<   2011年 02月 ( 69 )   > この月の画像一覧

東郷青児のビーズ絵

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1960年代、時代は高度経済成長の頃である。
戦前風の日本的文化からの脱却を始めたニューファミリーたちは、「団地」と呼ばれる新しい住宅様式を暮らしの基礎とし、そのために「団地族」などとも呼ばれた。
団地族たちは、小さいながらも歴とした2DKの間取りを持つ住宅で、テーブルにチェアを組み合わせた、新しい文化的生活を営み始めるのである。

東郷青児のビーズ絵が全国的に流行したのもこの時期のことで、和室にソファセットを置いた独特の洋風空間の中で、このビーズ絵は大活躍したものと思われる。
当時の団地の暮らしを克明にまとめた「団地2DKの暮らし」青木俊也/河出書房新社(2001)の中でも、松戸市立博物館の展示作品を題材として、このビーズ絵について解説されている。

こうしたビーズ絵は、初心者向けの手芸キットとして発売されていたものであり、誰もが簡単に東郷青児風のインテリアを完成させることができたものらしい。
もっとも、ひとつの時代を築き上げたものは、通り過ぎた後には時代遅れのものとなってしまう度合いが強く、多くの家庭ではこうしたクリスタルビーズ作品も、どこかの時点で捨て去られたことだろう。
それだけに、現在まで残るビーズ作品は当時を物語る貴重な資料的価値を有していると言えるのである。

もっとも、いわゆる昭和レトロ雑貨とはいえ、ビンテージ的な価値はほとんどない。
あくまで、時代の空気を楽しむためのアイテムだと考えて大切にしたい。

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by kels | 2011-02-27 20:56 | 雑貨・アンティーク | Comments(0)

晴れ時々吹雪

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昨日、撮りきれなかったTOMATOのフィルムを撮ってしまおうと、早朝の街に出かける。
今になって考えてみると、TOMATOは明るい空の下でこそ活躍できるカメラ。
薄明の街には向いていないものだった。
(写真はいずれもアンダーになってしまった)

一度帰宅して朝食を食べてから、再び街へ。
久しぶりに、少し長い距離を歩きながら、写真を撮ってみる。
TOMATOのフィルムを撮り終えた後は、同じくKONICAのFANTASY(ファンタジー)を用意。
まるでコニカマニアみたいだ(笑)

雪の中を歩き続けて、体がすっかりと冷え切ってしまったので、パレードビルの「フォール・ステアーズ」で熱いコーヒーを飲みながら一休み。
午前の遅い時間だった割には、店内はガラガラで、随分静かな雰囲気だった。

結局、2時間歩き続けて、フィルム2本終了。
いつもの店へフィルムを預けて帰宅してから昼食を食べた。

午後、アンティークの「36号線」へ顔を出し、昭和30年代に作られたと思われる、東郷青児のビーズ絵を購入。
昭和30年代の生活雑貨は、もっとも好きな分野のひとつだ。

「マッキナフォト」にて写真を受け取り、帰宅。
2月いっぱいはCD入力無料サービスだったので、写真をCDにも入れてもらったけれど、来月からはまた自分でプリントをスキャナーで読み込まなければ(笑)
「現像のみ」とか、「現像+CDのみ」などの方法もあるけれど、写真はやはりプリントしなければ。
それに、白い縁のある写真は、どこかレトロでカッコイイし(笑)

今週から、いよいよ3月。
さすがの札幌も春らしくなってくるかな。

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by kels | 2011-02-27 19:48 | 日記 | Comments(0)

KONICA TOMATO

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「KONICA TOMATO(コニカ トマト)は1985年に発売された女子中高生ターゲットのシンプルカメラ。
女性向けということで、赤いボディにかわいいトマトをあしらったロゴがプリントされている。
もっとも、このカメラが実際に当時の女の子たちの人気を得たかどうかは不明。
当時は、現在みたいにカメラ女子みたいなムーブメントもなく、カメラ趣味といえば男子オンリーの状態が当たり前だった。

当時のカメラ雑誌「CAPA(キャパ)」の記事でも、「どうして女の子はカメラが嫌いなのか?」といった特集が組まれているくらいに、女性とカメラとは似つかわしくないものとされていたのだ。
その頃の「CAPA」は、「どう考えても少年しか対象にしていないだろう」といったエッチ記事も多く、写真が女性には近づきがたい存在であったことを想像させる。

当時の事情はともかくとして、25年以上前のカメラとはいえ、TOMATOの使い勝手はなかなかのもの。
固定焦点、シャッター速度固定、ただシャッターボタンを押すだけで写真が撮れる簡単カメラで、「写るんです」が流行した時代の雰囲気を感じさせてくれる。
F4.0、1/125秒ということで、青空の下で撮る、トイカメラ感覚のカメラだ。

プラスチックボディがたまらなくチープだけれど、みんなと違うカメラを持ちたいときには目立つこと間違いなし(笑)

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by kels | 2011-02-27 19:31 | 写真・カメラ | Comments(2)

TOMATO試写

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先日、購入したばかりの「KONICA TOMATO」の試写ができあがった。
写真屋さんも、予想以上の仕上がりに驚いた様子で、「やっぱり、フィルムメーカーの作るカメラって、いいんですね~」と唸っていた。
僕自身も、これだけ写れば十分といった感じ。

ただし、シャッター速度固定のカメラなので、やはり室内や暗がりでの撮影には無理がある。
F4.0、1/125秒ということで、トイカメラ同様、天気の良い日に、青空の下で使いたいカメラだ。

ノーマル仕上げで、これだけの爽やかさだったら、文句のつけようがないと思うのだけれど。

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by kels | 2011-02-27 19:13 | 写真・カメラ | Comments(0)

別れの朝

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早朝のススキノを歩いていたら、交差点で小さな花束を抱えた男性に出会った。
若い彼の隣には、先輩と思しき男性が並んでいて、盛んに別れを惜しむような言葉を交わしている。
どこかで一晩中飲み明かした後なのだろうか。
あるいは、深夜のアルバイトが終わって、その帰り道なのかもしれない。

信号が青になっても、2人はなかなか歩きだそうとしなかった。
何度も握手をして、肩を叩き、しきりに励ましの言葉をかけている。
花束を持った男性は、ただ黙って何度も何度もうなずき、やがて、青信号が点滅し始めたときに、ようやく2人は別れた。

花束を持った男性が交差点を渡り終えると、彼は再び振り向いて、道路の向こう側にいる男性に頭を下げた。
見送っている男性は、大げさに手を振り、いつまでも頭を下げ続けている男の子に、早く行けというようなしぐさをした。
最後に、一回だけ右腕で目のあたりを拭ってから、男の子は歩き始めた。

先輩らしき男性は、彼が立ち去っていく姿を、じっと見送っているようだった。

気が付けば3月、別れの季節がすぐそこまで来ているのだと思った。

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by kels | 2011-02-27 08:47 | 日記 | Comments(0)

真冬日

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まだ、あまり歩き回らないようにしているのだけれど、今日は久しぶりにカメラを持って散歩してみた。
ほんの数十分くらいだから、本当に散歩程度なんだけれど、カメラを持って歩きまわるのはやっぱり楽しい。
今日のカメラは、先日購入したばかりの「KONIKA TOMATO」。
せっかく1980年代のカメラなので、80年代後半に過ごした街を歩いてみた。

フジフィルムの「ヴィーナス400」、さすがに27枚撮り一本を撮るには至らない。
あまり歩かないようにしていたので、住宅街の周りをざっと一周しただけだから、それも仕方ないか。
「TOMATO」は当時流行した、固定焦点のシャッター押すだけカメラなので、何も考えないで写真を撮るのにぴったり。
明日にはフィルム撮り終えて、プリントを見てみたいな。

古いコーポの前で、4匹の野良猫と遭遇。
なにしろ、真冬日の寒いだったから、猫たちも寒そうで、みんな鼻をグスグスさせていた。
札幌の春は、極めて忍び足だ。

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by kels | 2011-02-26 19:35 | 日記 | Comments(0)

悲しい気持ち

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桑田佳祐の「悲しい気持ち」が発売になったばかりの秋のことだ。
たまたま録画したテレビの音楽番組(「夜のヒットスタジオ」か「ミュージック・ステーション」)で観た、桑田佳祐のその曲を、僕らは学園祭の打ち上げで歌ってみようということになった。
桑田のバックで数人のコーラスグループ(「湘南隊」というらしい)が一緒に踊っていて、サビの部分ではみんなで右腕を振り回し、間奏部分ではみんなで横になって踊った。

学園祭の最終日、僕らは街でカラースプレーを買ってきて、思い思いに髪の毛の色を染めて出かけた。
青色だったり、黄色だったり、銀色だったり、カラーひよこみたいな髪の毛が並ぶ中、僕の髪の毛も真紅に染まった。
普段は着ないスーツを着て、ネクタイをしめて、革靴を履いた。
広いカラオケバーを貸し切り、他の学校の女の子たちをたくさん呼んだ。

終わり近くになった頃、僕は「悲しい気持ち」を歌った。
髪の毛の色を染めた仲間たちが後ろに並んで、一緒に歌った。
バブル時代、サザンは絶大な人気を誇っていた。
馬鹿みたいに騒ぎながら踊りまくった。

昨夜、久しぶりにあの頃の夢を見た。
仲間のアパートの一室で、夜中までビデオを繰り返し観ながら、夢中で桑田佳祐の踊りを練習していたことを、みんなは知らない。
くだらないことに夢中になれた時代のことで、それはどこか懐かしい日々であった。

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by kels | 2011-02-26 07:21 | 音楽 | Comments(2)

あくせく

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少し心にゆとりが生まれたからだろうか。
カフェに入ったとき、周りをゆっくりと観察する習慣が付いた。
バブルの頃にも、オシャレな喫茶店はたくさんあったはずなのに、表面的な美しさばかりに気を取られていたとでも言うべきなのか。

あの頃は、人気の喫茶店に入っても、時間の流れがものすごく速かったような気がする。
誰もがせかせかと、あくせく生きていた。
そんな時代だったのかもしれない。

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by kels | 2011-02-24 21:42 | 日記 | Comments(0)

春隣

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2月も末となって、さすがの札幌も少しずつ春の気配を感じさせつつある。
つい、先日まで雪まつりをやっていたはずなのに、季節の移り変わりというのは、やはり早い。
とは言え、昼と夜の温度差が激しいのも、この季節の札幌の特徴。
汗ばむような午後の気温が嘘みたいに、夜は氷点下となるから、いよいよ体調管理が必要な季節だ。

借りし書の返しがたなく春隣 松本たかし
 

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by kels | 2011-02-24 19:42 | 日記 | Comments(0)

1980年代

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ここ最近の頭の中は、すっかりと1980年代(エイティーズ)。
ひとりバブリー感覚で、バブリーな80'sアイテムに浸っている。

夕食後の密かな楽しみは、80年代のCAPA(キャパ)。
特に、80年代後半のバブル期に出版されたものは、突っ込みどころ満載だったりする。
別に、笑うために読んでいるわけでもないけれど。
当時の新商品紹介記事を読んでいると、どうにも80年代カメラが欲しくなってくるから不思議だ。

週末は、80年代のプラスチックカメラで、久しぶりの街撮りをしてみようかな。

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by kels | 2011-02-23 22:53 | Snap Short Stories | Comments(2)