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真冬日

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朝、仕事に出かける準備をバタバタとしながら、窓の外を見るといつもよりも明るい気がした。
最近は、日の出前の真っ暗な中を出かけていたから、少し空が明るいだけで、妙に季節が移り変わりつつあるような気がする。
でも、これは確実に一歩ずつ、季節は春へと動いているということなのだ。

それにしても、12月の天候が嘘だったみたいに、今週の札幌は寒くて、そして毎日のように雪が降った。
北海道の冬なんだから当たり前なんだけれど、これだけ寒さが続くとやはり堪える。
待ち遠しかった雪が実際に積もると、街のあちこちで交通障害が発生して、至るところで渋滞の列。
当然、バスも市電もなかなか時刻どおりには動いてくれない。
この雪でJRさえまともには動いていないのだから、仕方のないことか。

明日の仕事がキャンセルになったので、写真でも撮りに行こうかと思っているけれど、この真冬日が続く中、カメラは大丈夫なのだろうか。
ということで、その昔、オホーツク海に面した街で、毎朝のように流氷を撮りに行っていたころに使っていたカメラを思い出して、クローゼットの奥から懐かしいカメラを取りだしてきた。

あの頃は、このカメラを持って、毎朝夜明け前に海岸まで出かけ、雪の中に重い三脚を立てて太陽が昇るのを待った。
少しずつ空が明るくなってくると同時に、海をびっしりと埋めた流氷の様子が見えてきて、興奮しながらシャッターを切っているうちに、36枚撮りのフィルムがあっという間になくなった。
ネイチャーフォトが本当に好きだった時代。

なんてことを考えながら、思い出のカメラを持ってみたら、ボディのグリップラバーがやたらとベタベタする。
なんじゃ、こりゃ。
ネットで調べてみると、この時代のカメラを持っている人たちにとっては、どうやら共通の悩みのようだ。
なんだって、そんなカメラ作るかな~。
仕方がないから、とりあえずは台所洗剤薄めたやつで、きれいに清掃して、、、

あれ?カメラの中にフィルムが入っている。
いったい、いつから入れっぱなしのフィルムなんだろう。
ていうか、いったい何を撮っていたものなのだろう。
もう何年も使っていないのだから、そんなことを覚えているはずもない。
まさか、このカメラを再び使う日が来るとは思わなかったし。

さて、明日はどうなることやら。

風来坊気取り雪晴れで猫と遊ぶ kels


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by kels | 2011-01-14 21:17 | コラム・随想 | Comments(0)
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