カテゴリ:夏のこと( 376 )

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた

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アカシアの白い花が見ごろを迎えている。
アカシアの樹は背が高く成長するから、青空に真っ白い花がとても良く映える。
この季節、札幌市内のあちこちで、アカシアの白い花が咲き誇る。

もっとも、札幌の人たちは、アカシアの花ではあまり騒いだりしない。
桜、ライラックと続いた花に対する情熱は、どこか一休みしている感じがする。
アカシア祭りでもあれば、市民の注目度もまた違うのかもしれない。

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた。

アカシアの花の下であの娘がそっと涙を拭いた赤いハンカチよ。
アカシアも散った恋の街さっぽろ。
アカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい。

アカシアは、人々の暮らしをドラマチックに演出してくれる存在だったのだ。

古い本を読むと、札幌駅前通りには、大きなアカシア並木があったらしい。
札幌がアカシアの街と呼ばれた由縁である。
道路も舗装化されていない時代、人々はアカシア並木の白い花の下を往来していたのだ。

だから、背の高いアカシアの木立を見つけると、僕は思わずうれしくなってしまう。
札幌の街に白い花が咲き誇り、人々の視線を奪い合っていた時代。
札幌は間違いなく詩の都であり、恋の街であった。
by kels | 2017-06-18 18:24 | 夏のこと | Comments(1)

一日が始まろうとしているように、札幌の短い夏が始まろうとしている

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札幌の夏はさわやかである。
空気が乾燥しているから、気温が三十度前後に上っても本州のように鬱陶しくはない。
明るく、輝かしい夏である。
首のつけ根の骨が少々目立っても、夏の軽快な服を着て、この夏も太陽に親しみたい。
夏は短いのである。

「健やかに」原田康子(1965年)


夜明け前から目を覚まして音楽を聴いていた。
少しずつ空が明るくなって、やがて美しい青空が広がった。
ようやく6月の札幌らしい空だ。

窓を開けると、札幌の朝の爽やかな風が流れ込んでくる。
街はまだ目覚めたばかり。
6月の札幌の晴れた早朝の時間が、僕は何よりも好きだ。

一日が始まろうとしているように、札幌の短い夏が始まろうとしている。
by kels | 2017-06-18 06:41 | 夏のこと | Comments(0)

新聞は、札幌まつりの写真と一緒に「夏が来た」と書いている

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6月中旬とは思えない寒さが続いている。
本来であれば、札幌の街がいちばん過ごしやすい季節のはずなんだけれど。
まあ、こういう年もきっとあるんだろうな。

街の女性たちは、ベージュ色のコートを着ている。
春に買ったコートが、この季節まで着られるとは、きっと誰も考えなかっただろう。
春コートにとってみれば、こんなに活躍できる年も珍しい。

札幌まつりは2日間雨で、最終日の昨日だけ晴れた。
天気が良かったので、多くの市民が中島公園の露店に詰めかけたらしい。
いつも以上にひどい混雑に遭遇して難儀した。

新聞は、札幌まつりの写真と一緒に「夏が来た」と書いている。
札幌の夏は、札幌まつりとともに始まるらしい。
新しい季節の始まりっていいな、と思う。

本当の夏らしい暑さが待ち遠しいけれどね。
by kels | 2017-06-17 07:33 | 夏のこと | Comments(0)

紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である

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ライラックの花が満開である。
先週末にはまだ五分咲き程度の木が多かったが、この週末はまさしく満開である。
札幌は、ライラックの見頃を迎えているのだ。

僕は、ライラックの花は民家の庭先に咲いているものが一番美しいと思っている。
大通公園などで仰々しく眺めるものではない。
季節になれば、札幌市内のあちこちの住宅には、ライラックの花が咲いているものなのだ。

満開のライラックを撮りに行こうと思っていたら、あいにくの雨降りとなった。
紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である。
雨の中、2017年のライラックの花に挨拶をした。

by kels | 2017-05-28 05:54 | 夏のこと | Comments(0)

いろいろな人たちのいろいろな思いを集めて、盆踊りの灯りが消えた。

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盆踊りが終わったら、札幌の短い夏も終わり。
暑いとか寒いとかじゃなくて、そんな気持ちになってしまう。
札幌の夏と秋とを分けるものが、きっとお盆というやつなのだ。

大通公園の盆踊りも静かに終わった。
前半天気が良かった代わりに、後半は毎日雨降りだった。
さっぽろ夏まつりの最終日は、なぜか雨になるらしい。

いろいろな人たちのいろいろな思いを集めて、盆踊りの灯りが消えた。


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by kels | 2016-08-21 06:32 | 夏のこと | Comments(0)

だけど、狸小路の狸がぶら下がっているのは、夏の間だけだ

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札幌の狸小路のアーケードには、大きな狸がぶら下がっているらしい。
そんな噂を聞いて、この街を訪れる旅人は多い。
どうしてみんな狸が好きなのだろうと、僕は思う。

だけど、狸小路の狸がぶら下がっているのは、夏の間だけだ。
夏の終わりとともに、狸は必ずどこかへ消えちまうんだから。
夏の終わりの札幌の街から、旅人が消えてしまうのと同じようにね。

狸の向こうに、札幌の夏があった。


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by kels | 2016-08-16 21:01 | 夏のこと | Comments(0)

それは、10年経った今も色褪せない、永遠のラブソングだった。

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真夏の歌が聴こえる。
それは、時代遅れのラブソングだった。
10年経った今も、夏はあの頃の夏のままだ。

アイスキャンデーを差しだして、君はそっと笑ってみせる。
分かっているんだ。
同じことを考えているって、僕たち。

一面のひまわり畑の中から、真夏の歌が聴こえた。
それは、10年経った今も色褪せない、永遠のラブソングだった。


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by kels | 2016-08-15 21:16 | 夏のこと | Comments(0)

雨の降らないビアガーデン、雨の降らないライジングサン。

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夏休み、毎日夏らしい青空が広がっていた。
雨の降らないビアガーデン、雨の降らないライジングサン。
こんな夏も珍しいねと、彼女は笑った。

大通公園の渇いた芝生にも、夏の人々が集まっている。
ビアガーデンの喧騒から逃れてきた人たちなのかもしれない。
何もない大通公園が、この季節にはとても貴重な存在となる。

またカラカラが出たよと、彼女は笑った。


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by kels | 2016-08-15 21:07 | 夏のこと | Comments(0)

この街の子どもたちは、この公園で踊る盆踊りを、毎年楽しみにしているに違いない

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小さな公園の中に、盆踊りの櫓があった。
こんな小さな公園が、盆踊りの会場になるのだろうか。
僕は、小さな櫓を取り巻いて踊る小さな一群のことを想像した。

きっと、この街の子どもたちは、この公園で踊る盆踊りを、毎年楽しみにしているに違いない。
自分たちの街の、自分たちの夏の思い出として。

白樺の樹の上で、北国の蝉が鳴いていた。


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by kels | 2016-08-15 20:59 | 夏のこと | Comments(0)

「すすきの祭り」のすすきの屋台で真夏の夜の夢を観た

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昨夜、「すすきの祭り」を観てきました。
「すすきの祭り」は、毎年8月上旬に開催されている、夏祭りのひとつです。
公式サイトに歴史が紹介がされていました。

昭和40年(1965年)8月、第1回の 薄野祭(現すすきの祭り)が開催された。
実際には、昭和26年7月に最初の薄野祭が行われたが、3年で立ち消えになった。
昭和40年の復活は第4回目となるが、なぜか第1回とし、以降継承して第49回を迎える。

昭和40年春、札幌観光協会が「従来の夏祭りは、大通りの広場で盆踊りや歌謡コンクールを行う程度で空疎だ。いっそ、狸小路の狸祭り、定山渓の河童祭り、それに薄野祭りを加え、連合的な規模の大サマーフェスティバルたらしめたら」とのアイディアを出し、この発想から復活した。
この祭りでは、「すすきの小唄」「すすきの音頭」が発表され、ミス薄野コンテスト、のど自慢大会、ビール早飲み大会などが行われた。

「すすきの観光協会」の公式サイト

最近はYOSAKOIソーランが披露されたりと、祭りの内容は時代とともに変化しているようです。

写真は、ちょっとした小路に現れた屋台で、駅前通りよりもススキノらしさに溢れています。
街灯も少ない薄暗い小路にたくさんの人たちが集まって賑やかに飲み食いしています。
両脇ではソープランドなどの風俗店が通常営業していて、まさに現代のススキノ模様といった感じがします。

木曜日から土曜日まで3日間行われた「すすきの祭り」も終了。
夏のイベントがひとつ終わるごとに、札幌の夏も終わりへと向かっていきます。
短すぎますね、札幌の夏っていうやつは。


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by kels | 2016-08-07 21:24 | 夏のこと | Comments(0)