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札幌は1年で最も日の入りの早い季節に入った

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十二月の初め、久しぶりに教室に現れた純子は、さらに一回り大人びて見えた。
私は、純子が東京に行ってきて、私のことはすっかり忘れたのではないかと怖れた。
だが、この不安は思い過ごしにすぎなかった。
その三日後、純子は昼休みに私に近づき、
「今夜七時、豊平川の堤の上り口のポプラの下で逢いましょう」と囁いたのである。

「阿寒に果つ」渡辺淳一(1973年)

ホワイト・イルミネーションが始まって、駅前通りにもまぶしい光が灯るようになった。
暗い札幌の冬を照らす光は貴重だと思う。
なにしろ、夕方16時には日没で、札幌の長い夜が始まるからだ。

冬になると、夜の写真が多くなる。
冬の夜が美しいということもあるだろうが、やはり、夜が長いことが、その理由だ。
午後少しモタモタしていると、あっとう間に日は暮れてしまう。

今年の冬至は12月22日だそうである。
気が付けば、夜の最も長い季節に入っているのだ。
夜が長いと感じるのは、感覚的なものではなく、本当に長いのである。

ちなみに、12月22日の日の入りは16時03分である。
一方で、12月4日から15日までの間の日の入りは16時ちょうど。
12月16日以降は、日の入りの時間は少しずつ遅くなっていく。

つまり、1年で最も日の入りの早い季節が、ちょうど今だということになる。
日の出はまだ遅くなるから、夜はこれからも長くなっていく。
ただし、夜の始まりが早いのは、冬至よりも早いこの季節なのだ。

そう考えると、冬も少し楽しいかもしれない。
1年で最も日の入りの早い季節。
ホワイト・イルミネーションを、最も楽しめる季節なのだから。


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by kels | 2015-12-06 06:04 | 観光・風物詩
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