最近読んだ本の覚え書きの続き。 村松友視の「海猫屋の客」。 この小説を初めて読んだとき、僕はまだ10代だった。 当時、既に札幌でひとり暮らしをしていたけれど、幻想的に描かれる小樽の街に仄かな憧れを抱いたことは間違いない。 およそ地元の人間にとっても憧れを感じさせるほど、この小説の中の小樽は「できすぎ」ている。 そして、それが単なる旅行者である小説家によって描かれていることは、やはり素晴らしい。 旅人によって描かれた街であることが、ナルシズムに陥らない鍵であるし、そのくせ作者はきちんと小樽の街に体を馴染ませているから、文章の流れの中に、物語の舞台としての小樽が違和感なく描かれている。 古本屋の100円均一棚で文庫版を見つけて、たまたま買ったのだけれど、買って良かった、小樽へ遊びに行きたい!という気持ちになった(笑) 久しぶりに、冬の小樽の写真でも撮りに行こうかな。 もちろん、海猫屋のカレーライス付きで(笑) ↑↑↑↑↑↑ 「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします☆
by kels
| 2008-12-15 21:15
| カフェ・喫茶店
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