノが出てくるまでに、意外と時間がかかるらしい。
間違って終盤で注文すると、席を立つまでに出てこない可能性がある。

回転寿司の汁モノの具材は、魚のあら系、かに系、海藻系がポピュラー。
値段は海藻系が安いが、やはりカニ汁が一番美味しいと思う。
個人的には、次に好きなのが海藻系で、あら汁は食べるのが面倒くさいので、あまり注文しない。

カニ汁にはカニ用のスプーンが付いてくるが、カニは出汁を取るためのものと思った方がいい。
スプーンを使ってまで食べるほど、カニの身はない。
カニ汁は、あくまで汁を楽しむものである。

ちなみに、写真は「回転寿しトリトン豊平店」。
テレビや雑誌などで紹介される人気店で、いつでも非常に混雑している。
札幌の回転寿司屋って、どうしてあんなに人気があるのか、素朴に疑問。


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by kels | 2018-01-14 07:20 | 食べる | Comments(0)

味噌ラーメンは札幌市役所の地下食堂で食べる

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札幌と言えばラーメンであり、札幌のラーメンと言えば味噌ラーメンである。
時代は変わっても、この伝統は失われないでほしいと、切に願う。
札幌の味噌ラーメンは、もはや、札幌にとって伝統遺産のような存在なのだ。

札幌にはラーメン店が多い。
とにかく街中の至る所にラーメン屋がある。
旅人がラーメンを食べる場所を探すのに困ることはないだろう。

店は多いが、ラーメンの内容は店によって本当にそれぞれである。
人気店のラーメンが、必ずしも自分にとって最高のラーメンとは限らない。
自分に合うラーメンは、自分の足で見つけるしかないのだ。

最近食べた味噌ラーメンの中では、札幌市役所の地下食堂の味噌ラーメンが美味しかった。
500円を切る値段で、専門店に迫るクオリティは素晴らしい。
いわゆる「社食」のラーメンとは異なる次元のものを感じた。

札幌ラーメン道、やはり奥が深い。

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by kels | 2018-01-13 19:21 | 食べる | Comments(4)

夜明けのコーヒーはスターバックスコーヒーで飲む

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スターバックスコーヒーの朝は早い。
昨今のオシャレカフェの多くが、昼近くから営業を開始する中、スタバの多くは早朝から明かりを灯している。
まさに、一日の始まりを応援してくれているかのような営業スタイルだ。

札幌の朝は、まさにスターバックスコーヒーとともに始まる。
特に、朝早いビジネスマンにとって、スタバで飲む夜明けのコーヒーは、最高の一杯である。
夜明け前から動き始める者たちが、この街を支えているのだ。

ちなみに、スタバの営業開始時刻は早い店舗で午前7時。
札幌の真冬の日の出は、午前7時過ぎだから、夜明けのコーヒーは、まさしく真冬だけの一瞬の輝きである。
日の短い北国だからこそ可能な、非常に貴重な経験と言えるだろう。

「冬が長い」と嘆く前に、この一瞬の真冬を楽しみたいと思う。


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by kels | 2018-01-13 18:46 | 食べる | Comments(0)

ぶらり札幌ライフ


by kels