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札幌アート散歩

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札幌は、とりわけ美術作品の多い街である。
美術作品はもちろん美術館を中心とする収蔵館にあるわけだが、美術館ではない公共空間(パブリック・スペース)における美術作品が多いことも、札幌の特徴である。
公共空間にある美術品だから、もちろん見学に料金が発生することはないし、その多くは開館時間や閉館時間などに制限されるものではない。
タダで美術作品を観ることができるわけだがら、これを大いに利用しない手はないわけで、これを散策の目的のひとつとしてしまうことも、札幌ならではの散歩と言える。
なにしろ、文化の秋、芸術の秋である。
普段はアートに縁遠い人であっても、散歩ついでのアート見学くらいだったら、特に負担となるべくものでもないだろう。

アート散歩の基本は、やはり多数の作品を展示している美術館巡りである。
札幌市内で言うと、公共の美術館としては、道立近代美術館や道立三岸好太郎美術館、札幌市彫刻美術館などがあり、少し遠いが、芸術の森などもある。
また、私設の美術館としても、本田明二ギャラリーや大通美術館などがあり、地下鉄や市電を利用した小さな旅行が可能である。

しかし、ここで主張したいのは、やはり入館料を必要としない公共空間におけるアート探訪の旅であり、特に、大通公園や中島公園などの公園や、駅前通りなどの大きな街路を舞台として設置されているアート作品を訪ねて回る、極めて気軽な美術散策である。
都市の中には、建物と一体化したオブジェなどが存在することもあり、それがアート作品として認識されていないことも多いから、きちんと目を凝らして街を探して歩いてみると、意外な発見や感動があることだろう。
きちんと心を開いて街を歩くことで、それまで見過ごしていたアートな物体に出会うこともあり、それはきっと札幌の再発見という感動へと繋がっていくはずである。

難しい話はさておいて、とりあえずはこれで散歩のテーマをひとつゲット、週末にはインスタントなアーチストと化して、芸術の街を散策してみようではないか。


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by kels | 2009-08-17 19:02 | 日記・つぶやき | Comments(0)
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