札幌駅前で進められている「札幌西武デパート」の解体工事、建物の姿はほとんど見えなくなってしまって、どうやら工事も終盤に入っているのではないかと思われます。 当面は、更地のまま駐車場として管理するとかで、札幌駅前の景観も随分と寂しいものになりそうです。 「札幌西武」が、まだ「五番館デパート」だった頃、「五番館」は札幌市民にもっとも親しまれた百貨店のひとつでした。 今くらいの年末ともなれば、お歳暮を買い求める人たちで、随分と賑わっていたはずです。 そんな時代の記録が、上の写真の「御歳暮の栞・五番館製」。 昭和30年の暮れに発行されたもので、今でいうお歳暮のカタログですね。 今となっては、当時の人々の暮らしぶりが見えてくる、そんな史料となっています。 「12月1日より 全店歳暮大売り出しクリスマスセール」。 最近では、年末バーゲンも11月中に始まるところが多いですが、当時は12月から始まるのが一般的だったようです。 昭和31年1月のカレンダーなんかも掲載されていて、年末らしさを感じさせてくれます。 カタログは、紳士・婦人・お家庭・お子様・食料品などのカテゴリー別に「好適品」として紹介されています。 写真は、「お子様向好適品」のページで、クリスマスを意識した作りになっていますね。 ちなみに、一番安い「100円位」のコーナーでは「ビニール製玩具」などが、1,500円以上の高額コーナーでは「さくら人形」が主力商品になっているようです。 裏表紙には、「地味な経営 それだけお安く」というキャッチフレーズが。 いかにも五番館らしい言葉ですが、「五番館西武」へ転身後はバブル景気に全面的に乗っかったようなバブリー商法で、札幌市民を驚かせました。 規模縮小してでも、「五番館百貨店」であってほしかったなあと思いますが、それは市民の勝手な思い入れかもしれませんね。 にほんブログ村 ↑↑↑↑↑ 「にほんブログ村」に参加をしてみました。 1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels
| 2011-12-18 18:26
| 歴史・民俗
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