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パンダ公園

パンダ公園_b0103470_18421549.jpg

再分解してシャッター部分の調整を終えた「大人の科学」付録の二眼レフカメラ、Gakkenflexを持って、パンダ公園へ出かけた。
広い公園の中には、懐かしいパンダが何匹も放されている。
おもちゃカメラには、ぴったりのシチュエーションだ。

懸案だったシャッター部分の不具合は完全に解消されて、シャッターが開きっぱなしで写真が真っ黒になるという失敗は1枚もなかった。
とりあえず、分解・再組立した意味はあったわけだ。

後はピントと手ブレ対策である。

まず、ピントの方だが、細かいピント調整ははっきり言って難しい。
ファインダーでの確認そのものが難しいので、何となくの勘でピント合わせをするしかない。
ただし、被写体からある程度離れると、そこそこに広い範囲でピントが合うみたいなので、近距離でなければそんなに問題ではないかもしれない。

現実的には、手ブレ対策の方が重要で、今回も手ブレによる失敗作品が多かった。
特に、空や建物の上の部分など、高い位置にあるものを撮るのは、かなり困難である。
二眼レフの構造上、お辞儀をした姿勢でシャッターを切るから、これを空に向かってやるのはほとんど不可能である。
ある程度、構図を決めたらノーファインダーで撮るしかないのだけれど、二眼レフを空に向けてシャッター・ハンドルを切るのは、予想以上に大変だった。

半面、低い位置にあるものを撮るのは、普通のカメラに比べてとても楽である。
なにしろ、自然体でウエスト・レベルの撮影になるわけだから、二眼レフカメラは下の視線が案外大切なのかもしれないと思った。

今回得た教訓をもうひとつ、建物内などの室内空間はやはり苦手だということ。
テーブルの上などにカメラを固定して、じっくりとシャッターを切る分には問題がないのだけれど、歩きながらのスナップをするには、ISO400の高感度フィルムでもやはり難しい。
そもそも二眼レフとスナップ撮影というのが、どうかという問題があるけれど、やはりトイカメラは太陽の下で遊ぶべきカメラだと思った。

とにかく、ちゃんと使えることが分かったので一安心(笑)

それと、自然体で縦位置の写真が撮れるというのは貴重。
ハーフサイズカメラで撮るみたいに、縦長の写真をバンバン撮れる。

青空の日には、時々持ち出して遊びたいカメラだ。


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by kels | 2009-11-23 19:05 | 建築・景観 | Comments(0)
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