今年の「さっぽろ雪まつり」は、暖冬で雪像が溶けたりして大変だーと言われていますが、考えてみると、僕らが子どもの頃から、「雪まつり」の季節は不思議に暖かくて、足下がグチャグチャだったり、雪像が溶けたりしていたような気がします。 そこで、「雪まつり」の歴史を綴った「さっぽろ文庫 雪まつり」から、暖冬に関する歴史を拾ってみることにしました。 昭和30年 折からの暖冬異変で雪像は痩せ細った。 昭和34年 例年にない雪不足。 昭和35年 あいにくの雨で会場は水びたしになった。 昭和36年 極端な雪不足で開催が危ぶまれた。 昭和37年 暖気で大鵬の雪像が崩れた。 昭和38年 雪不足に悩まされた。 昭和44年 1月中旬まで札幌市内は積雪ゼロだった。 昭和51年 暖気のために崩れかけた8基の雪像を取り壊した。 昭和58年 50数年ぶりという雪不足と暖気だった。 昭和62年 3月中旬並みの高温に見舞われ、全壊する雪像も。 と、さっぽろ文庫に掲載されているだけでも、「さっぽろ雪まつり」は常に暖冬や雪不足との戦いであったことが分かります。 「雪害」と呼ばれるほど市民生活にとって苦痛であった雪を利用して始めた「雪まつり」なのですが、いざイベントとなると、2月の札幌は意外にも暖かいことが多いようです。 もちろん、年間平均気温や積雪量で見れば、2月が真冬であることは間違いないんですけどねー。 ところで、今日の夕方、午後5時過ぎに窓の外を見たときに、思ったよりも外の風景が明るくて驚きました。 いつの間にか、少しずつ日が長くなっていたんですねー。 「さっぽろ雪まつり」は真冬のイベントなのですが、毎年この季節になると、春がようやくそこまで来ていることを感じてしまうのです☆
by kels
| 2007-02-07 19:52
| 歴史・民俗
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Comments(2)
この記事をみて、そんなに雪不足や暖冬で困っていた時期があるんだ~と思いました。
特に「暖気のために崩れかけた8基の雪像を取り壊した」という事まであったんかぁ~!とビックリ。 なんだかんだ言いながらちゃんと開催されているもんだと思っていたんですよねぇ(;´▽`A`` 今年の雪まつりもあと少しですね~雪まつりが終わると春がやってくる気がするのは私も同じです♪
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kels at 2007-02-10 21:27
kuronekoさん、こんにちは~。
考えてみると、記憶の中にも「暖冬の雪まつり」って結構あったような気がします。 今日も「暖気のために取り崩した」雪像がありました。 確かに、春は近いんですよねー☆
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