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6月最後の一日

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早朝、眩しい光で目を覚ました。
僕の寝室にはカーテンがないので、朝の光がそのまま部屋を包み込んでいる。
爽やかなボサノバを聴きながら、新しい一日の始まり。

カメラを持って街に出る。
早朝の街は、太陽の光を浴びて長い影を造り出している。
オリンパスのOM-10にモノクロフィルムを詰めて、影ばかり選んで撮り歩いた。

都心ビル地下の「さえら」にて、サンドイッチの朝食。
朝9時の開店時間に合わせて店に向ったら、行列ができていて驚いた。
メディアでの紹介記事を見て訪れている人達も多かったらしい。

陽が高くなった後は、久しぶりにデジタル一眼レフ。
バッキリとした写真を撮るには、デジカメはやはりぴったりである。
まして、夏の強い日差しを撮るのだから、デジカメらしさがマッチするわけだ。

大通から札幌駅あたりを徘徊する。
札幌も観光シーズンに入り、旅人の姿が多くなった。
札幌が札幌らしい季節になったような気がする。

大丸百貨店の「コーチ」と「エルメス」で贈り物を探すが、求めているものはなし。
結局、ネットで探した方が早いらしい。

日本生命ビルの「ゴディバ(GODIVA)」で一休み。
ショコリキサー カフェゼリー。
甘い(笑)

大通公園1丁目では「フェアトレード」のイベントを開催中。
友人の店も出ていたが、混雑していたので声をかけずに通り過ぎる。

大通公園の西側では、恒例の「花フェスタ」開催中。
さすがにすごい賑わいだ。
年齢層は高いように思えたけれど、花を好きな人たちは、やっぱり多いのだろう。

熱い日差しを浴びているうちに、鰻を食べたくなった。
「二葉」に向かうも、さすがに昼時ということで混雑している。
あきらめて、冷やしラーメンを食べた。

夕方、「ブラウン・ブックス・カフェ」で休憩。
誰もいない店内、窓辺の席で静かにジンジャエールを飲む。
男子一人客が2人やってきて、店内を物色していった。

夕食、昼に鰻を食べたかったことを思い出して、「吉野家」のうな丼を食べる。
沈んでいく太陽が珍しく真赤だったけれど、空は夕焼けにはあらず。
札幌の都心部で夕焼けを見るのは、なかなか難しいのだ。

夜、「宮越屋珈琲 THE CAFE」で憩いのひと時。
一日歩き続けて疲れたので、冷たい紅茶を飲みながら、雑誌一冊を読み終える。

長かった6月最後の一日が終わった。


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by kels | 2012-06-30 23:42 | 随想・日記 | Comments(0)

The Gift

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夏の朝にはボサノバを聴こう。

糸の切れた真珠はバラバラ
みんな一緒に手袋の中
待ち望んでいるのは愛の贈り物
贅沢より夢をもう一度追いかけたい

いくら輝いても星はバラバラ
まるで孤独な私たち
何より尊いのは愛の贈り物
寄り添う温もりは春の日差し
誰もが追い求める夢

ねえ 愛の贈り物は拒否しないのに
だって 愛の調べは心に響くもの
でも 4月のワインのように
あなたの指からこぼれ落ちる

だから 優しいキスで神秘の星になり
憧れの楽園への道を照らしてあげたい
どんな運命が降りかかろうと大丈夫
愛の贈り物こそ何より大切な贈り物だから

「The Gift」Genai



◆OLYMPUS OM-2N × ZUIKO 50mm F1.4 × NEOPAN 400 PRESTO(自家現像)


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by kels | 2012-06-30 06:03 | 音楽 | Comments(0)

人生が二度あれば

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もし人生を一度だけやり直すことができるとしたら。
僕は間違いなく、18歳の春を選ぶだろう。

あのとき、僕は故郷の炭鉱町を出て、札幌での暮らしを選択した。
選択肢はもうひとつあった。
それは、多くの人が考えるだろう、東京での暮らしだった。

東京での生活を選んでいたら、僕の人生は今とは全然別のものになっていただろう。
時々、僕はもう一つの人生を生きているかもしれない自分のことを考える。
成功しているか、失敗しているかは、全然想像もつかないけれど、少なくとも現在の自分ではいられなかっただろうことは想像に難くない。
そして、あらゆる人生は、そのような選択の上で成り立っている。

だからといって、僕は今の生活に満足していないわけではない。
札幌での生活を選択したことにより、僕の人生にはそれなりの波乱と混乱があったけれど、それでも僕は今の自分の人生を悔やんだり惨めに思ったりすることはない。
過去の失敗や挫折を取り戻すために人生をやり直すことを、僕はきっと望まないだろう。

東京での暮らしは、漠然とした第二の人生への憧れである。


◆OLYMPUS OM-2N × ZUIKO 50mm F1.4 × NEOPAN 400 PRESTO(自家現像)


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by kels | 2012-06-30 05:38 | 随想・日記 | Comments(0)

風の歌を聴け

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かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。
高校の終り頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。
理由は忘れたがその思いつきを、何年かにわたって僕は実行した。
そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることのできない人間になっていることを発見した。

「風の歌を聴け」村上春樹(1979年)


◆OLYMPUS PEN FT × F.ZUIKO 38mm F1.8 × NEOPAN 400 PRESTO(自家現像)


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by kels | 2012-06-29 23:03 | 文学 | Comments(0)

悲しき自転車乗り

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めっきりと夏が近付き、札幌の街にも自転車が溢れる季節となった。
週末の早朝など、自転車に乗って札幌の都心部を走ると、実に爽快である。
不思議にも、同じような嗜好を持った人たちがいるのか、夏の早朝の大通公園には、自転車でやって来たと思われる人達の姿も多い。
歩行者も自動車もまだ少ない早朝だからこそ、自転車本来の快適さが味わえるのだろう。

実際、午後の札幌の街を自転車で走るには、様々な困難が付きまとう。
なにしろ、歩道には歩行者がいっぱいだし(当たり前だが)、といって札幌の街の車道には、自転車が安心して走ることのできるだけのスペースは確保されていないから、行き場を失って右往左往する自転車の姿を見ることも珍しくない。
都心部では「ポロクル」という貸自転車も定着しているようだけれど、札幌は決して自転車での移動が便利な街ではないと思う、正直に言って。

歩行者の立場になってみると、それが一層理解できる。
人通りの多い街の中を疾走する自転車はかなり危険だし、自転車に対して憎悪を感じている歩行者は相当数に上る。
なにしろ、自転車乗りの交通マナーが良くない街だから、交差点はおろか、一般の歩道でさえ自転車との衝突の危険に満ちているし、まして、携帯電話片手に上の空で自転車の運転をしている連中が、自由に人混みの中を疾走している姿さえ当たり前だというから、ほとんど笑い話である。

自動車を運転していると、自転車乗りの自由気ままな生きざまはより明らかで、およそ公道を走っているとは思われない自由闊達さで、信号のない国道を自動車の隙間を縫うようにして横断していく自転車が次から次へと現れて、まるでアーケードゲームにでも挑戦しているかのようだ。
そんな自転車乗りたちの自由な生き方は、僕に憐れみと惨めさを感じさせてくれる。

考えてみれば、子どものころから僕たちは、まともな交通教育を受けた記憶がない。
まともな交通教育を受けたことがないのだから、交通道徳や交通規範について全然知識がないのは当たり前である。
動物園の猿以上に気ままな自転車乗りが街に溢れているわけで、これが実は、まとな教育を受けなかった代償だと思うと、僕は彼らを憐れんでしまうと同時に、まとな教育を受けることのなかった自分を、これ以上ないほどに惨めに感じてしまう。

せめて、僕たちの子どもの世代くらいには、十分な交通教育を受けさせてあげたいと思う。
そして、野放しにされた無教養な猿みたいな連中が、無教養に自転車を乗り回すような社会だけは、なくしてあげたいと思うのは、僕の我がままだろうか。
札幌には、もう少し自転車の似合う、成熟した街へと成長してもらいたいと、心から願っている。


◆OLYMPUS PEN FT × F.ZUIKO 38mm F1.8 × NEOPAN 400 PRESTO(自家現像)


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by kels | 2012-06-29 20:55 | 随想・日記 | Comments(2)

風の歌を聴け

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僕は5分ばかりそれを眺めてから車に戻り、シートを倒して目を閉じ、しばらく波の音に混じったそのボールを打ち合う音をぼんやりと聞き続けた。
微かな南風の運んでくる海の香りと焼けたアスファルトの匂いが、僕に昔の夏を想い出させた。
女の子の肌のぬくもり、古いロックン・ロール、洗濯したばかりのボタン・ダウン・シャツ、プールの更衣室で喫った煙草の匂い、微かな予感、みんないつ果てるともない甘い夏の夜の夢だった。
そしてある年の夏(いつだったろう?)夢は二度と戻っては来なかった。

「風の歌を聴け」村上春樹(1979年)


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by kels | 2012-06-28 22:17 | 文学 | Comments(0)

ザ・ピーナッツ

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昨日くらいから懐かしいザ・ピーナッツの音楽を随分と聞いているような気がする。
そういえば、ピーナッツなんて久しく聴いていなかったなあと思い、CD棚を探してみると、かなり昔に買ったCDが何枚か見つかった。

戦後の時代、日本文化に大きな影響を与えたものは、云わずと知れたアメリカ文化で、音楽の世界においても、アメリカの流行歌が次々に日本へも上陸してきた。
ハイカラでモダンだったアメリカン・ポップスは、日本でも大流行していくわけだが、ヒットチャートを賑わわせていたのは、オリジナルレコードではなく、日本人による日本語カバーのレコード盤だった。

一時期、こうした日本語カバーによるレコード盤ばかりを集めていたことがあって、その中には、もちろん、ザ・ヒーッナツの音楽もあったわけである。
CD盤は気が向いたときに少しずつ買ってきたものと思われ、たくさんの昭和30年代ポップスのCDの中に埋もれていた。

というわけで、今夜は久しぶりにザ・ピーナッツの懐かしい日本語ポップスでも聴いて過ごそうか。


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by kels | 2012-06-28 20:33 | 音楽 | Comments(0)

パン屋再襲撃

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パン屋襲撃の話を妻に聞かせたことが正しい選択であったのかどうか、僕にはいまもって確信が持てない。
たぶんそれは正しいとか正しくないとかいう基準では推しはかることのできない問題だったのだろう。
つまり世の中には正しい結果をもたらす正しくない選択もあるし、正しくない結果をもたらす正しい選択もあるということだ。
このような不条理性-と言って構わないと思う-を回避するには、我々は実際には何ひとつとして選択してはいないのだという立場をとる必要があるし、大体において僕はそんな風に考えて暮らしている。
起こったことはもう起こったことだし、起こっていないことはまだ起こっていないことなのだ。

「パン屋再襲撃」村上春樹(1985年)


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by kels | 2012-06-27 23:06 | 文学 | Comments(0)

社会とのすれ違い

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しっくりとしない一日というのが、一年の間には何日かあるものだ。
それがまさしく今日だった。

朝、家を出てから、靴を履き違えていたことに気がついた。
大切な会議がある日だというのに、ついカジュアルなローファを履いて出勤してしまった。
納得できないままで地下鉄駅に着いた時に、腕時計を忘れていることに気がついた。
今日の会議の時間調整役が自分なので、腕時計なしでは話にならない。
朝から、今日はマズい一日だと思わせられた。

そんな具合で一日は過ぎる。
トレーシングペーパーがほんの少しだけズレているように、まるで世の中と自分とが微妙に食い違っているかのような感覚が、自分の周りを包み込んでいる。
自分が違うのか、周囲が間違っているのか、それさえも分からないままに一日は過ぎ去り、夕方から大切な会議が始まった。

腕時計は、昼休みの間にビックカメラで入手済みだったけれど、時計の問題如何ではなく、時間調整がうまくはかどらず、会議は予定を大きく超えた。
朝から晩まで、すれ違いのままで一日は終わったらしい。

新しい朝が来るころには、何もかも元どおりになっているはずなんだけれど。


◆OLYMPUS PEN FT × F.ZUIKO 38mm F1.8 × NEOPAN 400 PRESTO(自家現像)


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by kels | 2012-06-27 22:13 | 随想・日記 | Comments(0)

蕎麦屋

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風はのれんをばたばたなかせて
ラジオは知ったかぶりの大相撲中継
あいつの失敗話にけらけら笑って
丼につかまりながら、おまえ
あのね わかんない奴もいるさって
あのね わかんない奴もいるさって
あんまり突然云うから 泣きたくなるんだ

「蕎麦屋」中島みゆき


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by kels | 2012-06-27 21:52 | 音楽 | Comments(0)