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トルーマン・カポーティ・ロックンロール・バンド

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ところで、「さらば愛しき女よ」といえば、その昔、内田裕也が「トルーマン・カポーティ・ロックンロール・バンド」という名前で、録音したアルバムを思い出す。
1981年発表、レイモンド・チャンドラーの世界をロックンロールで描くコンセプト・アルバムだった。
レコードは今でも我が家にあるが、CD化されたときに買っておかなかったのは失敗だった。

内田裕也のボーカルは、正直あまり好きではないのだけれど、どこか惹かれる部分があって、結局のところ、発表されたすべてのレコードを集めることになった。
決してブレイクしたレコードというわけではないので、裕也のすべてのレコードを集めるのには、それなりの手間と金がかかったものだ。

あまり数がないとは言え、一部のマニアックな人々には絶大な人気を誇るから、こういうアーチストのレコードというのは実際手に入りにくいらしい。
今みたいにネットオークションなどというものがない時代には、なおさらだった。

内田裕也といえば、事業仕分けの会場を傍聴したニュースが先週流れて、久しぶりにその名前を聞いた。
都知事選出馬も今では懐かしい政治史のひとつだ。


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by kels | 2009-11-29 17:21 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

さらば愛しき女よ

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「怖くなった」と、私は突然いった。
「ぼくは怖くなった」
レッドは波のうねりのままに船をすべらせた。
船は静止したまま、波が動いてゆくような感じだった。
彼は顔を私の方に向けて、じっと私を見つめた。
「ぼくは死と失意が怖い」と、私はいった。
「暗い海と溺れた人間の顔と眼玉のあとがからっぽのしゃれこうべが怖い。死ぬことと、すべてがむだになること、ブルネットという男に会えないことを怖れる」

「さらば愛しき女よ」 / レイモンド・チャンドラー(清水俊二=訳)



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by kels | 2009-11-29 16:55 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)

紀伊国屋書店

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昨夜は午前2時までかかって、レイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」を読了。
気持ち良い眠りにつくことができた。

朝は7時過ぎに起床、朝食を食べてから、カメラを持って街に出る。
青空が見えているうちは、フィルムカメラ(今日はLOMO LC-A)で写真を撮ろうと思っていたのだけれど、少しずつ空が暗くなっていく。
なんだか撮る気がしなくなってしまった。

札幌駅前の「紀伊国屋書店」や札幌ロフトの「ヴィレッジ・ヴァンガード」などをフラフラし、「スナップ」のバックナンバーを買って帰宅する。
「イノダコーヒー」で一休みしようと思ったけれど、本を探しているうちに、何となく行き損ねてしまった。

午後から部屋で読書をしてのんびりと過ごす。
こうして冬には部屋の中で過ごす時間が多くなっていくのだ。

夕方、少し外へ出て、気分転換するも、特に撮るべき気持ちも沸かず。
雪が積もったら、また大通公園へでも行こうと思う。

ネットでフラフラしていたら、ずっと欲しいと思っていたカメラが売りに出ていて、思わず購入ボタンを押してしまった(笑)
カメラ店のホームページだったから、在庫がきちんとあるのかどうかは不明。
うまく届いたらラッキーだ。


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by kels | 2009-11-29 16:46 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

モツレク

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この一週間、古いハードボイルド小説を読むのにぴったりのBGMは何だろうかと、ずっと考えていた。
村上春樹みたいにビートルズやボブ・ディランではどうにも緩いすぎる気がしたし、フィフティーズでは軽すぎると思った。
結局のところ、僕が最終的に落ち着いたのは、モーツァルトの「レクイエム」だった。

悲しいすぎるくらいに静かな部分と心臓を破らんばかりに激しい部分との相対は、まさしくハードボイルドそのものだ。
なにより、ポピュラー音楽みたいなセンチメンタルに流されないのがいい。
タフでクールで落ち着いている。

そして、僕は昔からベームの指揮するモツレクが好きだった。
モーツァルトのレクイエムのCDやレコードは、我が家にも何枚か並んでいるが、結局のところ、僕はベームの古い録音のものばかりを好んで聴いている。



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by kels | 2009-11-29 01:16 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(4)

雪の街

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結局のところ、朝から晩まで雪が降り続いていたような一日だった。
時折、雪が止んで青空が顔を見せるたびに僕らは騙された。
青空は次の瞬間には黒い雪雲に覆われていたし、気が付けばベトベトに重い湿った吹雪が、僕らを頭の先から尻尾の先までびしょ濡れに濡らした。
それでも、雪の街はやっぱりいいもんだ。
なんだか「らしい」からね。


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by kels | 2009-11-28 22:19 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

クリスマス雑貨

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今年も、ミュンヘン・クリスマス市のお店では、様々なクリスマス雑貨を販売している。
毎年同じような店が並ぶから、地元の人間としては少々食傷気味という気がしないでもないが、そもそも年中行事とはそういうものなのだろう。
毎年、記念になどと言いながら少しずつクリスマス雑貨を買っているうちに、そこそこのコレクションになってきた。

小さな雑貨ひとつでも盛り上がることができるのがクリスマス気分というやつである。
旅人であれば、旅のスーベニールとして、小さな雑貨はいよいよ気持ちを盛り上げてくれるから、こういうとき、僕はいつも旅の人達がうらやましいなと思う。
できれば、僕も旅人として、この札幌を訪れてみたかった。

「寒いと思ってはいたけれど、札幌はやっぱり寒いねえ」
そう言って、僕はモコモコのダウンジャケットを着込んだ隣の彼女に笑いかけるのだ(笑)


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by kels | 2009-11-28 22:15 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

ミュンヘン・クリスマス市

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今年も長い冬のお祭りが始まった。


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by kels | 2009-11-28 22:06 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

枯れ葉

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朝、起きると、街は雪で真っ白だった。
昨夜は、ホワイト・イルミネーションの写真でも撮りに出かけようかと思っていたのだけれど、生憎の雨模様でそれも断念したのだった。
どうやら雨は夜更け過ぎになって雪へと変わったらしい。

結局、ロバート・パーカーの「レイチェル・ウォレスを捜せ」を遅くまで読み続けて、昨夜は終わった。
おかげで僕は「レイチェル・ウォレスを捜せ」を最後まで読み終えることができたわけだ。

せっかくの雪景色なので、カメラを持って街に出たけれど、何となく気乗りがしなくて、銀行とガソリンスタンドに寄っただけで、すぐに部屋へ戻り、レイモンド・チャンドラーの「さらば愛しき女よ」を読んだりして午前中を過ごした。

昼食を食べ終えてから、再び街に出て、「十一月」で紅茶を飲み、古いオルゴールをひとつ買った。
枠が木で作られている北海道土産のオルゴールで、蓋にはスズランの花が彫られている。
メロディは「枯れ葉」だった。

紅茶を完全に飲み干してから、街をさまよい歩き、雑貨店や古本屋などを冷やかしているうちに夕方になったので、大通公園へ行って、ミュンヘン・クリスマス市を見物した。
16:30になってホワイト・イルミネーションが点灯したとき、多くの観光客はライトアップしたことに気が付かなかったらしい。

雪の中、わざわざ集まってきた観光客のために、マイク・パフォーマンスのひとつくらいあったってバチは当たらないだろうにと思ったけれど、結局のところ、それは僕の問題ではない。
いつの間にか点灯しているイルミネーションに気が付いた数人の観光客が失笑しただけのことだった。

それにしても、夕方の大通公園はひどい雪降りだった。
気温が高いためにベタベタと湿った大粒の雪が、コートやカメラを濡らしまくる。
昨日の雨降りに比べたら100倍もマシだと誰もが言うだろうが。

敷島ビルの地下にある美唄焼き鳥の「福よし」へ行って、焼き鳥と熱い蕎麦を食べて体を温めた。
塩っ辛すぎるほど塩っ辛いモツの焼き鳥が、この店の名物だ。
ツウは、蕎麦の中にこの焼き鳥を突っ込んでから、蕎麦と一緒にモツを喰う。

再び、雪の中に出て、ホワイト・イルミネーションの写真を撮りながら、駐車場まで戻った。
街が凍りつく季節にはまだ少し早いし、街が完全に凍りつくくらいの季節の方が、札幌のイルミネーションは美しい。
どうせこの冬も札幌から逃れられない人間にとっては、何一つ焦る理由はなかった。
写真はまたこの次にゆっくり撮ればいい。

「ミスター・ドーナッツ」でドーナッツを買い、部屋に戻って熱いコーヒーを淹れてから、ドーナッツを食べながら、「さらば愛しき女よ」の続きを読んだ。
冬の夜は、長い小説を読むのにぴったりの季節なのだ。


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by kels | 2009-11-28 21:59 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

命令不服従

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「スペンサー。おれは警察官だ。命令に従う警察官なんだ。手を出してはならないんだ」
「わかってる。しかし、おれはやれる。それに、あくまでもやるつもりだ。おれはブロズとイエイツと、必要とあらばあんたを含めて、この事件に関係している連中を一人残らずやっつけてやる」
「お前ならやれるかもしれん」
クワークが言った。
「くびになるまでは、かなり優秀な警察官だったそうだな。なんでくびになったんだ?」
「命令不服従。おれのいちばんの取り柄だ」

「ゴッドウルフの行方」 / ロバート・B・パーカー(菊地光=訳)


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by kels | 2009-11-25 21:36 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)

手紙

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昨夜1時近くまで読み続けた、ロバート・B・パーカーの「ゴッドウルフの行方」を、先ほど読了した。
「十一月」から手紙。
牡蠣鍋。

「ブックオフ」でフィッツジェラルドとパーカーを追加。
ついでに、講談社日本文学全集の「プロレタリア文学」も。
昔流行した全集モノには、今ではなかなか入手できない作品が収録されているので、実は貴重だったりする。
「ブックオフ」では105円だが。

MJQ。


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by kels | 2009-11-25 21:29 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)