タグ:ライラック ( 63 ) タグの人気記事

紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である

b0103470_21310527.jpg

ライラックの花が満開である。
先週末にはまだ五分咲き程度の木が多かったが、この週末はまさしく満開である。
札幌は、ライラックの見頃を迎えているのだ。

僕は、ライラックの花は民家の庭先に咲いているものが一番美しいと思っている。
大通公園などで仰々しく眺めるものではない。
季節になれば、札幌市内のあちこちの住宅には、ライラックの花が咲いているものなのだ。

満開のライラックを撮りに行こうと思っていたら、あいにくの雨降りとなった。
紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である。
雨の中、2017年のライラックの花に挨拶をした。

by kels | 2017-05-28 05:54 | 夏のこと | Comments(0)

「さっぽろライラックまつり」は、今日で終わりだったらしい

b0103470_2052399.jpg

私が学生々活をしていた頃には、米国風な広々とした札幌の道路のここかしこに林檎園があった。
そこには屹度小さな小屋があって、誰でも五六銭を手にしてゆくと、二三人では喰い切れない程の林檎を、枝からもぎって籃に入れて持って来て喰べさせてくれた。
白い粉の吹いたままな皮を衣物で押し拭って、丸かじりにしたその味は忘れられない。
春になってそれらの園に林檎の花が一時に開くそのしみじみとした感じも忘れることが出来ない。

「北海道に就いての印象」有島武郎

「さっぽろライラックまつり」は、今日で終わりだったらしい。
夕方、大通公園を散歩したけれど、思ったほど混雑してはいなかった。
食事時には少し早かったせいかもしれない。

それでも、道内各地の名産を食べさせるコーナーは、非常に賑わっていた。
近年のこうしたイベントは、若い人たちに支持されているのだろう。
木陰で風に吹かれながら食事をする心地良さは、確かに他に替えがたいものがある。

今年はライラックの開花も早かったので、今日あたり、多くのライラックは既に枯れ始めていた。
まつりの始まったころが、最も花の美しい時期だったような気がする。
季節の花の見頃は、まさしく一瞬、一期一会だ。

ライラックの季節が過ぎるのは寂しい。
だけど、札幌の夏には、次から次へと心惹かれるものが現れる。
一期一会で、今年の夏を楽しまなくては。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-29 20:20 | 夏のこと | Comments(0)

芥川龍之介が札幌を訪れたのは、昭和2年5月のことである

b0103470_19323116.jpg

札幌――クリストは上に、大学生は下に、・・・「すすき野」と云ふ遊廓どこですか?
又――あの植物園全体へどろりとマヨネエズをかけてしまへ。
(傍白。――「里見君、野菜だけはうまいでせう。」)
又――孔雀は丁度キヤンデイの樣に藍色の銀紙に包まれてゐる。
又――有島武郎氏はポケツトの中にいつも北海道の地図を持つてゐる。

「東北・北海道・新潟」芥川龍之介(1927年)

芥川龍之介が札幌を訪れたのは、昭和2年5月のことである。
講演旅行で来道した折りのことであり、札幌では、北海道大学と大通小学校で講演している。
植物園を訪れたときの感動は、有名なフレーズとなっている。

もっとも、遠く北海道を訪れた記録としては、あまりに簡単で素っ気ない。
思うに、芥川に札幌の街は、それほど共感を得られなかったのではないだろうか。
「里見君、野菜だけはうまいでせう」という言葉には、芥川の本音があるような気がする。

記録によると、このときの一行のスケジュールは、かなりタイトなものだったらしい。
もしかすると、移動と講演との毎日に、芥川も疲れきっていたのかもしれない。
芥川にとっても、稼ぐための北海道旅行ではあった。

講演にはもう食傷した。当分はもうやる気はない。
北海道の風景は不思議にも感傷的に美しかつた。
食ひものはどこへたどり着いてもホツキ貝ばかり出されるのに往生した。
里見君は旭川でオムレツを食ひ、「オムレツと云ふものはうまいもんだなあ」としみじみ感心してゐただけでも大抵想像できるだらう。

「講演軍記」芥川龍之介(1927年)

久しぶりに、北大植物園へ行こうかと思ったけれど、結局、今週も行かなかった。
札幌の街は瑞々しい新緑に包まれている。
芥川も、この札幌の新緑の中を歩いたことだろう。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-29 20:00 | 文学 | Comments(0)

中島みゆき「リラの花咲く頃」が札幌の街に似合う季節だ

b0103470_69166.jpg

リラは咲く 祖国を離れて リラは咲く 忘れもせずに
見上げれば 空の色さえも 馴染みなき異郷に在って
少しずつ やがては違う花のように 声も姿も変わり果てても
時が来れば 花は香る
長い闇に目を塞がれても 灼けつく砂にまみれても 
時が来れば きっと
リラは咲く 祖国を追われて リラは咲く 忘れもせずに
祖国で今咲く日に リラの花は咲く

「リラの花咲く頃」中島みゆき(2012年)

考えてみれば、ライラックは異国の樹であり花である。
外国から持ち込まれたものが、札幌という新しい街の中で定着したのだ。
札幌の歴史としては、ひとつのパターンではある。

中島みゆきの中では、もちろん札幌の街のイメージがあったことだろう。
モデルとは言わなくても、着想のヒントのひとつくらいにはなったかもしれない。
そのくらい、札幌とライラックとは、強い結びつきを持っているものなのだ。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-28 06:24 | 夏のこと | Comments(0)

それにしても、札幌の街は本当にライラックの花で溢れている

b0103470_21343254.jpg

今日もラッキーライラックの花を見つけた。
昨日はあんなに苦労したのに、今日は続けていくつも発見した。
ラッキーライラックの生まれやすい樹というものがあるのだろうか。

それにしても、街は本当にライラックの花で溢れている。
大通公園を歩くと、あちこちからライラックの匂いが漂ってくる。
リラの花の香りを、全身で浴びているかのようだ。

一番見応えがあるのは、石山通りを北に向かって走って行くコース。
北大植物園から北大の横を走るあたりは、ライラック並木になっている。
その樹も満開だから、まさにライラックロードだと思った。

そう言えば、今日は新琴似まで遊びに行ったけれど、新琴似もライラックに包まれていた。
特に、住宅街には背の高いライラックの樹が、あちこちにある。
中央区では切り倒されてしまったような古い樹が、まだ残っているのかもしれない。

もともとライラックの樹は、住宅街の庭木として広まったそうである。
古い家を壊してマンションを建てる際には、ライラックの樹も切られてしまうのだろう。
古い住宅の庭にライラックの樹を見つけると、何となくうれしい。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-22 21:44 | 夏のこと | Comments(3)

ライラックまつりというのは、こんなにも食べたり飲んだりするようなイベントだっただろうか

b0103470_1926833.jpg

昨日今日と、大通公園のライラックまつりを観て歩いた。
ライラックの花は、まさに今が見ごろの満開である。
夏のような気温とあって、会場はたくさんの来場者で溢れていた。

旅行者らしい女性の声が聴こえる。
「ライラックまつりって、こんなに大きなイベントなんだね」
知らない人が見れば、確かに驚くくらいの華やかさである。

公園内にあるライラックの花を、ゆっくりと観て歩く。
実際、こんなに条件の整ったライラックまつりというのは、意外と珍しいのだ。
寒かったり、ライラックの花がなかったり、雨だったりと、札幌の5月は気まぐれだから。

会場内を歩きながら、確かに随分と人が多いやと、僕は思った。
ライラックまつりというのは、こんなにも人の多いイベントだっただろうか。
気のせいかもしれないけれど、少し前のライラックまつりとは、どこか変わったような気がする。

そもそも、ライラックまつりというのは、こんなにも食べたり飲んだりするようなイベントだっただろうか。
何となくもっと文化的なイベントだったような気がするのだけれど。
人が集まれば、それに勝る正解はないということなのかもしれない。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-22 19:38 | 夏のこと | Comments(2)

ラッキーライラックを、今年も見つけた。いつもの年より苦労したけれど。

b0103470_705953.jpg

見つけたからどうということもないのだけれど、見つけるとうれしいラッキーライラック。
ライラックの花が咲くと、つい探し始めて、みつからないと何となくもやもやする。
そんなラッキーライラックを、今年も見つけることができた。

今年は、いつもの年より苦労したけれどね。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-22 07:04 | 夏のこと | Comments(0)

今年もまた、ライラックの花を見て、僕はささやかな幸せを感じている。

b0103470_6391896.jpg

札幌の街は「さっぽろライラックまつり」で賑わっている。
昨日の土曜日は快晴で、おまけに夏のような暑さだった。
大通公園は、久しぶりに見る人の多さだ。

ライラックの花は、既に見頃である。
早い花は、既に枯れ始めているくらいだ。
まさに、最高の「ライラックまつり日和」である。

「この花をライラックと言うそうです」
写真を撮っている僕の背中で、男性の声がした。
内地から来たらしいその男性は、「昨日、初めて知りました」と連れの女性に笑った。

夏の装いをした人たちが、ライラックの花を見て歓喜の声をあげる。
札幌が、一番良い季節になったことを知らせてくれる声だ。
今年もまた、ライラックの花を見て、僕はささやかな幸せを感じている。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-05-22 06:59 | 夏のこと | Comments(0)

泣いてでも弱音を吐きながらでも登り続けるしかないのだ

b0103470_23365350.jpg

自分の人生が大きな節目を迎えているなあと思う。
こういう感覚は、今までにも何度もあった。
新しい山に登り始めようとするときの、あの緊張感。

山をひとつ乗り越えると、すぐに新しい山が現れる。
そうして、大抵の場合、新しい山というのは、かつて見たことのないほど大きな山だった。
越えても越えても、新しくて大きな山が現れてくる。

それが人生なんだと気が付いたのは、大人になって、しばらく経ってからだ。
登り始めては弱音を吐き、泣きながら登り続けているうちに、いつの間にか頂上が見えた。
鼻歌混じりに登ることのできる山なんて、人生にはない。

そう分かっていても、新しい山は、いつでも僕を弱気にさせる。
方法はひとつしかない。
泣いてでも弱音を吐きながらでも登り続けるしかないのだ。

いつか必ず山頂は現れるものと信じて。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2015-05-28 23:47 | 旅行 | Comments(0)

主役のライラックを置き去りにしたライラックまつりなんて、何だか寂しい

b0103470_1941382.jpg

山鼻や中島公園の付近、あるいは北大正門前の東北方面を歩いているときなど、思わぬところで、ライラックの花の香を送られ、変な言葉かもしれないが、細塵にまみれない純粋の芳香が、いかにも札幌らしい夢を誘ってくれた。
ライラック祭りの何のかんのおっしゃっても、ホコリにまみれたライラックはいただけない。
それと札幌がライラックを本気でたたえるなら、世界のライラックに眼をやるべきで、「世界文化の上からのライラック祭」の基盤に立って、文化都市としての名都ライラックの札幌を築くがよい。
洋服の下にソロバンをしのばせて、鐘太鼓入りの祭りをやって、ライラックに苦笑されないでほしい。

「緑のサッポロ」舘脇操(1965年)

ライラックまつりで盛り上がる街を見るほどに、ライラックが寂しいような気がしてくる。
こんなに街は賑やかなのに、ライラックに対する関心は、あまり大きいようには感じられないからだ。
ライラックまつりって、一体何なんだろう。

注目を浴びているのは、集客数とか経済効果とかお店の出店数とかばかり。
誰か、ラッキーライラックの枚数でも数えてくれないかな(笑)
主役のライラックを置き去りにしたライラックまつりなんて、何だか寂しい。

ほら、よくいるでしょう。
友達の誕生日に、お祝いしようぜって騒いでおきながら、飲み始めたら友達の誕生日のことなんか、すっかりと忘れているようなやつ。
ライラックまつりのライラックって、そんな目立たない友達みたいな存在だ。

ライラックまつりの主役は、やっぱりライラックであってほしいと、僕は思う。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2015-05-25 19:59 | 夏のこと | Comments(0)