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「一松 魚力」のホッケ定食

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家庭でも食べることができるのに、定食屋さんなどでのチョイスの可能性が大きいもののひとつに「ホッケ」があります。
ホッケという魚は、北海道ではどこの地方でも食べられている、とてもメジャーな魚だと思われますが、この魚が北海道以外ではあまり食べられていないということは、近年まで知りませんでした。

もともと、北海道地方でも低級魚として扱われていましたが、ニシンが獲れなくなるなど、漁業事情の変化に伴って、食卓を飾る重要な魚へと格上げされたと言われています。
さっぽろ文庫「札幌食物誌」にも、ホッケについての項目がありました。

北海道の沿岸に多く、大量にとれるホッケは低級魚とされているが、味はばかにならない。
春のホッケは脂がのっていてうまいし、開き干しは好んで食べられている。
小さなものは燻製にされるが、これも愛好者が多い。

この魚は成長によって呼び名が変わる。
青緑色で小さいときはアオボッケ、生後一年を超えるとローソクボッケ、一年半経つと表層に出て餌を追うようになるが、これをハルボッケといい、その後は沖の底に入るようになって根ボッケという。

ホッケという名称の由来は、法華宗の坊さんがこの魚を食用にすることを教えたからといわれているが、ユーモラスな響きをもつ呼称である。

そういえば、オホーツク海沿いの街で暮らしていたころ、港の岸壁で釣りをすると、よくこのホッケが釣れました。
ポイントさえ分かれば、比較的入れ食い状態になって、それなりに楽しい釣りとなったものです。

「一松 魚力」のホッケ定食_b0103470_8381288.jpg

さて、前置きが長くなってしまいましたが、大通近辺で「ホッケ定食」が食べたくなったとき、いつも利用しているのは地下鉄大通駅直結、新大通ビル地下の「一松 魚力」です。
いわゆる居酒屋ランチですが、ランチメニューも豊富で、当然ながら魚系定食がより充実しています。
(肉系定食もありますが)

僕が、このお店を利用するのは、とにかくホッケを開いたのを焼いたやつで、ご飯をワシワシと食べたいときと決まっているので、普通でも多いご飯を大盛りにしてもらいます。
ちなみに、ご飯の大盛り・お代りは無料。
こういう気分のときには、副菜とかにあまりこだわる必要はなし、とにかくホッケがあればいいっていうやつですね。

焼いたホッケ(根室産)が美味しいのは当然の話で、ここのお店はご飯が銀シャリ、ピカピカと光っていて、米好きにはたまらない完成度。
きちんと仕切られたテーブル席で食事をすることができるのも、ランチタイムには落ち着けて良いですね。

「一松 魚力」
札幌市中央区大通西4-1 新大通ビル B2F
011-272-0730
昼11:30~14:30、夜17:00~23:00
定休日 日曜日・祝日



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by kels | 2012-01-19 20:00 | 食・グルメ | Comments(0)
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