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札幌おみやげ品案内

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お土産とか名産物とか言われるものは、時代の移り変わりがわかっておもしろいものが多いです。
たとえば、写真は昭和初期の札幌のおみやげ品案内で、札幌市物産協会が出したもの。
「第五回冬季オリムピックの札幌2600/1940」が、時代を教えてくれています。
幻に終わった戦前の冬季オリンピックに対する期待が、どこか感じられますね。

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見開きの中ページは、「土産品定価表」となっていて、カテゴリ別に名産物が記載されています。
「菓子類」の項目では、「原始林」や「蝦夷吹雪」「千秋餅」などといった、当時の銘菓が並んでいます。
今も残っているものは、さすがに少ないですね~。
「バター飴」くらいでしょうか。
そう考えると、バター飴ってものすごく歴史のある北海道銘菓ということになりますよね。
僕はいまだにあのバター飴が大好きだったりします。
あまり食べる機会はありませんが。

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裏面には、販売店の案内が。
さすがに、こちらもほとんど残っていない中で、「千秋庵」の名前があるのはさすがです。
「明治製菓」は全国規模のメーカーなので別格。
「五番館」がなくなってしまったのが、本当に残念ですね。
「三越」は、この時点で名前が入っていませんでした。

なんていうことを、いろいろと考えながら、古い資料を見ているだけで、いい時間つぶしになります(笑)

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by kels | 2010-11-16 21:55 | 歴史・民俗 | Comments(0)
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