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思うに、街歩きというのは、どれだけ夢を見ることができるかということだ

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正月に入ると大阪から、はるばる水島爾保布がやってきた。
雪の札幌を大朝の漫画にするためだという。
まず馬橇にのって丸山公園へ雪見に出かける。
「人間をロシア人にとッかえたら、札幌はこのままロシアの町とまったく変わりがなくなるだろう」
「サニン」の校正をしてくれた彼はそんなことをいって、しきりに面白がっていた。

「因縁生」武林夢想庵(1918年)

かつて、内地の人たちは、北海道に遠いロシアを見たらしい。
札幌が「エキゾチックな街」と呼ばれた、ひとつの理由だろう。
雪景色さえ珍しい内地人には、北海道もロシアも同じようなものだったに違いない。

僕は、札幌の街に、遠い北欧の街を見ることがある。
夏の長い夕暮れや冬の早すぎる日暮れは、どこか北欧の小さな街を思わせるのだ。
中心部から少しだけ離れた、静かな街の片隅で夕暮れを迎えたとき、そんな気持ちがいよいよ強くなる。

思うに、街歩きというのは、どれだけ夢を見ることができるかということだ。
それは、遠い昭和初期の札幌の街でもいいし、遠いフィンランドの小さな田舎町でもいい。
想像力を存分に働かせて、僕は札幌の街に様々な夢を見ている。

そうして街を見ることで、何かしら新しい発見というものがあったりするのだから。


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by kels | 2016-12-04 20:38 | 札幌のこと | Comments(0)

「異国の匂いがするね」と、通りすがりの女の子が言った

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北海道の風土や景色がどれほど自分の情念や感覚に影響をあたえているか、よくわからない。
家人から「熊のようだ」といわれるのは、ひとつのユーモアにすぎないのである。
北海道に出かけてくる「カニ族」はサイロや原野をみてエキゾシズムを触発されるようだが、ぼくはそんなにこの土地によそよそしくない代わりに、特に強いロオカリズムもない。

「豚殺せ犬走れ」李恢成(1973年)

夕方、大通公園までクリスマス市を観に出かけた。
地元の人間だから、特別に観光気分というわけでもない。
夏祭りの夜店を冷やかす感覚で、冬の散策を楽しんでいるのだ。

クリスマス市の会場は、相変わらず混雑していた。
多くは札幌市外からの旅人なのかもしれない。
聴き慣れない言葉が、あちこちから聞こえてくる。

「異国の匂いがするね」と、通りすがりの女の子が言った。
クリスマス市名物のアーモンド売り場には、シナモンの香りが漂っている。
この香りで、彼女は異国情緒を感じたらしい。

きっと彼女は、クリスマス市そのものに、遠い異国を見ていたのだろう。
見知らぬ国の見知らぬ街で開かれているささやかなクリスマス市。
昔の人たちは、そんな札幌の街を「エキゾチックな街」だと呼んだ。

明治から続く札幌の街の魅力は、形を変えながらも現代に受け継がれている。


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by kels | 2016-12-04 20:16 | 冬のこと | Comments(0)

ミュンヘン・クリスマス市は、たくさんの客で溢れている

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昨日から「ミュンヘン・クリスマス市」が始まった。
ホワイト・イルミネーションも先週から始まっている。
札幌は、本格的に冬のイベントの季節に入ったのだ。

ということで、久しぶりにカメラを持って街に出た。
考えてみると、街歩きも随分していないような気がする。
買い物には来ているから、街に出ていないということではない。

旅人気分になって、街を歩くことが少なくなってしまったのだ。
僕の写真は、あくまでも旅のスナップ写真である。
旅の気持ちをなくしては写真を撮ることもできない。

夜の大通公園は賑わっていた。
電光の温度計は3℃を表示している。
真冬日が続いていたことを考えると、思ったよりも暖かいくらいだ。

ミュンヘン・クリスマス市は、たくさんの客で溢れている。
飲食用のテーブルはほぼ埋まっているようで、さすがに週末の夜だ。
クリスマスが近くなると、混雑は一層ものすごいことになるのだが。

今日は買い物なしの撮り歩きである。
相変わらず、外国からの旅人が相当に多いような気がする。
きっと、札幌市民の方が少ないくらいなのかもしれない。

数年前に比べると、お店も少しづつ変わっているような気がする。
洗練されてきていると言うか、時代の波に乗り続けていると言うべきか。
おかげで、ちっとも古めかしさを感じない。

ちなみに、このミュンヘン・クリスマス市は、今年で15回目になるとのこと。
すっかり定着しているから、もう少し古いのかと思っていた。
今では、札幌の冬になくてはならないイベントに成長したのでは?

雪が積もったら、また観に行こう!


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by kels | 2016-11-26 22:30 | 冬のこと | Comments(0)

久しぶりにカメラを買った。RICHOのGRⅡ。

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久しぶりにカメラを買った。
RICHOのGRⅡ。
GRは持っていないので、GRDⅣ以来のGRシリーズということになる。

初めてGRⅡを持って出かけて写真を撮った。
思ったことは、これはGRDⅣとは全然違うカメラではないかということ。
初めてということもあって、戸惑うことばかりの試写になった。

これは本当にストリートスナップを撮るのに適しているのだろうか。
画質は間違いなく素晴らしいと実感できる。
僕に一番必要なものは瞬間的に撮影できる速写性だ。

あるいは、僕がまだ、カメラの設定をきちんと理解していないだけかもしれない。
なにしろ、デジカメの機能というのは凄まじいから、使いこなすのは至難の業だろう。
少しずつ勉強していかなければ。


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by kels | 2015-12-19 17:40 | 写真・カメラ | Comments(4)

千円札1枚で楽しめるくらいの方が、趣味というのは長続きするのかもしれない

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ここ十数年、日本国中どこの都市とも同じように、札幌でもビル・ラッシュだが、でき上がったビルは、これも日本国中どこも同じの真っ四角だ。
垂直と水平の幾何学的な稜線がキチッと鋭く大空の青を切り、現代人のドライな心情をシンボライズする機能的な美しさを誇っている。
この美しさは、しかし、南国的なものだ。

「ビルと札幌」河邨文一郎(1984年)

先日、古本市で古い本を2冊買った。
郷土の児童文学に関するものである。
これまで見たことのないものだった。

古本市では、安売りの箱から順番に見て歩く。
いくら欲しい本でも、高価では買うことができないからだ。
小銭で買えるくらいの本を探すのが、古本市の楽しみである。

その本も小銭の安売りの箱にあった。
時間もなかったので、それだけをレジに持って行った。
2冊合わせても小銭にしかならなかった。

会計を済ませて背中を向けた時、「あれ、安すぎるよ」と小さな囁きが聞こえた。
そっと振り向くと、会計をした女性が、隣の男性に厳しい声で何か言っている。
男性は申し訳なさそうな顔をしてうつむいていた。

古本市は、いろいろな古本屋が集まってくる。
店の傾向によって値段の付け方が違うから、他店の価格の付け方に違和感を覚えることもあるのかもしれない。
彼女にとって、僕の買い物は「違和感を覚える」値段だったのだ。

古本探しは、ちょっとした小さな宝物探しみたいものである。
千円札1枚で楽しめるくらいの方が、趣味というのは長続きするのかもしれない。
特に、僕みたいに飽きっぽい人間にとっては。


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by kels | 2015-12-19 05:23 | 本・雑誌・古書 | Comments(0)

藻岩山スキー場は、雪不足のため、オープンできないでいるらしい。

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私のエベレスト、七十歳登頂トレーニングの第一歩は藻岩山であった。
我が家から登山口まで二十分、それから山道をゆっくり登って、約一時間で山頂にたどり着く。
実は六十五歳の時、馬の背まで登ったら、のびてしまい、山頂はあきらめて下山した。
これから世界最高峰登頂を夢見る年寄りには、かなりショックなスタートだった。

「北都の大樹海」三浦雄一郎(2006年)

ミュンヘン大橋の「コーチャンフォー」に行った。
駐車場から藻岩山が見える。
冬の夜だというのに、藻岩山は暗いままだった。

藻岩山スキー場にはナイター設備がある。
山裾から見上げれば、明るい光が山の中腹に見えた。
見えるはずの光が見えないので、「あれ?」と感じたのかもしれない。

翌日の朝刊に、藻岩山スキー場の記事が出ていた。
12月12日にオープン予定だったスキー場は、雪不足のため、オープンできないでいるらしい。
どおりでナイターの照明も見えないはずである。

11月に降ったドカ雪は、12月に入ってすっかりと姿を消してしまった。
なにしろ、12月だというのに、毎日5℃以上の暖かい日が続いているのだ。
札幌の積雪がなくなったと、今日の夕刊にも出ていた。

心配しなくても、ちゃんと降るのが冬の雪というやつである。
こんな記事を書いたから、今週末あたりにはドカ雪が来るかもしれない。
さすがに、クリスマスまで雪がないということはないだろう。


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by kels | 2015-12-16 19:51 | 冬のこと | Comments(0)

「思っていたよりも雪がないね」と、通りすがりの女の子が言った

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灰色空に浮かぶ故郷・北海道の青春風景。
そのたびに私は田舎モノなのだと実感する。
実家近く滝野霊園の広大な敷地一杯に広がる緑の絨毯、瑞々しい青の匂い。
母校・藤学園御御堂のステンドグラス・・・。
伝統とカトリックに基づく厳粛な女子校。
母も育ったこの学校は好きだけれど、「派手な行動は慎むべし」という校則は守れない。

「大地のささやき」大黒摩季(2006年)

夕方、ミュンヘン・クリスマス市まで出かけた。
クリスマスが近くなってきたせいか、非常にたくさんの賑わいである。
こう人が多いと、スナップ写真を撮るのも大変だ。

「札幌は人が多いなあ」と、通りすがりの旅人がつぶやいた。
「人が多い」というよりは、「旅人が多い」だけにすぎないのだが。
こうしたイベントに集まるのも、多くは観光客だろうと思う。

「思っていたよりも雪がないね」と、通りすがりの女の子が言った。
街に雪がなくても、クリスマス市の会場に行けば、雪があると思っていたのかもしれない。
雪が降らない以上、クリスマス市の会場にも雪はない。

地元の人間としては、足元に気を使わなくて済むので、こういう気候は助かる。
防寒にさえ注意すれば、スニーカーでも全然問題ないくらいだ。
こういう屋外のイベントで、スニーカーを履いている人は、さすがに少ないが。

足元はともかく、地元の人は全体に薄着の人が多い週末だった。
ちなみに、夕方の気温が4.8℃だった。
決して暖かくはないけれど、真冬の格好をするには、少し気温が高かったかもしれない。

クリスマスまで残り10日。
どこかで雪は降るだろう。
こういう記事を書いた瞬間に雪が積もるのが、札幌の冬というやつなのだ。


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by kels | 2015-12-13 19:51 | 冬のこと | Comments(0)

雪だというのに、ミュンヘン・クリスマス市の会場は賑わっていた

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あしたはクリスマス・イブで、良一が輝子に別れを告げに行くはずである。
この世に、どれほど多くの男女が愛を打ち明け、愛し合い、そして別れるということを、繰り返していることだろうと奈緒実は思った。
自分もまた、今しばらくの間、竹山に心ひかれて悩みつつ生きていくことだろう。
しかし、その恋にもいつか終わりの日が待っていることだろう。
この世に永遠の愛などあるのだろうか。
「むなしい」と、奈緒実は思った。

「ひつじが丘」三浦綾子(1966年)

雪だというのに、ミュンヘン・クリスマス市の会場は賑わっていた。
いや、雪だからこそ、クリスマス市は盛り上がっているのだ。
旅人にとって、雪のない冬の札幌くらい、つまらないものはないだろう。

それにしても、会場は大変な混雑ぶりである。
感覚的なことを言えば、数年前以上に来場者は多くなっているのではないだろうか。
それも、地元の人ではない旅行客が、非常に多くなっているような気がする。

時々僕は、札幌のイベント会場に行って、ふと小さな疎外感を感じることがある。
まるで、地元の人間の方がアウェイにいるような、そんな寂しさ。
観光客を集めるということは、きっと、そういうことなんだろうな。

見知らぬ国を訪れたような気持ちになって、僕は会場をフラフラとした。
知らない街、知らない人々、知らない言葉。
ここが札幌なのだということを一番良く知っているのは、きっと旅人だ。


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by kels | 2015-12-05 21:42 | 冬のこと | Comments(0)

「北海道冬の外出あるある」について考えてみました

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札幌では連続真冬日が続いています。
思うに、瞬間的な記録的寒さよりも、こういう連日の真冬日の方が堪えますね。
街がすっぽりと冷凍庫の中に放り込まれたみたいなんだから。

さて、今回は「北海道冬の外出あるある」について考えてみました。

冬の北海道は天候が極めて不順です。
さっき晴れていたと思っても、数分後には吹雪になっているなんてこともざら。
急激な天候の変化に対応できる服装と心構えが必要ですね。

冬の北海道は公共交通機関の時間が読めません。
はっきり言って、ダイヤなんてあってないようなものなので、行動には相当の余裕が必要です。
交通機関が遅れても文句や苦情を言わない広い心がないと、冬の北海道では生きていけないことでしょう。

冬の北海道では、交差点を渡るときに十分な注意が必要。
凍っていないように見えて路面が凍結しているブラックアイスバーンが、とにかく怖い。
横断歩道の白いラインは、特に滑りやすくて危険なので要注意です(横断歩道が一番危ないくらい)。

冬の北海道では、住宅やビルの壁近くを歩いてはいけない。
上を見ると分かるけれど、屋根に積もった雪がせり出していて、いつ落下してくるか分からないから。
屋根の雪はただの雪ではなく氷の塊である場合が多いので、下手をすると死傷事故につながる恐れあり。

冬の北海道では、ビルの中に入った瞬間が危ない。
靴に雪が付いたままになっていると、そのまま滑って転ぶ可能性が高いから。
デパートやオフィスビルに入る際には、靴の雪をしっかりと落とした上で、慎重に一歩を踏み出しましょう。

とりあえず、思いつくままに並べてみました、冬の北海道外出あるある。
冬の北海道は、とにかくあちこちにトラップがあると思って慎重に行動するのが一番。
足元の凍結にも屋根の雪にも気をつけなくちゃいけないんだから、とてものんびり歩いてなんかいられませんね(笑)

まあ、それも北海道の真冬の醍醐味ということで☆


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by kels | 2014-12-25 21:46 | 冬のこと | Comments(2)

Winter Wonderland~冬の不思議な世界を歩きながら

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そりの鈴の音が聴こえるかい
道は雪で輝いてきれいな景色だ
今夜は幸せだね 冬の不思議の国を歩いている僕たち

それから 一緒に話し合おう 暖炉の側で
冬の不思議な世界を歩きながら
僕たちが決めたことに 恐れず立ち向かうことを 夢に見て

冬の不思議な世界を歩きながら
冬の不思議な世界を歩きながら

「ウィンター・ワンダーランド」(1934年)

クリスマスソングを解禁して以来、毎日クリスマス・ソングばかり聴いて過ごしています。
と言ってもニッキ・バロットのクリスマスアルバム「ウィンター・ワンダーランド」ばかり。
僕の場合、BGMのCDは同じものを幾晩も聴き続ける癖があるのです。

それにしても「ウィンター・ワンダーランド」って、どうしてこんなにも楽しそうな曲なのでしょう。
はっきり言って、冬なんてそんなに楽しい季節ではないし、はしゃいでいる場合でもありません。
北海道の冬を知っていれば、「ワンダーランド」なんて言って浮かれてられないってことが分かるはず(笑)

だけど、この曲を聴くたびに「冬っていいなあ」と思います。
雪が降るのをワクワクして待ち構えている子供の気持ちがよみがえってきます。
雪で輝く街の風景が、まるで幻想みたいに美しいものに思えてくるんですよね~。

僕が思うのは、大切なことは季節を楽しむための気持ちだ、と言うこと。
冬には冬の素晴らしさがあり、冬にしか出会うことのできない美しい風景がある。
大人の先入観みたいなものをすべて捨て去ることで、冬の不思議の国を見ることができるのかもしれませんね。

今年の札幌のクリスマスは、ホワイト・クリスマスになるのかな☆


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by kels | 2014-12-11 19:30 | 音楽 | Comments(0)