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除雪や排雪システムが行き届かなかった昭和初期の札幌を見ているような気がする

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小樽に下車したときでございました。
十二月のさなかなので町はすっかり雪、この雪のことも、くわしくおしらせしたいのですが、三尺も四尺も雪がつもったら歩けはしまいとおっしゃいましたけれど、立派に歩けますのですよ。
しかも下駄ばきで歩けるのでございます。
そのかわり、雪がすっかりふみかためられて鏡の面のように硬くなっておりますので、氷の上を歩くと同じなのでございます。
はじめて小樽の街でその雪道に出ましたときは、どうにも滑って歩けず、とうとう停車場の前で立往生いたしてしまいました。

「早春箋」辻村もと子(1944年)

朝イチで街に出かける。
今日は4週間に1度の髪を切る日なのだ。

昨日までの大雪はすっかりと止んで、青空が広がっている。
もっとも、積もった雪は街をすっかりと埋め尽くしていて、街の規模が何だか小さくなったような気がする。
自動車が走る道路も歩道も、夏よりずっと狭く小さくなっていた。

ミンガスコーヒーでチーズトーストの朝食を食べてからヘアサロンに向かう。
寒くなってから、ずっと伸ばしていたので、そろそろ切らなければならない。
マッシュショートベースにツーブロックを組み合わせてもらって、かなりさっぱりとした。

髪を切り終わると、もう昼近くになっていたので、地下鉄大通駅の居酒屋「魚力」で昼食を食べる。
この店では、いつも焼いたホッケの定食を食べている。
と言うよりも、ホッケが食べたくなったとき、僕はこの店に来るのだ。

大丸札幌店の「Folli Follie」でクリスマス・プレゼントを購入。

夕方まで時間があるので、南3条の「ムジカホールカフェ」に顔を出してみる。

要予約の季節限定クリスマスパフェを食べることができるという。
この大雪で来店キャンセルとなったお客さんが相次いでいるらしい。
期せずして、クリスマスのパフェを食べることができた。

丸井今井で夕食の食材を買い込み、地下駐車場から自動車を出す。
円山のジェラート専門店「Gelateria cremerice(ジェラテリア クレメリーチェ)に、クリスマスケーキを予約しているのだ。
しかし、大通から円山までは決して簡単な道のりではなかった。

この大雪で街の交通網は大混乱に陥っている。

幹線道路の除雪はどうにか済んでいるものの、寄せられた雪が高く積まれて道路の半分を占領している。
2車線が1車線になっている上、三連休のクリスマスイブで交通量も多い。
東西の通りを中心にして、近年見たことのないような渋滞が、どこまでも続いている。

渋滞を嫌って住宅街の中の小道に入ると、幹線道路以上に道が狭く、自動車がすれ違うこともできない。
幹線道路と並行して走る道まで渋滞しているから、どうにも動きようのない自動車が、あちこちで立ち往生している。
運転席から降りて相談し合う運転手の姿を何度も見ることができた。

結局、通常の数倍・数十倍もの時間を費やして、どうにか帰宅。
除雪や排雪システムが行き届かなかっただろう昭和初期の札幌を見ているような気がした。
ある意味で、貴重な経験だと思う。

願わくば、このような都市機能のマヒ状態が恒常化しないでほしいと思うのだけれど。


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by kels | 2016-12-24 18:21 | 冬のこと | Comments(0)

札幌の街は1966年以来50年ぶりの大雪で都市機能が麻痺しつつあるようだ

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札幌市では23日午後11時現在の積雪が96センチとなり、12月としては1966年以来の大雪になった。
千歳市の新千歳空港では23日夜までに284便が欠航し、過去に例のない6000人が空港内に足止めされ、JR北海道でも特急など計478本が運休して約5万人近くに影響した。
利用客らは「もううんざり」という表情を浮かべた。

毎日新聞(2016年12月24日)

札幌は雪のクリスマスイブの朝を迎えた。
もちろん、ロマンチックな話ではない。
市民生活を直撃しかねない自然災害の話である。

北海道の冬と言えば、雪が降ったり積もったりするのは当然のことである。
ただ、雪は冬の間、均等に降り続けるのではなく、季節の中でも移り変わりを見せる。
雪が多く降るのは1月下旬から2月にかけてで、特にドカ雪というのは2月から3月にかけて降ることが多い。

一定程度の雪が積もったら、道路の端に雪を寄せる「除雪」と行う。
道路の端に積まれた雪は、冬の間にどんどん高く積み上がっていくわけだ。
このままでは、自動車の通行の邪魔だし、なにより視界が悪くなって危険だから、積み上げられた雪をトラックに乗せて遠くへ運ぶ「排雪」が行われる。

このような作業を行うことによって、札幌の市民生活は冬の間も安定的に保たれている。
もっとも、こうした作業は多額の予算を伴うものだから、無計画に行われることはない。
雪の降る時期、積もる時期に合わせて、計画的に実施される作業なのだ。

逆に言うと、計画で想定していない状況に遭遇すると、街はたちまち混乱する。
除雪が間に合わずに市電が全面運休したり、いつまでも排雪作業が行われずに道路が雪に埋もれたままで交通渋滞が恒常化したりする。
交通渋滞は流通を乱れさせ、市民生活を乱れさせる。

それがクリスマスのようなイベント時期に重なると、被害はいよいよ深刻なものとなっていく。
雪との戦いに敗れた時点で、札幌は経済的にも生活的にも破れてしまうという宿命を抱えているのだ。
それだけに、雪害対策は慎重に行われなければならないし、それこそが札幌の街に暮らす者の使命であると、僕は思う。

良い意味でも悪い意味でも、札幌の街に雪は欠くことのできない存在なのだ。


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by kels | 2016-12-24 06:58 | 冬のこと | Comments(0)

これまで雪で運休したことのなかった札幌市電の歴史が奇跡みたいなものなのだ

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暁方(あけがた)の三時からゆるい陣痛が起り出して不安が家中に拡(ひろ)がったのは今から思うと七年前の事だ。
それは吹雪も吹雪、北海道ですら、滅多にはないひどい吹雪の日だった。
市街を離れた川沿いの一つ家はけし飛ぶ程揺れ動いて、窓硝子に吹きつけられた粉雪は、さらぬだに綿雲に閉じられた陽の光を二重に遮って、夜の暗さがいつまでも部屋から退(ど)かなかった。

「小さき者へ」有島武郎(1918年)

札幌や北海道を舞台にした文芸作品は古今無数にある。
そして、その多くの作品が、北海道の厳しい冬の暮らしを描いている。
北海道らしさを描こうとするとき、冬の凄まじさは決して忘れることのできない、北海道の風土だからだ。

無数の作家が北海道の冬を文章にしたためたけれど、その中で僕は、有島武郎の描く冬が一番好きだ。
特に、「小さき者へ」の冒頭部分にある吹雪の描写は、札幌の冬を簡潔に表現している。
心に沁み入る吹雪の情景だ。

その頃、有島の家は、菊水1 条1 丁目の豊平河畔にあった。
当時は住宅街というよりも、一帯は果樹園だったらしい。
明治の終わり頃のことである。

有島の暮らした住宅は、現在も開拓の村に保存されていて見学することが可能だ。
この住宅の前に立った時、この家がけし飛ぶほど揺れた吹雪の恐ろしさをリアルに想像することができるだろう。
現代のように、寒冷地住宅が十分に研究されてはいなかった時代の話なのだ。

吹雪に閉ざされて昼なお暗い冬の暮らしを、現代の僕たちは上手に思い描くことができない。
暖かい部屋の窓から眺める吹雪は、生命の安全が保証された吹雪だ。
明治時代の吹雪とは、きっと何もかもが違うのだろう。

そんな現代にあって、雪のために市電が終日運休したという事実は、人々をひどく驚かせた。

もっとも、JR北海道なんて大雪のたびに運休している。
鉄道の視点で考えてみれば、明治も平成も人間の非力さというのは、何も変わっていないのかもしれない。
これまで運休したことのなかった札幌市電の歴史が奇跡みたいなものなのだ。

さて、今日は市電、動くのかな?


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by kels | 2016-12-11 07:39 | 冬のこと | Comments(2)

「札幌市電が走らなかった日」~雪の街から

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札幌の町に吹雪が襲来し、小学校ではいそいで学堂を下校させたが、中に一人行方不明になった子があった。
吹雪がやんでから手分けして探したところ、その子は雪の下でランドセルを枕にし、外套をかけて寝ていたので助かったという新聞記事を読んだのは、何年前のことだったろうか。
その記事を読む私の耳には、ひゅうっと空気を切るすさまじい風の音がきこえ、湯けむりのようにもうもうと視界をさえぎる雪の渦巻が見えた。

「ふるさと十二ケ月」森田たま(1967年)

大雪のために、市電が運休している。
札幌市電始まって以来のことではないだろうか。
雪のために市電が動かないなどということは、まったく考えられないことだからだ。

朝、目を覚ますと、窓の外が真っ白で何も見えなかった。
吹雪の日には珍しくない光景である。
いよいよ本格的な冬が始まったのだと、改めて実感させられる。

雪の中、電車通りを自動車で走りながら街に向かう。
除雪がしっかりとしているのか、考えていたよりも路面に雪はなかった。
思ったほど、積雪は多くなかったのかもしれない。

途中でササラ電車とすれ違った。
ササラ電車は、雪の中で一息ついて休んでいるように見えた。
そう言えば、街に到着するまで市電の姿を一両も見なかったような気がする。

買い物をしているときに、ラインが入った。
大雪のために札幌市電が全面運休しているという。
どおりで、まったく市電を見かけないはずである。

それにしても、札幌市電が全面運休するなんて、ただ事ではない。
過去、どれだけの豪雪に見舞われても、市電は走り続けてきた。
雪のために市電が止まることなんてあり得ないと、僕たちは信じてきたのだ。

実際、電車通り界隈の住人になって、もう随分長い時間が経つけれど、市電は常に走り続けていた。
渋滞の自動車が軌道を塞いで電車の通行を妨げることはあっても、積雪のために市電が止まることはなかった。
雪に負けないという関係者の強い思いが、市電の運行を支えていたに違いない。

その札幌市電が走らなかった。
この12月の一日を、僕はきっと忘れることがないだろう。


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by kels | 2016-12-10 17:04 | 冬のこと | Comments(0)

日曜日の朝、目を覚ますと窓の外は完全な雪景色だった

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日曜日の朝、目を覚ますと窓の外は完全な雪景色だった。
11月初旬の積雪は、いくら何でも早すぎる。
街はまだ雪の準備を整えてはいない。

僕は偶然、前々日の金曜日に自動車のタイヤを冬タイヤに交換したところだった。
いつもの年よりは、ずっと早いタイミングでのタイヤ交換である。
いつもの年よりも早く冬が訪れるような、そんな予感はあった。

今年の秋は、いつもの秋と比べて、あまり秋らしくなかった。
秋を素通りして、そのまま冬の入り口に入ってしまったかのような、そんな秋だった。
冬の始まりみたいな日々が、今年の札幌の秋だったのだ。

おかげで、秋らしいことは何もしなかったような気がする。
毎年楽しみにしている銀杏並木の写真も撮っていない。
銀杏の写真を撮ると言うには、街はあまりにも寒すぎた。

クローゼットの奥から引っ張り出した秋用のコートは、全然出番がなかった。
父親のお下がりのバーバリーは、来年の秋までお預けだ。
晩秋に着るバーバリーくらい、秋を楽しくさせてくれるものはないのに。

うんざりとした気持ちで街に出ると、電車通りをササラ電車が通り過ぎた。
豪快に雪を跳ね上げながら、ササラ電車は疾走していく。
なんだかんだ言っても、我々は冬の中で生きていかなければならない。
by kels | 2016-11-07 19:46 | 冬のこと | Comments(2)

札幌のカフェは、午前7時に開店するスターバックスコーヒーに始まる

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話せば長いことだが、僕は21歳になる。
まだ充分に若くはあるが、以前ほど若くはない。
もしそれが気に入らなければ、日曜の朝にエンパイア・ステート・ビルの屋上から飛び下りる以外に手はない。

「風の歌を聴け」村上春樹(1979年)

日曜の朝がやってきた。
僕は投票をするために、近所の小学校まで出かけようと考えている。
参議院選挙2016。

投票を終えたら、どこかの喫茶店で朝のコーヒーでも飲もうか。
だけど、こんな早朝にコーヒーを飲ませる店なんて、札幌にはない。
札幌のカフェは、午前7時に開店するスターバックスコーヒーに始まるのだ。

日常、僕は午前7時には仕事を開始している。
だから、朝のコーヒーをスターバックスコーヒーで飲むことはできない。
僕たちはお互いに午前7時に動き始めている。

どうしてもスターバックスコーヒーで一日を始めたいときは、仕事の時間を少し遅らせる。
午前7時のスターバックスコーヒーには、多くの客が並んでいる。
スターバックスコーヒーで始まる一日というものは、確かに存在しているのだ。


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by kels | 2016-07-10 06:12 | カフェ・喫茶店 | Comments(0)

気が付けば、早くも2月である。夜明けが早くなり、日暮れが遅くなった。

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私たちの中学の徽章は、雪の結晶であった。
小さなあんな形が、一つ一つ見分けられるような雪。
そんな雪が無性に懐かしい。

こんな美しい雪を踏みつけ、鋸を入れ、ノミでかき、雪の芸術品とやらを作る。
観光資源として、遠く東京、大阪にまで宣伝する。
つつましやかな乙女を、無理矢理ファッション・モデルに仕立てているのは、誰の仕業であろうか。

「札幌の雪」瓜生卓造(1966年)

気が付けば、早くも2月である。
夜明けが早くなり、日暮れが遅くなった。
季節はゆっくりと、しかし、確実に動いている。

2月の始まりと、2月の終わりとでは、同じ2月でも、その言葉の持つ意味は、全然違う。
2月の始まりは、真冬のピークを意味している。
それに対して、2月の終わりは、冬の終わりを暗示しているからだ。

だから、札幌の人々にとって、この2月を越せば、という思いは強い。
11月から始まった北海道の冬の長さが、最も身に沁みて感じるのは、やはり、この2月だろう。
なにしろ、雪と付き合って、もう4か月目になるのだから。


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by kels | 2016-02-05 19:39 | 冬のこと | Comments(0)

それでなくても、インフルエンザや高熱の人たちで、欠勤の多い1週間だった

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札幌の雪まつりの会場は、真駒内と大通り公園の2か所に分かれている。
敷地から言えば、真駒内の方が大きく、雪像も多いのだが、見物客はどうしても交通の便のいい大通り公園の方に集まる。
もっとも、見物客と言っても、大半は札幌以外か、道外からの人々で、札幌に住んでいる人は、あまり見物に出かけない。

「北都物語」渡辺淳一(1974年)

札幌の冬は、今週がピークだったらしい。
なぜなら、インフルエンザや風邪で体調を崩す人が多かったからだ。
北海道の人間も、寒さのピーク時には、さすがに体力が落ちているということなのだろう。

そういう自分も、今週はとうとう風邪をひいてしまった。
38℃以上の熱が出たけれど、仕事が忙しいから、体調が悪いなどと言っていられない。
それでなくても、インフルエンザや高熱の人たちで、欠勤の多い1週間だった。

僕の場合は、仕事に熱中している間は、体調の悪いことも忘れてしまう。
仕事を終えて、部屋に戻ると、突然に熱にやられて、グッタリしてしまうのだ。
その割に朝が来れば、比較的熱も落ち着いて、また一日頑張ることができる。

だから、体調が悪くて仕事を休むということが、なかなかできない。
損な体質のようだ(笑)

冗談はともかくとして、誰もが体調を崩しやすい季節である。
自己管理には、十分に注意しなければ。


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by kels | 2016-02-05 19:13 | 随想 | Comments(0)

2015年12月20日、札幌市電がループ化された

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新しいカメラを買ったので、早朝の写真散歩に出かけようと思った。
電車通りを歩いていたら市電がやってきたので、そのまま乗り込んだ。
早朝だというのに、新型車両の電車は実に混雑している。

そう、札幌市電は、今日12月20日からループ化されるのだ。
電車にはカメラを持ったマニアが、たくさん乗車していた。
みんなループ化の市電を楽しむために、早朝の市電散策を楽しんでいるらしい。

電車が「中央図書館前」に到着すると、電車を乗り換えるよう放送が流れた。
乗客はみな無言で新型車両からガーナ電車へと乗り換えている。
気ままな早朝散歩のつもりが、何だか大袈裟なことになってしまった。

やがて、電車はススキノの街を通り過ぎて、駅前通りを北上していく。
路傍にはカメラを持ったマニアたちが、一様に電車を凝視している。
駅前通りを電車が走っているなんて、まるで嘘みたいな話である。

市電から眺める駅前通りは、実に新鮮だった。
いつも見ている街なのに、目線が異なるせいか、違う街みたいに見える。
歩道を歩いている人たちからも、市電の走る光景はきっと斬新に感じたことだろう。

「西四丁目」の停留所は、南一条通りではなく、駅前通りに生まれ変わっていた。

西四丁目を過ぎると、市電はいつもの市電に戻っていた。
カメラを持ったマニアの姿も消えた。
みんな、一番電車を待って乗り込んでいたのだろう。

結局、散歩をするわけでもなく、僕はぼんやりとしながら、ループ化した市電に揺られていた。
電車はやがて、僕の街へと戻って行くのだ。


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by kels | 2015-12-20 20:18 | 札幌のこと | Comments(2)

いよいよ雪の季節になったと思ったら、いきなりドカ雪になった

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五番館というデパートの、大きな明るいショーウィンドゥ、雪の中でもそこだけは、春のように暖かな感じがする。
その硝子窓へ頬を寄せて、舶来の洋品雑貨を覗いている自分の姿、ショーウィンドゥの光は、往来へまで降りこぼれて私の髪に、肩に、ちらちらと降る雪を、夢のように照らしていた。

「雪のふる町」森田たま(1962年)

いよいよ雪の季節になったと思ったら、いきなりドカ雪になった。
札幌の11月としては、記録的な大雪だったらしい。
最近の気候は、まったく極端すぎるね。

本来、雪というのは、何となく街を塗り替えていくものである。
降っては溶けて、積もっては溶けてを繰り返しながら、やがて本格的な積雪となる。
雪国の人たちは、それを「根雪」と呼ぶ。

映画みたいに、一夜にして降り積もった雪で、冬が始まるというわけではない。
まして、最初からドカ雪なんて反則だ(笑)
すぐに溶けると思っていたから、道路なんか除雪も入らなくて大混乱してしまったくらいだ。

始まったね、今年の冬が。


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by kels | 2015-11-28 05:43 | 冬のこと | Comments(0)