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北星学園のライラック

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毎年、ライラックで楽しみなのが、この北星女子高校のライラック。
奥に見える百年記念会館とライラックとのツーショットが、札幌の歴史の一端を紐解いているようで、とても感激してしまうのである。

ライラックを札幌に最初に持ち込んだのが、北星女学校の創始者であるサラ・クララ・スミスであることは有名なお話。
スミス女史の持ってきたライラックは、学園の前庭で大切に育てられていたけれど、太平洋戦争の最中に敵国文化との理由で撤去されてしまう。
たまたま、北大植物園に株分けされていたものは無事だったので、戦後になってから学園に戻ってきたものが、現在も前庭で花を咲かせている。

一方、奥に見えている黄色い洋館は、1926年、マックス・ヒンデルによって建てられた百周年記念館(当時は女性宣教師の住居だった)。
遠くて分かりにくいが、壁には北星の象徴ともいえるライラック色が使われていて、ライラックの花が咲くこの季節には、そのコラボレーションが特に素晴らしい。

仕事へ出かける前の早朝散歩で、ライラックと古い洋館を見て、気持ちはかなりリフレッシュ。
身近な歴史のエピソードって、本当におもしろいなあ。


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by kels | 2009-05-24 19:27 | 観光・風物詩 | Comments(0)
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