<< あまりにゆとりがなさすぎるんだ... 深い青さが宝石のように光るガラ... >>

札幌の木に選ばれたのが、どうしてアカシアではなくライラックだったのか

b0103470_2122015.jpg

札幌はライラックの街である。
少なくとも、ライラックは「札幌の木」として指定されている。
花はスズラン、鳥はカッコウ、木はライラック。

さぞかし、ライラックは札幌市民の生活と深い関わりを持ってきたのだろう。
そう思って、昔の人が書いた文章をいろいろと読み返しているのだけれど、ライラックに関する記述は意外と少ない。
うーん、これはちょっと意外な感じだ。

例えば「雪博士」として著名な北大の中谷宇吉郎が、札幌の季節について書いた文章がある。

雪融の泥と寒風一杯の四月が過ぎ、五月の中頃になると待ちかねたように桜と桃とが咲く。
札幌神社の境内には紅白の幕を張り廻して、わざわざ内地から移植した桜の寒い花見をするのである。
(中略)
本当の札幌の春は六月十五日の御祭りとともにきて、そしてそれがすなわち初夏なのである。

「北海道」中谷宇吉郎(1960年)

春から夏へと移り変わる季節の札幌の中に、ライラックは登場しない。
中谷宇吉郎に限らず、多くの人たちが、札幌の四季の美しさについて書いているけれど、特にライラックが人々の印象に残っているというふうでもない。
ライラックは札幌市民の生活の中に定着してきた花だったのではないか。

対照的に、多くの人たちに書き残されているのがアカシアである。
明治以来アカシアは札幌の街を象徴する樹として、たくさんの人たちの心に寄り添ってきた。
アカシア並木を見て札幌を思い出す人たちも、決して少なくはなかったことだろう。

僕が思うのは、札幌の木に選ばれたのが、どうしてアカシアではなくライラックだったのかということである。
当時の人たちに聞いてみないと答えは分からないけれど、何だか謎である。
アカシアの花咲く季節までに、ちょっと調べてみようかな(笑)


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2014-05-19 21:31 | 観光・風物詩
<< あまりにゆとりがなさすぎるんだ... 深い青さが宝石のように光るガラ... >>