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芸術の秋に向かって

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秋になると、芸術のことが頭に思い浮かぶ。
ということは、日頃、いかに芸術と関わりがない生き方をしているかが分かるわけで、秋になると、毎年のように、自分の自堕落な生き方を反省する。

というわけで、今年の秋も、自分自身、目標を持って、創作活動に取り組んでみたいと思う。
今年の秋のテーマはふたつ。

ひとつは、かつて取り組んでいた「PAPERBACKS」を再開すること。
「PAPERBACKS」は、写真と短い文章の組み合わせを積み上げることによって、ひとつの物語めいたものを完成させる、自分流の創作活動のひとつだった。
いくつかストーリーを作ったものの、作業自体がルーチンになってしまい、一時中断したままとなっている。
当時の作品の復活も含めて、活動を再開したい。

もうひとつは、長年の目標であるポータルサイトの作成に取り組むことである。
「札幌文化系コラム」というウェブサイトを作ったものの、テーマを絞り込んだために、これも作業がルーチンになってしまうような気がして、ほとんど更新していない状況である。
できるだけテーマを絞らず、ただし、楽しんで更新を続けていけるような、そんなコラムサイトを作りたい。
ただし、ホームページは、ブログのような書き捨てにならないものにすることが必要なので、それなりにきんとしたものでないと意味がないわけだが。

過去の経験から言って、作業がルーチンになると、活動そのものから離れてしまうという本末転倒な性格なので、いかに、ルーチン化しないで新鮮な活動を続けることができるのか、それが最大の課題である。


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by kels | 2012-08-30 21:32 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)

札幌の秋が始まる

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札幌の秋が始まる
この週末から、いよいよ「だい・どん・でん」が始まって、札幌は、夏から秋へのシフトを始める。
なだらかな9月を滑り始めたら、札幌は秋は、10月、11月と急勾配を滑り落ちていく。
季節の移り変わりを、もっとも感じることができる、それが、札幌の秋だろう。

今年のように残暑が厳しいと、いつまでも夏の影を引きずっているような気持ちになりがちだが、実際には、季節は確実に回り続けている。
見せかけだけの暑さに気を取られているうちに、奴は確実に札幌の街を包み込んでいるのだ。
もっとも、札幌の秋は、決して悪い季節ではない。
最近になって、ようやく、そう考えることができるようになった。

秋は、街並みが美しい。
初夏の瑞々しさとはまた違って、いろいろなものを乗り越えて成熟した美しさが、札幌の秋にはある。
街の色が日々変化していく様子は、春から夏への比ではない。

夏が去っていくのと歩調を合わせて、旅人の姿は減っていくが、それは、街が日常的な素顔を取り戻したことをも意味する。
イベントに振り回される焦りや苛立ちもない。

札幌という街の、穏やかでのんびりとした素顔が溢れる、そんな季節だ。
だから、秋の札幌は、みんなが自分のペースで、ゆっくりと生きているような、そんな気がする。


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by kels | 2012-08-30 19:50 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

放浪の至福とビート・ジェネレーション

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書棚を整理していたら、1992年に発行された「STUDIO VOICE」が出てきた。
特集は「路上にて」。
「路上にて」つまり「ON THE ROAD」という特集は、「放浪の至福とビート・ジェネレーション」に焦点を当てたものだ。

ジャック・ケルアックの「路上にて」で、ビート・ジェネレーションへ強い関心を持っていた当時の僕は、このマニアックな特集を、何度も何度も繰り返し読んだ。
思えば、こういう雑誌の入門編みたいな特集は、幼いころから好きだった。
今でも、単行本よりは雑誌の特集やムック本なんかの方が、読みやすくて好きだったりする。

この雑誌からは、読書に関するアドバイスもたくさん得たけれど、もっとも強い影響を受けたのは、やはり音楽に関しての助言だった。
鈴木カツのチョイスした「『放浪のうた』レコードガイド」は、放浪への強い憧れを持っていた当時の僕にとって、重要な道標になった。

もっとも、ここで紹介されているレコードの多くは、当時、既に入手困難な状況となっているものが多く、レコード探しには、ずいぶんと苦労をしたような気がする。
まだ、ネット通販のない時代のことだから、道内の中古レコード屋巡りをするだけでは足りなくて、東京や大阪辺りの専門店にも、「WANT LIST」を往復はがきで送って、在庫の有無を尋ねたりした。
現在であれば、CD化されて入手が容易なものも多いだろう。

そういえば、ウディ・ガスリーもピート・シーガーもアラン・ロマックスも、ずいぶんご無沙汰になってしまったなと思う。
なにしろ、あれから自分は、放浪とは全然逆の生き方を選んで、今日まで歩いてきたわけだから。


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by kels | 2012-08-29 22:09 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)

一冊まるごと俳句甲子園

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高校生たちをもっともエキサイトさせているのが俳句甲子園。
わたしはそう思っています。
この人達も、大学に入ったら俳句をやめちまうんじゃないか。
社会人になったら忙しくて俳句なんか作っている間がないんじゃないか。
そんなことを言う人がいますが、そんな野暮なことはどうでもいいんです。
こういう形で自分が俳句を詠んだ、体験した、実践した。
このことが一番大きいのであって、彼らの中で一生残っていくことです。
この事実が、日本の文化を厚くするんです。

「一冊まるごと俳句甲子園」金子兜太インタビューより(2010年)





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by kels | 2012-08-29 20:05 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

俳句甲子園の歴代作品

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俳句甲子園の歴代作品の中から、自分の好きなものを書き記してみよう。

・裁判所金魚一匹しかをらず 菅波裕太(愛光高校)第3回

・カンバスの余白八月十五日 神野紗希(松山東高校)第4回

・夕立の一粒源氏物語 佐藤文香(松山東高校)第5回

・風船は空の弔い 佐々木美日(弘前学院聖愛高校)第5回

・黙れば無駄に暑い 佐々木美日(弘前学院聖愛高校)第5回

・かなかなや平安京が足の下 高島春佳(紫野高校)第7回

・じりじりとぜんぶ夏野になっていく 中村可奈(旭川南高校)第8回

・「まーだだよ」昨日を鬼にして夏野 安部拓朗(松山東高校)第8回

・風鈴の音ずれてゆくずれてゆく 山田耕平(吹田東高校)第9回

・小生と手紙に書けり夏休 村上紗也子(金沢泉丘高校)第9回

・山頂に流星触れたのだろうか 清家由香里(幸田高校)第10回

俳句の世界には「句会」という集まりがあって、参加者が持ち寄った作品の中から、自分が良いと思った作品を選ぶ「選句」という作業がある。
俳句を作り出すのに比べて、他人の作品の中から自分の好きなものを選ぶだけだから、「選句」は楽だろうと思っていたが、実際には、作品作り以上に「選句」は難しいものだと思った。

他人の作品を通して、自分を語る。
それが、俳句の「選句」なのではないかと、僕は思う。
たくさんの作品の中から、ひとつの俳句を拾い上げるという作業の中に、自分自身の力が試されているのだと、いつも僕は感じていた。
だから、人の作品を取り上げて、その上、講評まで加えなければならない句会は、僕にとっては辛いものだった。

だから、今でも、自分自身で誰かの俳句を紹介するときというのは、何となく緊張するものだ。

ちなみに、歴代作品の中で、僕がもっとも好きな作品は、「山頂に流星触れたのだろうか」である。
当時もそう思ったし、今もその感動は変わらない。

 
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by kels | 2012-08-28 22:03 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

エコーズに捧ぐ

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ここのところ、エコーズの懐かしい音楽を思い出している。
別に、今さら、1980年代の古いJ.POPを流行らせようなんて考えているはずもない。
幼かったとはいえ、一時期は夢中になって聴いていた音楽を振り返ることで、あの頃の自分のことを、少しは理解できるかもしれないと思っただけだ。

伝説にもならなかった日本のロックバンド、エコーズ。
その名前を覚えている人は、ずいぶん少ないんじゃないかと思う。
「中山美穂を夫人に持つ芥川賞作家・辻仁成が在籍していたバンド」という説明を聞いて、ああ、そんなバンドもあったなと、思い出す人はきっと多いだろう。
エコーズは、実際、当時からそんなロックバンドだった。

子供じみた警句を継ぎ接ぎしたような歌詞が特徴だった。
そして、あの頃の僕たちは、エコーズのそんな実直で間抜けな音楽の中に、リアルで切実な現実への救いみたいなものを、確かに信じていた。
鼻先で笑いながらも、完全に断ち切ることは難しい、ある種の信仰じみた曖昧な魅力が、エコーズというバンドの持つ不思議な力だった。

エコーズは、ブレイク寸前で解散したロックバンドだったと、かつて、辻仁成が言った。
それは、真実かもしれないし、勘違いかもしれない。
けれども、僕は、ブレイクできなかったことに、リアルなエコーズらしさがあったと思うし、ブレイクできなかったという事実が、エコーズの作り上げた音楽の真実を物語っているのではないかと思う。

見栄張りで我がままで我慢できない。
音楽の中の主人公そのものが、エコーズだったのだとすれば、それはやはりブレイクすべき音楽ではない。

今、未熟なアフォリズムでめいいっぱい装飾された懐かしいロックミュージックを聴きながら、僕は、あの頃の自分を思い出している。
見栄張りで我がままで我慢できない少年だった、あの頃の僕を。

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by kels | 2012-08-28 19:45 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

メモリアルパークのチャーリーブラウン

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崩れかかったビルから
空にはじけて消えた君は
国中のテレビに映った君の顔
誰かに似てた

地球で生きてた証拠を
誰にも気づかれず
駅の伝言板にそっと残して

街中の壁の落書きに
僕らの失望と警告が溢れてる
なにげなく通り過ぎる人へ
忙しさのあまり見失ってる

「メモリアルパークのチャーリーブラウン」ECHOES(1986年) 


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by kels | 2012-08-28 19:28 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

Good-bye Blue Sky

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今度は少し長いお別れになるかもしれない
どこかの街で見かけたら 声をかけてほしい
深くかぶったハンチングの下
白い歯を光らせたら合図さ
そのときはもう一度 手を組んで派手にやろう

おとなしくうなづけない
愛すべき Bad Boys、Bad Girls
そのときがきたら 噛みつけばいいさ

「Good-bye Blue Sky」ECHOES(1987年)


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by kels | 2012-08-27 23:01 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

砂浜に書いた愛の文字

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パット・ブーンというアメリカの男性歌手が歌った「砂に書いたラブ・レター」が日本でヒットしたのは、1957年のことだった。
僕は高校生だった。
当時の自分、あるいはその周辺をめぐって、いまでも鮮やかに記憶していること、思い出すと強烈に懐かしいこと、あるいはひときわ嬉しかったこと、悔しく残念なことなど、いっさいなにもない。
記憶はいまやすべて淡く、その輪郭はぼやけている。
要するに、僕はごく平凡な高校生だった、ということだ。

「砂浜に書いた愛の文字」片岡義男(2008年)





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by kels | 2012-08-27 21:07 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

ふたつの甲子園大会

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今年も夏の甲子園大会が終わった。
僕にとっての甲子園大会はふたつある。

ひとつは、北海道東川町を舞台とする「写真甲子園」だ。
今年の優勝校は、沖縄県立浦添工業高校で、8年ぶり2回目の出場での優勝ということだった。
地元北海道からは、常連の帯広南商業高校と、初出場の札幌稲西高校が出場し、いずれも敢闘賞を受賞した。
特に、札幌稲西高校は、今年度限りでの閉校が決まっており、これが、最初で最後の写真甲子園となることから、地元メディアでの注目度も高かった。

そして、もうひとつの甲子園は、四国松山市を舞台とする「俳句甲子園」だ。
今年の優勝は、強豪校・松山東高校で、さすがに俳句の街の地元校である。
ちなみに、最優秀句は、開成高校・佐藤雄志の「月眩しプールの底に触れてきて」だった。
高校生の俳句とはいえ、俳句甲子園で発表された作品は、後世に伝えられるものとなる可能性も高く、非常に重要である。

僕の長年の夢は、この二つの甲子園大会をリアルで「観戦」すること。
とはいえ、仕事を続けているうちは、なかなか達成できそうもない。
うれしいことに、いずれの大会もテレビ番組でのドキュメンタリ放送があるはずなので、当面はテレビ観戦だけでも楽しみたいと思っている。


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by kels | 2012-08-27 20:55 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)