「祭り」は、単に「祭り」というだけで夏の季語である。 わざわざ「夏祭り」ならずとも、祭りはそれだけで夏の風物詩なのだ。 昔は、ただ「祭り」といえば、京都の賀茂神社の祭りを示したという。 現代では、都市の祭りの多くが夏に集中していて、やはり祭りといえば夏祭りだという感覚がある。 有名な祭りは各地にあるけれど、それぞれの街に根付いた祭りには、それぞれの街の楽しさがある。 テレビや週刊誌などで大々的に報じられる、全国区となった祭りよりも、小さな街に連綿と伝わる小さな祭りほど興味深いものはない。 夢みたいな話だけれど、寅さんのように各地の祭りを巡りながら、行商して歩くことができたなら、どんなに素晴らしい人生になっただろうか。 神田川祭の中を流れけり 久保田万太郎久保田万太郎の俳句は、どうしてこんなに単純なのに、これほど情緒に満ちているのだろうか。 ↑↑↑↑↑↑ 「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels
| 2009-08-09 21:48
| コラム・随想
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