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012 世界風俗こけし人形

1970(昭和45)年といえば大阪万博が開催された年だ。
国際的な大イベントの開催を前にして、日本の関心は世界各国へと向けられ、それは小さなこけし人形の世界にも波及した。



昭和30年代に流行した各地のお土産こけしは、昭和45年の大阪万博を前にして、世界を舞台にしたこけしへと発展していく。
それが、「世界風俗こけし人形」シリースだった。
世界各国の民族衣装をまとったこけし人形は、万博開催を控えて高まる国際熱の中で流行した。

今も、フリーマーケットや骨董市などで見かけることは珍しくなく、当時の流行ぶりをうかがい知ることができる。
相場は、フリマで50円から、骨董屋でもせいぜい300円といったところ。
見つけるたびに少しずつ買い集め、いつの間にかAKB48ごっこができるくらいの数が集まった。



それぞれ個性的で美しいデザインだが、中でもお気に入りは「エスキモー」。
鮭と思しき青い魚をぶら下げているところが、特に素晴らしい。
多分に誤った文化観も散りばめられていると思われる本シリーズだが、このあたりの緩さが昭和的ということなのかもしれない。
by kels | 2011-05-01 21:40 | 古物・雑貨
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