<   2010年 02月 ( 104 )   > この月の画像一覧

さくら

b0103470_2205593.jpg

いつかきっと帰りたくなるよ。
思い出の場所へ。
仲間たちと過ごした、何気ない毎日の中へ。
でもそれは、決して悪いことじゃない。
誰だって帰る場所を探して、思い出の中をさまよう時が、きっとあるから。

さくら さくら いざ舞い上がれ
とわにさんざめく光を浴びて
さらば友よ またこの場所で会おう
さくら舞い散るみちの
さくら舞い散るみちの上で

「さくら」森山直太朗(2003)
今年もまた、たくさんの「さくら」たちが舞い上がろうとしているんだ。
真っ白なままの明日に向かってね。



にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-28 22:09 | 随想 | Comments(2)

CAFE RANBAN

b0103470_21441624.jpg

狸小路より1本南の通りを歩くと、小さいけれど個性的なお店がいくつも並んでいることに気が付く。
どの店も何処か懐かしい雰囲気を漂わせていて、その通りそのものがノスタルジックな空間を演出しているかのようだ。

1986年に移転してきたとき、「カフェ・ランバン」は現在の2階部分だけだったという。
その頃、1階部分では「サラ」という喫茶店が営業していた。
時間の流れの中で「サラ」は姿を消したけれど、「ランバン」は南3条通りへ看板を掲げ続けた。
看板だけではなく、独特の雰囲気を持つ店舗景観は、1997年に都市景観賞を受賞するほど、実に完成された空間だ。

店内には、あの頃と同じような時間が流れている。
当時を知らない人間でも、おそらくそう感じることができるはずだ。
それは古臭いとか老舗っぽいとかそういうことではない、ゆったりとした時間を生み出す空間だ。
札幌の街にある、とても普通の喫茶店。
けれど、そんな普通の喫茶店を求めることが、今とても贅沢なことになっている。

自家焙煎のこだわりコーヒーと、あの頃のままの空間。
まさしく贅沢な時間を、そこでは、誰もが手に入れることができる。


<関連記事はこちらです>

FAB cafe
http://poros.exblog.jp/14295106/

カフェクラブ ロスマリン
http://poros.exblog.jp/14795187/

喫茶のあ
http://poros.exblog.jp/12256228/



にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-28 21:59 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)

札幌駅

b0103470_20421681.jpg

駅は、これから旅立とうという人や、旅から帰ってくる誰かを待つ人たちで混雑していた。
待合所の真上に設置された照明だけが、やたらとキラキラしていたけれど、誰もそんなことには関心がないふうだった。
そして、あのときも僕もそうだった。

突然の仕事が入って、しばらく札幌の街を離れることになったのは、もう3年以上も昔のことだ。
あれは、雪が降り始める季節で、札幌を離れている間に雪が積もるかもしれないと思いながら、僕は旅支度をした。
仕事で同行する仲間たちと、駅のこの待合所で待ち合わせをした。
誰もみな、未知の仕事に向かう不安と高揚感とで、あまり口を利かなかった。
結局のところ、そういうひとつの仕事が僕の人生を大きく変えたことになるのだけれど、そのときは、もちろん誰もそんなことを想像さえしなかっただろう。

眩しい照明を見つめながら、僕はあのときの自分が座っていた場所を思い出し、あの朝の胸の鼓動を思い出している。
もう帰ってくることさえないかもしれないという不安の中で旅に出た、あの冬の朝の心臓の高鳴りとともに。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-28 20:49 | 音楽 | Comments(0)

卒業旅行

b0103470_20204451.jpg

明日から3月、いよいよ卒業旅行のシーズンだ。
札幌市内では、既に学生らしき旅人の姿を多く見かけつつある。

僕は卒業旅行には行かなかった。
札幌から四国まで、一週間の旅行を計画していたのだけれど、出発する1週間前に、仲間の一人が突然の事故で死んだ。
僕らは旅行を中止して、社会人になるまでの一ヶ月を慌ただしく過ごした。

奇跡的に軽症で済んだ友達が、しばらくの間、中村記念病院に入院していたから、僕は毎日病院へ通い友達を見舞った。
毎日、西4丁目から市電に乗って、西15丁目で降りた。
看護婦さんとも仲良くなった頃に、友達は退院をして、僕の病院通いは終わった。

卒業の記念パーティーのとき、ヨーロッパへ卒業旅行に出かけた仲間達が、お土産を持って現れた。
「こいつ、旅行中に彼女ができたんだぜ」と、誰かが言った。
その彼は、照れながら旅行の土産話をしてくれた。
最後に、「もしかすると、結婚するかもしれない」と、小さく呟いた。
彼が旅行中に知り合った女の子と結婚したのは、本当に卒業したその年の秋のことだった。
卒業旅行というだけで、ずいぶんいろいろあるものだと、そのとき僕は思った。

結婚式から1年ほど経った頃、彼からの電話が鳴った。
「ずいぶん久しぶりだね」と、僕は言った。
彼は、元気なさそうに小さく笑いながら、「昨日、離婚したよ」と言った。
「どうして?」と、僕は言った。
「よく分からない。たぶん、早すぎたんだろう、いろいろなことが」

僕が四国へ旅行に出かけたのは、結局、最初に勤めた会社を退職した、2年後のことだった。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-28 20:31 | Snap Short Stories | Comments(0)

ひよこ

b0103470_2128036.jpg

朝イチで、コーチャンフォー・ミュンヘン大橋店へ行き、ブラブラと時間潰し。
CDコーナーで、ガリレオ・ガリレイの「ハマナスの歌」を購入。
続いて、書店の方で「反骨無頼の俳人たち」村上護(2009)を購入。

川沿の「ブックオフ」まで寄り道して、中古レコードを3枚買って帰る。

午後から街に出て、パルコ周辺をウロウロ。

大丸セントラルで、原稿用紙やら筆記用具やらをまとめ買い。
そう言えば、印鑑も新しいのを作ろうと思っていたんだよなあ。

丸井今井で「全国うまいもの大会」を開催中だったので覗いてみる。
食べたいモノがたくさんあったのに、結局買ったのは東京の「ひよこ」(笑)
店頭に飾っている小さなヒヨコをカワイイと言っていたら、こっそりと、ひとつくれた。

久しぶりに、レコレコ(「レコーズ・レコーズ」)を覗いてみるが、特に買うべきものはなし。
自分の欲しいようなレコードは、ちゃんとした中古レコード店には、あまり置いていないのだ。

「カフェ・ランバン」で一服。
こういう普通の喫茶店が最近は一番好きだ。

狸小路の「フレッシュエアー」で、中古レコードを1枚購入。
店の前に出ているバーゲンの中にこそ、我が欲しいものはあり(笑)
300円なり。

帰り道、小さな雪がちらついていた。
冬の終わり近くとは言え、春まだ遠い。
そんな札幌の2月の終わりだ。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-28 20:12 | 随想 | Comments(0)

子供の国

b0103470_21532827.jpg

円山動物園の中にある遊園地、「円山子供の国」が、今年の秋で閉園・撤去されるそうだ。
設備が古くなったことなどが理由で、跡地には動物園設備を設けるということである。
札幌中心部で唯一の遊園地だっただけに、これはとても残念だ。
時代の流れとも言うべきなのだろうが、動物園施設の充実の方が急務だから、遊園地の継続なんか議論の対象にもならなかったのかもしれない。

「子供の国」というと、昔は中島公園の中にあった。
歴史的に見ると、昭和33年に開催された北海道博覧会(道博)のときに、中島公園内に「子供の国」が設置されたのが最初だったのだ。
それが、コンサートホール「Kitara」建築のために、円山動物園内へ移転となったのが、平成6年のことである。
設備的には確かに古くなっているものが多く、状況として分からないではないが、どうにかして残してほしかったというのが、正直な感想だ。

小樽公園でも遊園地が廃止され、歴史的な意義がある都市部の遊園地としては、函館公園の「こどものくに」くらいとなるのではないだろうか。
どうにもなくなっていく話ばかりが気になってしまう性分だ。
新たに設置される動物施設にしても、これから新しい歴史を刻んでいくことになるのだろうけれど。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-27 22:09 | 音楽 | Comments(0)

牛舎(ぎっと)

b0103470_21384360.jpg

北海道大学前にある「牛舎(ぎっと)」。
1980年代に発行された札幌のグルメ本には、必ずこの店が紹介されているところを見ると、当時からこの店は人気のお店だったらしい。
店先には「SINCE 1977」という表示もあり、すっかりと長い歴史を持つ店になったという貫禄に満ちている。

ステーキやハンバーグなど肉料理を中心とした洋食屋で、今でも開店当時の雰囲気をどこかに漂わせている。
営業時間は、ランチとディナーに別れていて、ランチ・メニューは、どれも1,000円札でお釣りが来るほどお気軽メニューだ。
今日食べた「ステーキ」は、サラダとコーヒーが付いて700円。
ステーキには、添え物のスパゲティ・ナポリタンが付いていて、これもまた懐かしい味だ。
定番のカレーライスやハンバーグも懐かしくも、お腹一杯に満たされる内容でお勧め。

1980年代当時の本に掲載されている名店って、実はあんまり残っていないので、今も残っているとしたら、それは本当の名店の証ということなのだろう。
最近の小さな楽しみは、そういう本当の名店をひとつひとつ訊ね歩くことにある。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-27 21:50 | 食べ物 | Comments(0)

路線バス

b0103470_21294211.jpg

テレビ東京の「路線バスの旅」を観た。
路線バスだけを乗り継いで、4日間の長距離旅行に出かけるという番組だが、路線バスというのがキーワードになっていて、毎回観てしまうほど楽しい番組だ。

新幹線や高速バスなどを利用しない、のんびりとした旅への憧れというのは、誰しもあるのではないだろうか。
鉄道であれば、それは鈍行列車の旅ということになり、陸路であれば、それは路線バスの旅ということになる。
鈍行列車の旅は、「青春18きっぷ」などですっかりとメジャーなものになっているが、路線バスとなると、地域ごとにバス会社が分断されていたり、そもそも系統的な路線がなかったりするなどで、なかなか一般的ではない。
あまり一般的ではないということに、この番組の楽しさがあるのかもしれないが。

もう少し暖かくなったら、小さな旅に出たいなと思う。
目の前のバス停から始まるような、そんな小さな旅だ。
行きたいと思う方向に走るバスに乗って、まだ行ったことのない、知らない札幌の街を歩いてみる。
そんな旅こそ、今の自分には必要であるような気がする。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-27 21:37 | 随想 | Comments(0)

ニトリ

b0103470_1836454.jpg

開店時間の10時を目指して、家具のニトリへ向かった。
10時に到着しても、店のドアが開く様子はない。
店の前には、既にたくさんの客が開店を待っているが、少し開店が遅れているらしい。
結局、開店時刻から10分近く遅れて、店の扉が開いた。
きちんとした店では考えられない状況だけれど、1階部分に店舗がないため、従業員も外で客が待っていることに気付かなかったのかもしれない。
あるいは、ちょっとした連絡ミスで、既に開店しているものと思っていた可能性もある。

今日、この店を訪れたのは、新聞の折り込みチラシに掲載されていた商品を買うためだったけれど、肝心のモノがない。
店員に訊ねて、照会してもらうと、在庫がまだ入っていないために、お取り寄せになるという。
在庫が入荷していないものが、どうしてチラシに掲載されているのか分からないけれど、かなり大きな家具なので、寸法や機能など詳しい部分を知らないで、簡単に取り寄せてもらうわけにはいかない。

商品を買いたいから、詳しいカタログを見せてほしいとお願いすると、そんなものは存在しないとのことだった。
ということは、新聞の折り込みチラシに掲載されている小さな写真と簡単な紹介文だけで、商品を選択して注文しろということらしい。
ネット通販みたいなものだが、店舗に来てなお、ネット通販と変わらない買い物をすることになるとは思わなかった。

というか、そんな状態で買えるような家具でもなかったので、結局手ぶらで店を出た。
値段が安いのは歓迎だけれど、省かれるところはきっちり省かれているのだと、つくづく納得した一日だった。
納得できる人だけが買えば良いというシステムは、きちんと確立されているのだ。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-27 18:48 | 随想 | Comments(0)

青空

b0103470_21291956.jpg

朝から気持ちの良い青空。
せっかく早起きしたので、久しぶりにカメラを持って、朝食前の散歩に出かけた。
昨夜、「仰げば尊し」を聴いたためか、なんだか学校へ行きたくなって、札幌旭ヶ丘高校と札幌南高校をハシゴした。
カメラはLOMO LC-AとKONIKAのC35EF、いわゆる「ピッカリコニカ」の2台。
朝から撮りまくって、とりあえずLC-Aの24枚撮りフィルムを1本撮り終えたところで、いったん帰宅。
動いた後は朝食が美味しい。

朝食を食べてから、美園のニトリ家具へ行って、用事を済ませる。

天気が良いので、北海道大学まで移動して散策。
「弘南堂書店」を覗いて、100円均一棚から1冊チョイス。
すぐ隣の「北十二条書店」も覗いて、「酒のほそ道」を数冊まとめ買い。

昼近くになったので、懐かしの「牛舎(ぎっと)」に入って、ステーキのランチを食べる。
サラダとコーヒーまで付いて700円。
1980年代前半の、あの洋食屋の雰囲気が未だに残っていて、気持ちまで満たされた。

北大構内をウロウロ。
青空とは言え、真冬日の予報で、さすがに気温は低くて、カメラを持つ手もしびれそうだ。
けれども、朝からの青空が午後まで持つなんて、やっぱり冬は終わりに入りつつあるのだなあと、しみじみとする。

札幌駅へ移動して、駅構内で写真を撮る。
大きな旅行鞄を持った人達も多い。
大学生なんかは、もう卒業旅行のシーズンに入っているのかもしれない。

LC-Aに詰めた本日2本目のAGFA400,36枚撮りも撮り終えて、本日の散策は終了。
デジカメのGRD3の方は、本日280枚だった。

傾く夕日の中、もう少し写真を撮りたいと思ったけれど、さすがに歩き疲れていたし、なにしろ寒くて手が冷たいのもあって、日没前には街を引き上げた。

そろそろ最後になるかもしれない、冬の鍋でも食べて温まろう。


にほんブログ村 写真ブログ スナップ写真へ

↑↑↑↑↑↑
「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします。
by kels | 2010-02-27 18:34 | 随想 | Comments(2)