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「やまはなサンパーク」と新しい札幌の歴史

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中央図書館の裏に回ると広い公園のような空間がある。
「やまはなサンパーク」という名前が付いているから、公園であることは間違いないらしい。
遊具のようなものは特になく、広い芝生とベンチが並んでいる。

早朝の散歩でここに立ち寄ると、犬の散歩をしている人たちの集会所みたいになっている。
とても広い空間だから、犬を遊ばせるにも、ちょうどよいものらしい。
早朝の犬の散歩の時間帯に、ここは一番賑わっているような気がする。

休日の午後には、親子連れがキャッチボールやサッカーなどを楽しんでいる。
この周辺で思い切り体を動かして遊べる場所というのは、なかなか見つからない。
山鼻地区では、かなり貴重なオープンスペースだと思われる。

もともと、この場所には北海道教育大学があった。
大学が現在地のあいの里に移転したのは、1987年のこと。
広い大学跡の敷地には、中央図書館のほか、山鼻中学校やマンションや東急ストアなどが次々と誕生した。
バブル経済の中で、山鼻地区も大きな変貌を遂げたわけだ。

「やまはなサンパーク」は、そんな時代に生まれた、街の中のゆとりの空間だ。
春には桜の花が舞い散り、秋には落ち葉がベンチを埋める。
ベンチに座れば、季節の移り変わりを見せる藻岩山が、美しく広がっている。

図書館で本を借りた後に、ここでぼんやりと本に親しんでいる主婦がいる。
高校の制服を着た恋人同士が、幼い恋を語り合っている。
何かを思い出しているかのように、ただ、ぼんやりと藻岩山を眺めて老人が座っている。

たくさんの人が、それぞれの思いを胸にして、このベンチに座り、芝生を走り、藻岩山を仰いだ。
たった20数年という年月の中で、もう無数の小さな歴史が刻まれているらしい。
新しい街には歴史がないなんて嘘だと思った。


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by kels | 2013-10-28 21:30 | 建築・景観 | Comments(2)
Commented by 桜子 at 2013-10-29 17:57 x
こんにちは。教育大は、ずっとあいの里だと思っていました。山鼻地区にも、深い歴史があるんですね。

中央図書館は高校生の頃によく利用しましたが、社会人になってからは全く訪れていません。図書館周辺の雰囲気も、だいぶ変わったのかなぁ。

あ、そうだ。この記事とは関係ないのですが…札幌駅近くの日本生命札幌ビル1階に「in ZONE」という雑貨屋さんがあります。手頃な値段の一輪挿しが、ありましたよ~余計な情報ですね(*^^*)
Commented by kels at 2013-10-29 21:41
桜子さん、こんにちは。
教育大もすっかりとあいの里というイメージが定着しましたね。
山鼻に教育大があったということすら、なんだか夢みたいな気持ちがします。

「in ZONE」は、いつもふらりと立ち寄っているのですが、一輪挿しを探したことはありませんでした。
情報ありがとうございます!
この次は探してみたいと思います。
北欧デザインのガラス的なやつがほしいんですよね~。
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