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アイドルと親衛隊とのライブ感溢れる路上パフォーマンスを観た

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札幌中心部では、今年も「だい・どん・でん」が開催されている。
夏の終わりから秋の始まりにかけての、大道芸人たちのためのイベントだ。
歩行者天国になった通りのあちこちで、様々な芸が披露されている。

毎年観ていれば、常連となった出演者たちの顔を覚えることもある。
そして、昨年良いと思った大道芸は、ぜひ、今年も観たいと思うものである。
そうやって、少しずつお気に入りの大道芸が増えていくわけだ。

もっとも、だからといって、特にスケジュールを確認するというわけでもなく、僕は街をフラフラと歩いていた。
偶然、お気に入りの芸にぶつかればそれでいいし、仮にそうではなくても、それはそれでいい。
街歩きなんて、そのくらい気軽なものの方が楽しいものだ。

札幌パルコの前で写真を歩いていくと、軽快なポップミュージックが聴こえてきた。
そして、音楽に被さるようにして、若い男の子たちの大きな叫び声が聞こえてくる。
1980年代に聴いた、アイドルの親衛隊のような絶叫する声。

近付いて行くと、実際、そこではローカルなアイドルらしき女の子たちが歌いながら踊っていて、彼女たちを取り囲むようにして、男の子たちが熱心に見守っている。
彼らは、音楽に合わせて、よく聞き取れない掛け声を叫んでいた。
紛れもなく、アイドルと親衛隊とのライブ感溢れる路上パフォーマンスが繰り広げられていた。

女の子たちは軽妙に体をくねらせながら、霧雨に濡れながら踊り続けている。
どの表情も開放感に溢れていて、瞳はきらきらと輝いている。
そして、彼女たちを必死に応援する男の子たちの瞳も、みんな、彼女たちと同じくらいに輝いていた。

いろいろな生き方があって、いろいろな青春がある。
複雑な青春が、今、この歩行者天国となった路上で、一瞬交錯しているのだと思った。
少なくとも、今、この一瞬。

踊っている女の子と目が合った瞬間、彼女は僕に向って微笑んだような気がした。
僕は静かに背を向けて、自分の進むべき道を歩き始めた。
男の子たちの声援は、札幌の街に吸い込まれて消えた。


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by kels | 2013-09-01 07:57 | 日記・つぶやき | Comments(0)
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