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フルヤのウインターキャラメル

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地下街オーロラタウンの「きたキッチン」で、「フルヤのウインターキャラメル」を買ってきました。
北海道では冬の定番的おやつです(笑)
まあ、そんなわけでもありませんが、一定の世代の方には懐かしいお菓子であることは間違いないでしょう。

ウインターキャラメルについては、「札幌の食いまむかし(茜会編)」の中で詳しく紹介されていますので、引用してみましょう。

札幌市民に馴染み深い古谷製菓(株)は、明治33年、現在の長崎屋の隣り(中央区南1西1)にかねまる古谷商店の名前で乾物雑貨卸商として創業を始めています。
初代、古谷辰四郎は取扱い商品の中の澱粉(北海道産のじゃがいも)から飴をつくることを思いつき、大正5年から6年にかけて北海道大学に依頼、研究を重ねました。
同6年、現在地(東区北6東11)に製飴工場を建設し、「かねまるキャンデー」(苺とりんごの味)として販売されたのが始まりです。

大正14年には、キャラメル工場を建て生産を始め、昭和5年、初代社長がヨーロッパ旅行の折、キャラメル製造機械を購入しミルクキャラメルの製造が始まりました。
原料は、すべて北海道の特産品でつくられたのです。
澱粉からつくられた水飴に牛乳をたっぷり入れて加工し、甘くなんともいえぬ味ができたのです。
外箱のデザインは、スウェーデンの旗(紺地に黄色)にヒントを得たもので、当時ユニークなデザインとして味とともに好評を得るのに十分であったと聞いています。

この年には日浦武雄によってウインターキャラメルの生産も冬期間(12月~3月まで)のみ始められています。
ミルクキャラメルの原料にバターをたっぷり入れてつくられ、寒い冬山で食べても軟らかく、味も良くエネルギー補給にも適していて、スキーやスケートなど冬期間のスポーツには欠くことができないものでした。
外箱のデザインは、スイスのスキーヤーの一本ストックフォームに赤とグレーの配色が季節感を盛り上げ、年齢を問わずに好まれたのです。

札幌の食いまむかし・茜会編(1984年)

元祖「古谷製菓」は、1980年代になくなってしまいましたが、近年は子孫が会社を復興して、伝説の「ウインターキャラメル」を復刻させています。
その子孫が、あの「ショコラティエ・マサール」の古谷勝さんであるというのは、さすがにすごい話ではありますね。


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by kels | 2012-01-13 20:32 | 食・グルメ
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