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北菓楼「空知郡バタ煎餅(クッキー)」は石川啄木の名作から生まれたお菓子です

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今日で年末年始のお休みも終わりです。
長いお休みもいつもの休みどおりにカフェでまったりとして過ごしました。
お正月も営業しているカフェってすごいです。

さて、今回は北海道のお菓子紹介シリーズ(シリーズ化するのか?)から、北菓楼の「空知郡バタ煎餅(クッキー)」をご紹介したいと思います。
砂川市のお菓子屋さん北菓楼は、旧道立文書館を店舗に改装するなど、文化的な香りが強く、商品名にも北海道の旅情がたっぷりと漂っています。
この「空知郡バタ煎餅(クッキー)」も、分かる人にはたまらない北海道文学の香りがプンプンしていますよね~。

石川啄木が好きな人は、商品名を聞いただけで「なるほどね」と納得してしまうのではないでしょうか。
そうです、キーポイントは「空知郡(そらちごおり)」と「バタ」の2文字。
「空知郡のバタ」と言えば、石川啄木のあの名作ですよね。

明治44年、石川啄木は日記の中に、こんなことを書き残しています。

もう一通は橘智恵子からであった。
否北村智恵子からであった。
送った歌集の礼状である。
思い当たるのがあると書いてあった。

今年の五月とうとうお嫁に来たと書いてあった。
自分のところで作ったバタを送ると書いてあった。
そうして彼女はその手紙の中に函館を思い出していた。

「明治四十四年当用日記」石川啄木(1911年)

石川啄木は、函館の小学校で代用教員として勤務した時に、同僚の教員・橘智恵子と知り合います。
函館大火で焼け出された啄木は、札幌へ引っ越ししてきますが、橘智恵子に対する思いは、相当に強かったと言われています。
代表作「一握の砂」のうち、なんと22首が、この橘智恵子について歌ったものだというからすごいです。

啄木は、札幌の後、小樽、釧路を経て東京へ移住しますが、橘智恵子に対する思いを抱き続けていました。
「人妻にならないうちに、もう一度だけでも会いたい」と書き記していますが、ある年、とうとう名前の変わった智恵子からの手紙を手にします。

初めて苗字の変わった賀状を貰った。
異様な気持ちであった。
「お嫁には来ましたけれど、心はもとのまんまの智恵子ですから」と書いてあった。
そうして自分のところでこさへたバタを送ってくれたと書いてあるが、東北線の汽車雪でおくれてるのでまだ着かない。

「明治44年書簡」石川啄木(1911年)

友人に宛てた手紙の中でも、啄木は「異様な気持ち」を吐露しています。
そして、このとき、非常に重要な役割を果たしたアイテムが「バタ」でした。
空知地方の北村牧場へ嫁いだ智恵子は、自分の牧場で作ったバターを啄木に宛てて送っていたのです。

そうして、一首の有名な作品が完成しました。

石狩の空知郡(そらちごおり)の
牧場のお嫁さんより送り来し
バタかな。

「悲しき玩具」石川啄木(1912年)

北菓楼のこのお菓子は、もちろん、啄木のこの作品をモチーフとしたものです。
北菓楼自体、空知郡(そらちぐん)のお菓子屋さんですので、まさに作品にぴったりのお菓子だったのでしょう。
啄木ファンならずとも一度は口にしていただきたい、北海道銘菓ならぬ「空知銘菓」です。

ちなみに筆者も空知郡出身なので、強い思い入れがあるのかもしれませんね。


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by kels | 2017-01-03 18:26 | 食べ物 | Comments(0)

札幌マルヤマクラスの「スタバ福袋2017」購入レポート

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毎年恒例となっているスタバの福袋購入に、今年も参加してきました。
僕はいつも大晦日に深夜営業しているマルヤマクラス店で、日付の変わった瞬間に福袋を購入することにしています。

ゆっくりとコーヒーを飲みたいと思ったので、夕食を終えた後、すぐにスタバに向いました。
21時半過ぎには店に到着したと思います。
店内には、パラパラとお客さんがいますが、いつもに比べると非常に閑散としています。

なにしろ、大晦日ですからね(笑)

福袋購入のルールですが、23時30分から店の前で整理券を配付するという方式です。
22時を回った頃、最初の客が、整理券配付場所に並んだようです。
店内にいた客がそれを確認して、店を出て列に並びました。

この場所はマルヤマクラスの出入り口にあたるので、ドアが開くたびに冷たい風が入ってきます。

22時30分、整理券配付開始まで残り1時間の時点で、30人くらいの人たちが並んでいました。
マルヤマクラス店の福袋販売数は90個と発表済み。
しかも、今年から福袋は1種類のみで、一人一個の制限付きです。

23時過ぎ、並んでいる人たちにカフェミストの試飲サービスがありました。
整理券は予定通り23時30分に配付するというアナウンス。
23時15分頃にはドーナツの試食サービスもありました。

23時30分、予定通り整理券の配付開始。
早くから並んでいたので一桁台の番号をゲットすることができました。
気合入りすぎです、はっきり言って(笑)

整理券を入手した人たちは、店内に避難したり、一度帰宅したりしています。
ちなみに、整理券は元旦中であれば福袋と引き換えできるそうです。
静かだった店内が、少し賑やかになってきました。

午前0時直前、店内でカウントダウンが始まりました。
元気の良い男性スタッフの声で、無事に2017年がスタート。
今年も新年をスターバックスコーヒーで迎えてしまいました(笑)

福袋を購入しようとレジに向うと、既に長い列ができています。
90個分の整理券はまだ余っているらしく、午前0時過ぎに到着したお客さんも整理券を受け取って、レジの列に並んでいます。
結論としては、午前0時に来店しても福袋は購入できたということになります。

無事に福袋を購入して店を出たときに、最後の整理券がなくったようです。
時間にして午前0時30分頃だったでしょうか。
大きなトラブルや混乱もなく、無事に2017スタバ福袋祭りは終了しました。

一人一個の購入数制限をすることで、たくさんの人たちが福袋を購入することができたと実感しています。


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by kels | 2017-01-02 06:38 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)

【欠航上等】冬の北海道旅行で注意したい交通リスクを知っておこう【運休ですが何か?】

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札幌では12月としては50年ぶりの大雪の到来で、街はまさしくパニック状態に陥っています。
特に交通事情はかつてないほど最悪で、連日大きく報道されるなど、雪害の影響の大きさを改めて理解しなければならない状況でしょう。
もっとも、冬の北海道に雪は当たり前で、「12月」としては異例の大雪だとしても、シーズン通して考えてみると、いわゆる「ドカ雪」そのものは決して珍しい気象現象ではありません。

そこで、今回は冬の北海道旅行で注意したい交通リスクについて考えてみたいと思います。

◆飛行機による移動は一種のギャンブル?

仕事の関係で、僕も一冬の間に何度かは東京へ出かけます。
移動手段はどうしても飛行機になりますが、冬に飛行機を利用した計画を立てる場合、「行けない場合もある」と想定することが前提になります。
実際、飛行機の移動はギャンブルみたいなもので、飛ぶか飛ばないかは、そのときの運次第という部分が非常に大きいです。

だから、冬に飛行機を使って北海道まで出かけようと考えるときは、当然、行けない場合もある、それもかなり高い確率であり得ると心得るべきです。
逆もまたしかりで、帰りの便が飛べないような事態も、事前に考えておくべきでしょう。

翌日に大切な用務がある場合、僕はできるだけ東京出張を組まないようにしています。
飛行機が欠航した場合、その用務に支障を来してしまうからで、計画は、とにかく「欠航ありき」で考えましょう。

◆JRを信用すると痛い目に遭う?

一昔前は、飛行機やバスと比べてJRは冬でも安心して利用できる、そんなテレビCMもガンガン流れていましたが、もちろん現在は、そんなCMもありません。
そんなCMを流すなんてとんでもないくらいJRは運休するし、遅延します。
大雪はもちろん、設備の不具合みたいなトラブルも日常茶飯事なので、道内旅行でJRを利用する場合は、JRが動かない場合の計画も考えておいた方が無難です。

一番危険なのが、札幌と新千歳空港を結ぶエアポートで、ちょっと予想しない事態で簡単に運休してしまうので、飛行機利用の方は特に要注意です。
(なにしろ、雪が降っていなくても運休するので、油断するとエライ目に遭います)

正直に言って、僕も新千歳空港まで移動するときは、JRにしようかバスにしようか、いつも迷います。
本当はJRの方が楽なんですが、運休のリスクがあまりに大きいので、特に朝早い移動の場合は、最初からリスク回避して空港連絡バスをチョイスすることが多いです。

長距離の移動に関しても、函館までは新幹線でたどり着けるとしても、そこから先はJR北海道のホームグラウンドなので、一寸先は闇状態です。
仮に将来的に札幌まで新幹線が走ったとしても、この不安定さが解消されるとは考えにくいので、結局、冬の移動は改善が期待できない部分なのではないでしょうか。
(どうしてこんなに信用できない存在になってしまったんでしょうか、JR北海道。謎すぎる)

◆電車通りの除排雪が市電の運命を左右する?

観光客が市電を利用する場面は、それほど多くないと思いますが、藻岩山ロープウェーを利用するときは、やはり市電が便利です。
(というか、他にはタクシーくらいしか選択肢がないので)
市電の走る電車通りは、比較的除排雪がしっかりとしているので、意外と市電は冬でも信頼できる交通機関だと思います。

ただ、今回のように除排雪が十分ではない状況があると、たちまち、市電も危険な乗り物と化してしまいます。
市電が走る電車通りは自動車の交通量も多い道ですが、その割に片側一車線道路なので、除排雪が十分ではなく道幅が雪のために狭くなってしまうと、自動車が道路からはみ出して市電の軌道内に入ってしまいます(道路が狭くなっているので当然ですが)。

そんなときは道路も渋滞になりますから、渋滞の自動車の列が市電の軌道を塞ぐ状態となってしまい、こんなときは市電はまったく動くことができません。
だから、大雪の日や、特にその直後などは、除排雪が十分ではないことも想定されるため、市電も動かなくなる可能性を頭に入れておくべきでしょう。

ササラ電車が走ったりして、市電自体はかなり信頼できる乗り物なんですが、路面電車が安心して走ることのできる環境が保たれなければ、いくら優秀な乗り物でも走り続けることはできないですよね。

◆進むも地獄、降りるも地獄の渋滞、路線バス

もっとも渋滞の影響を受けるのが路線バスです。
札幌の冬の渋滞は、雪のために道幅が狭くなってしまうという物理的な状況が、その根底にあります。
それに、路面が凍結していて速度を上げることができないなどの要因が加わるわけですが、ほとんどは平常より狭くなった道路に自動車が溢れている状態というものでしょう。

当然、路線バスは、この狭くなった渋滞の道路を走ることになりますから、定刻通りには動きません。
最初10分程度の遅れだったものが、次々と遅れを積み重ねて1時間遅れとか2時間遅れとかになっていきます。
別ルートに迂回するという裏技もなく、しかも、乗ったら最後、途中で降りるに降りられないという地獄の苦しみを感じることにもなりかねません。
渋滞が予想されそうなときは、地元の人たちもバスをあきらめるか、渋滞のない早朝や深夜の時間帯を選んで利用しているようです。

◆一体どうしたらいいんだ、冬の北海道旅行!

いろいろと冬の北海道の交通リスクについて書いてきましたが、地元の人間として言えることは、このような不便な交通状況も含めて冬の北海道の真実だということです。
観光パンフレットでは冬の北海道の魅力がたくさん紹介されていますが、正直に言って、冬の北海道なんてひどく寒いし、あらゆるものが凍り付くし、道路は凍結して滑るし、吹雪で迷子になってしまう可能性はあるし、日照時間は少ないし、まして交通機関は当てにならないしで、全然暮らしやすい場所ではありません。
ただ、だからこそ感じられる魅力というものもあるわけで、こうしたマイナス面の裏側にある魅力を探して楽しむことが、冬の北海道旅行の楽しさなのではないかと、僕は考えています。

とにかく、欠航上等、運休当然、渋滞日常、そんな交通リスクを考えながら、冬の北海道旅行の計画を立てましょう。


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by kels | 2016-12-29 05:53 | Comments(0)

札幌市内の建築物を観て、こんなに興奮したのは、実に久しぶりのような気がする

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1926年に北海道庁立図書館として建てられた道立文書館別館という歴史的建造物を保存しながら、新たに菓子店舗とする計画です。
札幌を代表する道庁まわりの景観の一角をなす表通りに面する外壁と階段室を補強・保存して、後ろ側の部分は新しい建物に建て替えています。

新たに建て替えられる店舗部分は、3階分の高さの吹抜けを持つ大空間となっており、この大空間にあたかも宙に浮くようにカフェスペースとなる2階の床を架け渡しています。
その吹抜けに面して、保存されたレンガ壁全面を見ることができます。
天井は細い柱に支えられた連続する白色の繊細なクロスヴォールトとなっていて、元のままに残された南に面する窓から差し込む柔らかな光の中、むき出しのレンガ壁の素材感と緊張感のある対比を見せています。

また、カフェスペースの東西の壁は、かつてここが図書館であったことを継承し全面を北海道の歴史とお菓子の本で埋め尽くされる本棚にしています。
市民の皆さんに永らく親しまれてきたこの旧い佇まいを、“外”だけでなく“内”においても継承しながら、菓子店舗として、そして市民にとっての“サロン”となり得るような空間の実現を目指しました。
2階のカフェスペースではミニコンサートなどイベントも行われます。
北海道の歴史が息づくこの街の一角から、地域の未来へと向かう健やかな力が育まれていくことを期待しています。

「安藤忠雄氏からのメッセージ」北菓楼公式サイトより(2016年)

カフェを出た後、しばらく建物の内部を観察して歩いた。
「北菓楼札幌本館」の話の続きである。
そもそも僕は、この建物の内部を観たくて、ついでにカフェにも寄ったくらいなのだ。

正直に言って、札幌市内の建築物を観て、こんなに興奮したのは、実に久しぶりのような気がする。
館内の隅々まで歩き回り、壁や階段のあちらこちらを触りまくった。
もう、建築フェロモンが放出されまくっているような感じだった(笑)

この建物の元になっているのは、大正時代に建てられた道立図書館である。
図書館時代の様子については、更科源蔵がいろいろと書き残している。
戦後まで、この図書館は、札幌の文化人たちが集まる場所だったらしい。

近年は、道立文書館として(つまり、道庁の別館庁舎として)普通に使われていた。
仕事の関係で、僕は何度か訪れたことがあるけれど、古くて狭くて暗くて汚い建物という印象が強い。
大正時代の建物なんだから、ある意味では当然だと思う。

この古い建物が、安藤忠雄の手によってリノベーションされた。
古い時代を継承した新しい建物の誕生である。
大正建築と安藤建築を同時に楽しめるのだから、こんなに贅沢な話はない。

大正モダンの赤煉瓦とコンクリートの現代建築とのコラボレーションは、まさに見所だと思う。
この建物が、無料で自由に見学できるのだから、こんなに素晴らしいことはない。
お土産に、お菓子のひとつやふたつくらい、買って帰ろうという気持ちにもなるはずだ(笑)

札幌の、新たな観光名所が誕生したと、僕は思う。
そして、それが札幌の古い時代の遺産を活用したものであることを、僕はとても誇らしく思う。
良かった、素晴らしいリノベーションになって。


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by kels | 2016-04-03 19:41 | 建築 | Comments(0)

「北菓楼札幌本館」のカフェは、期待以上・予想以上のクオリティだった

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菓子製造販売の北菓楼(砂川)は14日、札幌市中央区北1西5に18日開店する旗艦店の札幌本館の完成セレモニーを開いた。
大正期の歴史的建造物を活用し、菓子販売のほか、音楽イベントの開催や絵画展示など文化発信にも力を入れ、地域住民や観光客など幅広く集客する考えだ。

道の図書館や美術館、文書館別館として使われた1926年(大正15年)築の2階建ての建物を同社が買い取り、店舗に改修した。
基本デザインは世界的建築家の安藤忠雄氏が手掛け、外壁の一部や正面玄関を保存し、店内からもれんが造りの壁を見渡せるようにした。
壁の本棚には計約6千冊の本も収蔵し、一部を店内で貸し出す。
延べ床面積は1350平方メートルで、総事業費は約14億1千万円。

1階は店舗で既存の商品のほか、同店限定のシュークリームやクッキーなども扱う。
2階の喫茶スペースではコンサートなども開き、地元住民らの交流拠点とする考えだ。
堀昭社長は「札幌のお客さんに末永く親しまれる店舗を目指したい」と話した。
営業は午前10時~午後7時(喫茶は午後6時まで)。不定休。

北海道新聞(2016年3月15日)

話題の「北菓楼札幌本館」へ行ってきた。
楽しみにしていただけに、もっと早く訪問したかったのだけれど、あまりにも混雑がひどいと聞いていた。
札幌の人たちの、こういう新しいモノの飛びつく感性には凄まじいものがある。

混雑もそろそろ落ち着いた頃だろうと考え、日曜日の朝イチで店を訪れた。
10時開店の3分前に到着すると、女性客が数人並んで開店を待っていた。
10時ジャストに開店。

並んでいた人たちは物販目当てだったらしく、2階のカフェへ向かう人はいない。
古いままの階段を上ってカフェに入ると、すぐに席に案内された。
店内は白を基調とした明るい空間で、古さをまったく感じさせない。

ケーキセットを注文して、しばし館内を見学。
よく観察すると、昔の建物が随所で生かされていることが分かる。
まさに、現代と古い時代との融合だ。

レジの後ろのほか、テーブル席の横にも大きな書棚が据え付けられている。
棚には大量の本が並べられていて、聞けば、館内では自由に読むことができるという。
札幌のブックカフェとしては、まさしく最大規模のものと言えるだろう。

程なくケーキセットと紅茶が到着。
実は、こういう店では恐くてコーヒーを注文しにくいという習慣がある。
しかし、店はかなりしっかりとしていたので、次回はコーヒーを飲んでみようと思った。

店内は少しづつ混雑してきて、10時半過ぎには満席となり、待ち客が並び始めていた。
さすがに話題の店である。
観光客が訪れることを考えると、しばらくはこのような状態かもしれない。

リピートするかと問われれば、ぜひ、また行きたいと思える店である。
スタッフの対応も行き届いていて、おかしな喫茶店に入るより、ずっと満足感がある。
正直に言って、期待以上・予想以上のクオリティだと思った。


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by kels | 2016-04-03 19:15 | Comments(2)

東急デパートの並びのビルの10階に焼き肉屋「徳寿」がある

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札幌の高層建築といえば、上空には今では九階まで延び上がっておるものが二つある。
それは札幌第二電話局と第一生命ビルであり、今のところ、北海道一の高層建築だ。
しかし、上に伸びるのも限りがあろう。
今後の建物は、地下にもぐり込む時代に入るかもしれない。

「札幌九十年」中島九郎(1958年)

東急デパートの並びのビルの10階に焼き肉屋「徳寿」がある。
焼き肉屋というよりはオシャレなレストランという雰囲気の店だ。
静かな店なので、プライベートでの焼き肉に、時々利用している。

ビルの最上階だから、眺めは良い。
とは言え、今どき10階程度では高層建築とは言わないだろう。
ステラプレイスの「牛角」の方が眺めは良い。

札幌駅前と言っても東端に近いから、夜景というほども夜景もない。
さっぽろテレビ塔が見えるくらい。
まあ、「都会の喧騒から離れて」ってやつだ(笑)

それにしても、さすがに高いビルが増えたなあと思う。
上の昭和33年の時代では9階が限界だと思われていた。
札幌オリンピックの時代にだって、街づくりはほとんど完成したと考えられていたことだろう。

50年後の街の風景なんで、誰にも予測つかないようなあ。


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by kels | 2015-12-13 07:37 | 建築 | Comments(0)

いよいよ雪の季節になったと思ったら、いきなりドカ雪になった

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五番館というデパートの、大きな明るいショーウィンドゥ、雪の中でもそこだけは、春のように暖かな感じがする。
その硝子窓へ頬を寄せて、舶来の洋品雑貨を覗いている自分の姿、ショーウィンドゥの光は、往来へまで降りこぼれて私の髪に、肩に、ちらちらと降る雪を、夢のように照らしていた。

「雪のふる町」森田たま(1962年)

いよいよ雪の季節になったと思ったら、いきなりドカ雪になった。
札幌の11月としては、記録的な大雪だったらしい。
最近の気候は、まったく極端すぎるね。

本来、雪というのは、何となく街を塗り替えていくものである。
降っては溶けて、積もっては溶けてを繰り返しながら、やがて本格的な積雪となる。
雪国の人たちは、それを「根雪」と呼ぶ。

映画みたいに、一夜にして降り積もった雪で、冬が始まるというわけではない。
まして、最初からドカ雪なんて反則だ(笑)
すぐに溶けると思っていたから、道路なんか除雪も入らなくて大混乱してしまったくらいだ。

始まったね、今年の冬が。


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by kels | 2015-11-28 05:43 | 冬のこと | Comments(0)

朝、目を覚ますと、雪が街を包み込んでいた。今年初めての本格的な積雪だ。

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朝、目を覚ますと、雪が街を包み込んでいた。
今年初めての本格的な積雪だ。
重装備をして仕事に出かけた。

初めての本格的な雪というには、降雪はいかにも本格的すぎた。
次から次へと降り続く雪は、水分を多く含んでいて重たい。
何より、コートが冷たく濡れてしまうのが憂鬱だった。

不思議だったのは、突然の雪にも、あまり違和感を抱かなかったことだ。
早春に降って以来の雪だろうに、何だか久し振りだという感じがしない。
まるで、つい昨日まで同じように雪が降っていたかのように、体が雪に馴染んでいる。

午前中は仕事に追われて、窓の外を見る余裕もなかった。
昼休みに、ふと窓の外を見たとき、相変わらず雪が降り続いていて驚いた。
初めての本格的な降雪というには、やはり雪は降りすぎのような気がした。

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by kels | 2015-11-24 21:35 | 冬のこと | Comments(0)

先日は、山鼻にある「たべるとくらしの研究所」というカフェに行った

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少年のころ、北国のわたしの家では、冬が来る前に雪がこいを作った。
トウキビの枯れた茎をたばねて、それを窓のところや、縁側の前などに立てかける。
こうしておくと、吹雪がやってきても、戸の隙間から、雪が飛び込んでこない。
それに、いくらかでも寒さを防ぐことになる。
雪囲いをしてしまうと、うちの中はいっそう暗くなって、いかにも冬ごもりだという気がした。

「随筆みがきニシン」石森延男(1979年)

今でも、古い民家を改装した店に入ると、昔の住宅の寒さを感じる。
先日は、山鼻にある「たべるとくらしの研究所」というカフェに行った。
古民家を改装した、雰囲気の良いカフェである。

以前は、ここに「公開秘密結社アジト」という喫茶店があった。
当時から、この建物が好きで、冬になると通いつめたものである。
どうして「冬になると」かと言うと、冬のこの店は、非常に寒いからだ。

先日、「たべるとくらし」で窓際のテーブル席に座った。
何気なく、窓の外を眺めてぎょっとした。
庭が、すぐ近くに感じるくらいに、窓が薄いのだ。

予想したとおりに、店の中は寒かった。
小さな灯油ストーブでは、いくつあっても家全体を温めることは難しい。
熱い紅茶から立ち上がる湯気が、とてもきれいだった。

僕が、この店を好きなのは、この寒さがあってこそだと思っている。
大正時代に建てられた民家の暮らしを、この店では感じることができる。
雪も寒さも、現代より厳しかった時代、人々はどんな思いで、札幌の冬を過ごしていたのだろう。

そのひとつの答えが(あるいはヒントが)、こういった古民家カフェにはあるような気がする。
寒いのが苦手な自分だけれど、古民家カフェ巡りだけは、やめられそうにない。
北海道だからこその、古民家カフェの楽しみ方は、やはり冬にあるんだろうなあ。


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by kels | 2015-11-15 21:53 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)

昼過ぎに十字街を通り過ぎると、歩行者天国のまん中に、女の子たちが集まっていた

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スクランブル交差点がある西3丁目と西4丁目の間、大通りから南4条までが四番街商店街です。
都心のメインストリートには、巨大なファッションビルが多く建ち並びますが、老舗や味わい深い個性的なお店も多く存在しています。

「大通スペシャルウィークパンフレット」より(2015)

昼過ぎに十字街を通り過ぎると、歩行者天国のまん中に、女の子たちが集まっていた。
ステージの設営中らしい。
大通スペシャルウィークが始まっているのだ。

ゆっくりと写真でも撮っていきたいと思ったけれど、時間がなかった。
貴重な休日だから、必要な買い物をしているだけで、あっという間に一日が過ぎてしまう。
のんびりと写真でも撮って歩きたいなあ。

などとつぶやいている場合じゃない。そろそろ仕事に出かけなければ。


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by kels | 2015-09-20 06:33 | 札幌のこと | Comments(0)