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最初から最後まで、文章は僕自身のために書かれているのだ

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考えてみると、もう随分長いことブログを書き続けている。
書くことは僕にとってのストレス解消だから、このブログは誰のためでもなく、僕自身のために書き続けているものだ。
そうでもなければ、何事にも飽きやすい僕が、こんなに長くブログを継続できるはずがない。

ブログタイトルから分かるように、このブログは札幌散策をしながら、発見したことを日々綴っていこうと考えて始めたものだ。
だから、札幌市内の遺跡や歴史的建造物、歴史的エピソードの紹介などが、話題の中心だった。
さすがに何年も続けていると、いつまでも同じことばかりを書いているわけにもいかない。

ブログの話題は少しずつ幅が広がってきて、いつの間にか取りとめのないブログになっている。
ブログの話題が広がるのはいいけれど、原点は「札幌」にあるということだけは忘れないようにしたい。
札幌に生きる自分から見た現代社会を描くことができれば、それでいいような気もする。

もっとも、話題が広がったからといって、何でもかんでも書いているというわけでもない。
ブログの中にあるのは、僕という人間の、ある一つの側面にしかすぎないのだと思う。
僕の中にいろいろな僕自身がいて、その中のkelsという人間が日々のあれこれを書き連ねているのだ。

だから、ブログの中で触れないような話題は多い。
仕事のことや家族のこと、ある種の趣味のことなど。
ブログの中で、僕が僕自身をすべてさらけ出す必要はないし、そもそも、そんなことを誰も望んではいないだろう。

僕は、札幌日和下駄的な僕のままで、少しずつ話題を広げながら、日々の文章を書いていくしかない。
少なくとも、そうすることで僕には一つの発散となるし、振り返ってみたときに、ある種の僕の気持ちを知る手がかりとなる。
最初から最後まで、文章は僕自身のために書かれているのだ。

ブログだけの生活ではないから、更新できない日ももちろんある。
それでも、僕は札幌日和下駄のページを開いたときには、ある種の場所へ戻ってきたような気持ちになることができる。
それだけで、僕がブログを書き続ける意味はあるのと思うのだけれど。


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by kels | 2013-09-30 20:04 | 随想 | Comments(2)

松浦弥太郎の「いつもの毎日」を読んで共感と反省と。

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最近特に好んで読んでいるのは、松浦弥太郎の随筆集。
松浦弥太郎といえば「暮しの手帖」の編集長で、今さらながらに「そういえば『暮しの手帖』の編集長って男性なんだよなあ」としみじみさせられる。
そう考えると、「暮しの手帖」を男性が愛読していても、全然問題ないのだ(笑)

最近になって松浦弥太郎にハマったのは、古本屋で見つけて買ってきた「いつもの毎日」が始まりだった。
衣食住と仕事について、著者の考え方が披露されているが、「暮しの手帖」的目線で受け止めても、なかなか興味深い見識が多い。
つい、他の著作にも手を伸ばしてみたくなる内容だった。

著者の見識には共感できる部分も多い。
例えば、衣服はトラディショナルなものを愛するという生き方。
デザインではなく品質を基準に値段が付けられているもの、そして、長年作り続けられた上質のものを選ぶという生き方は、まさしく僕も同じである。

安いものから安いものへと飛びついていると、いいものを知らずに時だけが過ぎてしまうでしょう。
そこに、「もの選びについての成長や学び」はありません。
一時的に安くおしゃれを楽しめても、そんなのは嫌だな、と感じます。
それよりは自分に手の届く範囲でいいものを買って、大切に使いたい。
上等すぎて買えないものは「いつか買えるような自分になれたらいいな」という、憧れとしてとっておきたい。

「いつもの毎日」松浦弥太郎(2010年)

一方で、反省させられてしまうのは、無駄な買い物をせずに厳選されたものだけを持つという生き方。
週末ごとにフリマへ出かけては、あれこれとガラクタを買い集めている自分の生き方は、まさしく松浦流とは正反対のものである。
以前からどうにかしようと思っていたものの、ガラクタ集めは今も止められない。

不必要なものを処分しているかたわらで、新たにガラクタを買いこんでくるのだから、始末に負えないわけである。
今年こそは無駄を省いた生活に切り替えようと、いつもいつも考えているのだけれど。
必要なものだけに囲まれた、無駄のない生活って、きっと素敵で気持ち良いことなんだろうな。

という具合に、この本は、今の僕にいろいろなことを考えさせてくれた。
共感できること以上に、反省させてくれることの方が、自分には勉強になる。
共感できる部分がある人の見識だからこそ、反省しようという気持ちにもなるのだろう。





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by kels | 2013-09-29 20:31 | 本・雑誌・古書 | Comments(0)

土曜日の午後、森彦「プランテーション」のイベントへ行ってきた

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土曜日の午後、森彦の「プランテーション」のイベントへ行ってきた。
夕方近い時間だったためか、いつもみたいな大混雑にぶつからず。
のんびりと会場内を見て歩くことができて良かった。

会場に到着したのは、午後3時過ぎ。
ちょうどお茶の時間かと思ったけれど、2階のカフェは座席に余裕がある。
土曜日の午後で、「プランテーション」にも空席があるんだと思った。

僕らの前を歩いていた女性2人組は、どうやら初めての「プランテーション」らしい。
店内を慎重に覗きこむようにして、ゆっくりと足を踏み入れている。
こういうイベントは、カフェのPRにもなるわけだ。

1階のスペースでは、野菜や植物などの販売が並んでいる。
神宮マーケットで見ている店も多い。
雑貨的に飾られた植物には、なんだか惹かれてしまう。

2階のカフェを通り過ぎて、まっすぐに3階のイベント会場へ。
それなりにお客さんが入っているけれど、いつもの混雑ぶりではない。
いつもは開店直後に来ているから混雑していたのかもしれない。

珍しい文房具、和菓子、フィンランド雑貨、ヴィンテージ雑貨、手作り雑貨。
楽しいけれど、周りが女性ばかりなので、意味もなく緊張してしまう(笑)
どう考えても、女性向けのイベントなのだ。

余市産のハチミツを売っている店で、ハチミツを購入。
いろいろなハチミツの試食もさせてくれた。
最近は地元産のハチミツが多くなってきているようでうれしい。

帰り道、「プランテーション」のコーヒーをテイクアウト。
カフェにも空席があったけれど、店の前に置かれた白いベンチで飲むコーヒーも美味しい。
コーヒーを飲んでいる間にも、次から次へとお客さんが入っていく。

意外と初めての人も多いらしく、慎重に店内を覗きこんでから、ゆっくりと足を踏み入れる人が多かった。
初めての店って、なんだか怖いからね。


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by kels | 2013-09-28 21:44 | カフェ・喫茶店 | Comments(0)

早朝ジョギングと朝風呂から始まる土曜日の朝だ

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午前4時に起床。
相変わらず、休みの朝には早くに目が覚める。
街はまだ暗闇の中で、夏が終わったのだと改めて感じる。

夜明け前のうちに自動車を出して中島公園まで移動する。
最近の週末の朝は、軽いジョギングを楽しんでいる。
せっかくだから、札幌市内のあちこちを走り回りたい。

中島公園の西側の道路を走っているうちに、夜が明けた。
豊平川の向こう側から昇った朝日が、とても眩しい。
これ以上ないくらいに爽やかで青い空だ。

中島公園の外周を走ろうと思っていたのに、何となくススキノに入る。
さすがに、ススキノの早朝は、まだ深夜が続いているらしい。
酔っ払った人々や仕事明けの人々で、街は賑わっている。

フーテンの寅さんみたいなオジサンが、走る僕に声をかけてきた。
「兄ちゃん、何してんだい?」
「ジョギングだよ!」と答えると、笑って手を振った。

街は、黒いスーツの男の子やショートパンツの女の子たちで溢れている。
もっとも、街を駆け抜けていく僕に、誰も目をくれようともしない。
みんな、自分が生き抜くことで精いっぱいなのだ。

ススキノの街を一回りしてから中島公園に戻り、外周をゆっくりと走る。
住宅街はさすがに静かで、街が少しずつ目覚めていく時間なのだと知らされる。
ススキノから少し離れただけで、こんなに静かで平穏な暮らしがある。

快晴とはいえ、さすがに9月下旬で、朝の風が冷たい。
日の当らない道を走り続けていると、肌の露出している部分がとても冷たくなった。
外を走り回るには、厳しい季節になりつつあるらしい。

一時間走ってから部屋に戻り、熱い風呂に入る。
相変わらず朝風呂は好きで、休日の朝は風呂から始まると言っていい。
冷え切った体が、ようやく温まった。

風呂上がりに、フルーツとヨーグルトの朝食。
大好きなオペラのアリア集を聴きながら朝刊を読んでいると、ものすごく贅沢な時間を過ごしているような気がしてくる。
土曜日の朝って、やっぱりいいな。


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by kels | 2013-09-28 07:31 | 日記 | Comments(0)

レールの保全に命を賭けた無名の技術者たちは、歴史の中に無数に埋もれている

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地元紙では毎日のようにJR北海道の異常事態が報道されている。
多くの事件は、安全管理がきちんと徹底されていなかったというもので、すぐにできるものを放置していただけという単純なものらしい。
多くの道民は呆れているといった論調が紙面を飾る。

必要な作業を放置していた原因は、人や金が不足しているからといったものから、職員の規範意識の低下によるものだというものまで、いろいろと並べられている。
きっと、いろいろな事情が積み重なって、今回の異常事態に発展しているのだと思うけれど、僕は、現代日本が抱える一つの伝統の欠如をそこに感じるような気がする。
そして、それは決してJR北海道という一企業だけの問題ではない。

僕が欠如していると感じるものは、日本に昔から伝わってきた「職人魂」というものである。
古来、職人というのは頑固で融通が利かない反面、自分の仕事には絶対の誇りを持っていた。
自己意識が許さない仕事は絶対に認めなかったし、そうした職人の強い意思が、日本の発展を支えてきた部分は、きっと否定できないのではないかと思う。

しかし、いつしか時代は「職人魂」を許さない社会を築き上げた。
世の中は合理的なものを求め、一層の効率化を図り、徹底したシステム化を推進してきた。
職人の意気込みなどという精神的なものは、既に歓迎される時代ではなく、いかにコストダウンを図るかが優先される社会こそが歓迎された。

もしも、鉄道技術者たちの中に、かつての職人魂のようなものがあったとしたら、危険なレールを放置するなどといった状況には、きっとならなかっただろう。
組織の系統的な指示が誤っていると思えば、技術者というのは自分の信念を決して曲げたりはせずに、ただひたすらに危険なレールを補修し続けただろう。
レールの保全に命を賭けた無名の技術者たちは、歴史の中に無数に埋もれているに違いない。

そして、僕は今でも日本はそういう頑固で融通の利かない職人が頑張っている国なんだと思っていた。
居心地の悪い組織の中で疎ましい存在となりながらも、黙々とレールを修理し続ける鉄道職人たちが頑張っている国なんだと思っていた。
そんに想像がすべて虚像だったということが、僕を何よりも切ない思いにさせてしまう。

それは、決してJR北海道のせいではないだろうと、僕は思いたい。
職人魂の継承を許さなかったのは、我々現代に生きる人々なのだ。
JR北海道は、個々の技術者たちが持つ職人魂を失った代わりに求められるシスマチックな危機管理というものが欠如していたに過ぎない。

つまらない時代だなあと、僕は思う。
頑迷で意固地な職人がいよいよ生きにくい時代となったのだ。
新聞報道の向こう側に、僕は消えていった無名の職人たちの姿を見たような気がした。


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by kels | 2013-09-28 04:57 | 随想 | Comments(4)

どんな時代も、そこを生きた者にはノスタルジーに満ちている

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20年くらい前に「決戦は金曜日」という歌が流行ったことを思い出した。
ドリカムを聴かない自分でさえ、この曲には、特定の時代に固有の匂いみたいなものがあったことを覚えている。
不思議なもので、この曲を聴くと、20年くらい前の古い時代を思い出す。

ラブソングが「決戦」なんて歌われるくらいに、恋愛至上主義はまだ社会に息づいていた。
「金曜日の夜」が特別な夜だったことも、まだバブル時代の華やかな生活を引きずっていたからかもしれない。
バカバカしいくらいに活動的で、バカバカしいくらいに誰もが生き生きとしている時代だった。

浮かれた時代の、浮かれた人々の間で、この曲はヒットしていたし、当時はそれが当たり前のことだった。
当時を記憶している者にとっては良い時代だったし、当時を知らない世代にとっては愚かな時代に過ぎないだろう。
確かなことは、どんな時代であっても、そこを生きた者にとって、その時代はノスタルジーに満ちている、ということだ。

音楽は、華やかなものであるほどに色褪せていくものらしい。
恋愛が決戦で、金曜日がきらびやかだった時代。
そんな青春が、今もこの国のどこかで火花を散らしているのだろうか。





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by kels | 2013-09-28 04:40 | 音楽 | Comments(0)

「さっぽろオータムフェスト」の賑わいぶりはすごいと思う

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この3連休は、とてもきれいな青空が広がる快晴続きで、まさしく、秋のイベント日和。
札幌大通公園で開催中の「さっぽろオータムフェスト」の賑わいぶりもすごい。
秋の札幌旅行を楽しむ人たちにとっては、思い出に残る旅行になったのではないだろうか。

それにしても、本当にすごい混雑ぶりだ。
このイベントが始まった当初は、決してこんな大規模なものではなかったような気がする。
「大通市場」とか何とか呼んでいた頃は。

会場内の激しい混雑ぶりを見ていると、いつの間にか「雪まつり」レベルのイベントになりつつあるのではないかとさえ感じるくらいだ。
出店側の個性も多様で、来場者を飽きさせない仕掛けがあちこちにある。
観光客だけでなく、地元客が多いということにも納得できる。

極端な話、お祭りの露店を大規模にしたようなものだから、楽しいのかもしれない。
何だか意味なくワクワクするからね、お祭りの露店。
まあ、行列に並ぶのと立って食べるのが嫌いな人には向かないかもしれないけれど(笑)


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by kels | 2013-09-23 07:39 | 秋のこと | Comments(11)

2013年最後の「神宮マーケット」を見てきた

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3連休の中日にあたった日曜日、今年最後の「神宮マーケット」を見てきた。
ついこの間始まったばかりだと思っていた「神宮マーケット」なのに、もう終わってしまうとは。
やっぱり、季節の移り変わりは早いし、それに、北海道の夏は短すぎる。

実際、昨日は半袖シャツで出かけるには、もう寒いような朝で、日一日と秋が深まっていることを、肌で感じさせられてしまう。
白いTシャツの上に長袖シャツをはおり、早朝の円山へと向かった。

昨日は珍しく、北海道神宮の境内でやってるラジオ体操にも参加した。
広い森の中で、飛んだり跳ねたり体を伸ばしたりするのは楽しい。
腰に手を当てて体を反り返すと、秋の青空が見えた。

僕が「神宮マーケット」を好きなのは、これが早朝のイベントだからなのだと思う。
子どもの頃から早起きが大好きで、朝食前の散歩に出かけるのが日課だった。
まだ、空気が太陽の光に温められてしまう前の、街のひんやりとした空気は新鮮で瑞々しい。

「神宮マーケット」は、早朝から賑わっていた。
これが今年最後だからなのだろうか、「いつも以上の混雑ぶりだね」と誰かが言った。
たくさん並んでいる店という店に、びっしりとお客さんが詰めかけている。

僕はいつものように、まずは会場内をゆっくりと一周する。
今回は、店の列に挟まれるようにして会場の通路が作られている。

野菜あり、花あり、食器あり、アンティークあり、生活雑貨あり、紙モノ雑貨あり、珈琲豆あり、スイーツあり。
移動販売のカフェだって、いくつも並んで、それぞれの店の味を楽しむことができるようになっている。
どれだけ見ていたって時間が足りないんじゃないかと思ってしまう。

買いたいものはいくらでもあったけれど、何度も何度も自制しながら、できるだけ無駄な買い物をしないように心がけた。
こういうマーケットで野放図に買い物をしていたら、あっという間に所持金を使い果たしてしまうこと、間違いなし、だから。
それでも、最近の定番「雪」の深煎り珈琲豆だけは忘れずにゲットしたけれど。

早朝マーケットが終わってしまうことは、とても寂しいけれど、これが季節の移り変わりというものだろう。
札幌は、いよいよ本格的な秋を迎えて、冬の準備を始めなくてはならない。
また来年、神宮の森の朝に会えたらいいね。


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by kels | 2013-09-23 07:04 | 夏のこと | Comments(0)

JR北海道は、駅ビル(JRタワー)の経営が本業だと思っているのか

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最近、仕事上での最大の悩みは、まともに動いてくれないJR北海道である。
なにしろ、あちこち移動して歩くことの多い仕事だから、交通機関が不安定だというのが一番こたえる。
目的に到着しなければ、そもそもの仕事に取りかかることさえできないのだ。

別にどうしてもJRに乗りたいわけではないけれど、北海道の場合、鉄道といえばJR以外に他の選択肢がない。
他に選択肢がないから、どうしたってJR北海道のお世話になるしかない。
「嫌だったら乗るな」というのが、JR北海道流なのだ。

田舎の地方都市に行くと、こういう店は本当に多い。
小さな街では全国チェーンのコンビニですら「嫌だったら買うな」的なオーラを醸し出して、北海道がいかに未開発の田舎かということを思い知らされる。
「いらっしゃいませ」を言わないコンビニなんて、田舎では当たり前だ。

やはり、田舎の鉄道JR北海道にも、そういう北海道気質が染み込んでいるらしく、どれだけの苦情を受けたって、別に困っている様子もない。
そもそも独占企業なんだから、困るのは企業ではなく利用客の方なのだ。
こういう地域では、いつだって客よりも企業の方が威張っているような気がしてならない。

昨日の金曜日も、函館本線の運休に巻き込まれて、大いに迷惑をこうむった。
朝になって脱線のニュースを知り、早朝から代替の交通機関を確保し、スケジュールを変更し、関係者に連絡し、準備らしい準備もできずに慌ただしく出発した。
そして、こういう事態は決して想定外のことではなく、最近のJR北海道では実に当たり前、日常茶飯事のことなのだ。

JR北海道の頻繁な運休は、今になって始まったものではなく、昨冬の運休なども実にひどい状況があった。
明日の列車が動くかどうかは当日になってみないと分からないというスリルは、まるで冷戦時代の東欧諸国を旅しているかのようだ。
まさしく「予定は未定」で、JR北海道に起因するスケジュール変更が、昨年から今年にかけてだけで何十回あったことか。

特に困るのは、これだけ日常的に運休事故が発生していながら、事故が発生したときの対応に、未だに進歩が見られないこと。
JRはもうまともに運行できないことを前提にして、事故が発生した場合の対応の方にこそ、力を入れてほしいと思う。
現在の状況からいうと、危機管理にこそ最大のエネルギーを注ぐしかないように思えるのだけれど。

昨日、「特急すずらん」で一緒になった、ある放送関係の女性は、「JR北海道は社員研修が徹底されていない」と厳しい口調で話していたけれど、僕は、社員一人一人の資質の問題というよりは、JR北海道という組織そのものをどうにかしてほしいような気がする。
事故が発生したときの対応を、現場の社員一人一人の資質に期待するのではなく、どんな社員でもきちんと対応することができるような、組織的な取組が大切だと思うから。
何か事故が発生するたびに、現場で矢面に立つことになる社員の人たちは、本当に気の毒だなと思ってしまう。

同じく「すずらん」で隣に座った報道関係者は、「JR北海道は、もう、JR東日本に身売りするしかないよ」と言った。
北海道内の独占企業が公共的な鉄道事業を続けていくこと自体が、そもそも不可能だったのだと。
その考え方は、僕も理解できるような気がした。

北海道のように広域で発展途上の地域では、公共的な事業は、やはり、一部の独占企業に任せるべきではないと思う。
よほどの責任感と能力のある企業でなければ、北海道という地域を支えていくことは難しいし、実際に不可能だ。
「JR北海道は、駅ビル(JRタワー)の経営が本業だと思っているからね」と、その男性は笑った。

連休が終われば、また、憂鬱な一週間が始まる。
何が憂鬱かと言って、JRが動くかどうか分からないのが憂鬱なのだ。
こんな心配をしながら仕事を続けている間は、北海道の経済が良くなることは絶対にないだろうと、僕は確信している。

よりによって、来週もまた函館本線に乗車予定なのだけれど、JR北海道の運行予定は、まさに神のみぞ知るみたい。
無事に発車して、到着して、そして、帰ってくることができたら、トリプルラッキーだ(笑)
JR北海道の混乱ぶりは、北海道がいかに未開の地であるかを、地元道民にもきっちりと認識させてくれる事件となった。

悔しいけれどね。


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by kels | 2013-09-21 20:14 | 随想 | Comments(2)

4プラ自由市場に「ブラウンブックスカフェ」がオープンしたぞ!

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チャレンジ精神溢れる個性的なお店がたくさんの4プラ自由市場に、また新しいお店がオープンしたゾ。
お店の名前は「Brown Books Cafe(ブラウン・ブックス・カフェ)」。
流行に敏感なシティボーイだったら、もう分かるハズだよね。

そう「BBC」は南3条通りに面した古いビルの3階にある人気のカフェだ。
まるで、屋根裏みたいな雰囲気のカフェには、美味しいコーヒーだけじゃなくて、アートな洋書やアメリカ的な雑貨が、店中に満ち溢れている。
札幌のカルチャー好きのシティボーイやギャルが集まる理由も理解できるっていうもの。

そして、この「BBC」の新たな店舗が、今回、4プラ自由市場に誕生した「4Pla店」。
こちらはカフェスペースはなく、「古本&雑貨shop」になっている。
4プラに突然現れたカルチャースペースという感じで、意外なミスマッチがまた楽しいのだ。

店内は、古本と雑貨が半々くらいのスペースに並べられていて、品物を自由に手にしながら選ぶことができる。
古本の品揃えは、1970年代から1980年代にかけてのマニアックな単行本が並んでいたりと、なかなか本格的。
シティボーイだったら、一度は読んでおきたい良書が、あちこちに埋もれているので、時間をかけてゆっくりと古本探しをしよう。

「新しいのに懐かしい」、そんなキッチフレーズをつぶやきたいニューショップ。
シティボーイもオリーブも、この秋はカルチャーな古本と雑貨の空間へ集まるべし。
4プラの自由市場巡りが、また楽しくなったネ!

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編集kelsも個人的な趣味で買い物を堪能。
80年代「POPEYE」はオシャレ関係の特集を中心に複数ゲット。
ついでに、林勝太郎「イギリス式おしゃれ学入門」は1973年発行。

写真には写っていないけれど、マッチ箱も発見したよ。
「NIKKA BAR ROYAL」や「舶来居酒屋 葵」「和洋酒場 さち」など、昭和30年代の札幌市内の飲み屋巡りをした気分になれる。
「本と珈琲・ケーキ Brown Books Cafe」のオリジナルマッチ箱も。

写真のクッキーは、開店記念のプレゼントでもらったもの。
「BBC」のお菓子専門店「YUKI」特製。
買っておいた「YUKI」オリジナルのコーヒーを淹れて、早速いただきました。

(この項、80年代POPEYE風に仕上げました)


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by kels | 2013-09-21 13:50 | 雑貨・アンティーク | Comments(0)