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敷島ビル

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いつも通りすぎていても、用事でもないとなかなか入る機会がないのが都心部のオフィスビル。
1970年に建てられたこの敷島ビルも、そんなオフィスビルのひとつだ。
都心部のオフィスビルに共通しているのが、地階部分に飲食店街を持っているということ。
当時は、ビルの地下に「名店街」みたいな名前のついた飲食店街を入れるのがスタンダードで、これが増大する都心部のサラリーマンたちの昼食を支えてきたといっても過言ではない。
考えてみると、札幌駅の地下にも名店街があったりして、当時はビルの地下に人が集まる仕組みだったのかもしれない。

大学生のころ、駅前で働く父と待ち合わせをして、昼食を奢ってもらったことが何度かある。
父の昼食の場所は、やはりこうしたオフィスビルの地下にある飲食店で、そうしたお店の中にはまさしく「名店」と呼ばれる有名なお店もあった。
敷島ビルの地下で食事をしたのは、その頃が最後かもしれない。

建ってから40年近くが経過しているというのに、ビルの床も壁もピカピカに磨き上げられていて、さすがに札幌駅前地区のビルだと思った。


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by kels | 2008-08-31 08:13 | 建築・景観 | Comments(0)
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