カテゴリ:夏のこと( 379 )

夏になると、留萌の街を訪れたくなる

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夏になると、留萌の街を訪れたくなる。

僕の育った空知の炭鉱町には海がなかった。
炭鉱町の人々は、海を楽しむために、わざわざ留萌まで出かけなければならなかったのだ。
だから僕は今でも、海水浴というと、留萌の砂浜を思い浮かべる。

札幌からは、日本海の海岸線を自動車で北へ向かう。
石狩、厚田、浜益、雄冬と抜けると、やがて増毛だ。

増毛では「まつくら」という寿司屋で、いつも食事をした。
「まつくら」は、海鮮丼で人気のある寿司屋である。
この店の特上の生チラシを、僕は好んで食べていた。

今年は初めて「ジャンボ」サイズの海鮮丼を注文した。
飯の量は2.5合で、その上に大量の刺身が盛られている。
出てきた丼を見た瞬間に、僕は後悔していた。

やはり、料理には、それなりのバランスというものが大切らしい。
「ジャンボ」を食べるのは、最初で最後にしようと思った。
一人では絶対に完食することができなかった。

食事を終えてから、留萌の黄金岬に向かった。
もちろん、「国稀」でお土産の日本酒を買うことは忘れていない。
ここでは、いつも、このお店だけでしか買うことのできない限定品を買うことにしていた。

留萌の黄金岬は、たくさんの行楽客で賑わっていた。
海水浴というよりは、磯遊びを楽しむ人たちである。
泳ぎたい人たちやバーベキューを楽しみたい人たちは、ゴールデンビーチに行く。

磯では、家族連れがカニや小魚を捕っていた。
現地でもカニ捕りの道具を売っているが、網を持って行った方が何かと便利だ。
慣れた子どもたちは、器用にカニを捕まえていた。

特別に何をするでもなく、僕は海を眺めていた。
潮風を浴びるために、ここまでドライブしてきたのだろう。
それは、昨年も一昨年も同じことだった。

夏の週末の時間は、ひどくゆっくりと流れていた。

by kels | 2017-08-07 06:14 | 夏のこと | Comments(0)

さっぽろ八月祭。2日間だけの、短い札幌の夏祭りである。

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土曜日の夜、アカプラで開催中の「さっぽろ八月祭」に出かけた。

「さっぽろ八月祭」は、2年前に誕生したばかりの新しいお祭りである。
詳しいことは分からないけれど、要は夏祭りということらしい。
ステージ上で演奏するバンドに合わせて、会場内の人々が楽しそうに踊っている。

昼間にお邪魔したカフェの店員さんが教えてくれた。
「6時過ぎたら、八月祭に行くんです」
どうやら、前日の夜も踊りに参加しているらしく、「結構疲れますよ」と笑っていた。

櫓の上では、お手本を示すようにスタッフらしき女性が踊っている。
夏祭りらしく、浴衣姿で、バンドの生演奏に合わせて盆踊りを踊るのだ。
その姿に合わせるように、人々は櫓の周りを踊りながら回った。

さっぽろ八月祭。
2日間だけの、短い札幌の夏祭りである。

by kels | 2017-08-07 05:52 | 夏のこと | Comments(0)

全道的には、3日連続猛暑日とか、11日連続真夏日とか、騒がれている

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札幌は昨日も真夏日となった。
今月2回目の3日連続真夏日である。
ちなみに、1回目は7日から11日まで4日連続の真夏日となっている。

確かに7月としては、かなりの暑さだ。
全道的には、3日連続猛暑日とか、11日連続真夏日とか、騒がれている。
ちなみに、7月の3日連続猛暑日は1989年以来、11日連続真夏日は1994年以来。

昨夜も蒸し暑い部屋を脱出して、夜の街に出たけれど、街の方が暑いくらいだった。




by kels | 2017-07-16 07:55 | 夏のこと | Comments(0)

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた

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アカシアの白い花が見ごろを迎えている。
アカシアの樹は背が高く成長するから、青空に真っ白い花がとても良く映える。
この季節、札幌市内のあちこちで、アカシアの白い花が咲き誇る。

もっとも、札幌の人たちは、アカシアの花ではあまり騒いだりしない。
桜、ライラックと続いた花に対する情熱は、どこか一休みしている感じがする。
アカシア祭りでもあれば、市民の注目度もまた違うのかもしれない。

昭和の時代、アカシアの花は歌謡曲によく登場していた。

アカシアの花の下であの娘がそっと涙を拭いた赤いハンカチよ。
アカシアも散った恋の街さっぽろ。
アカシアの雨に打たれてこのまま死んでしまいたい。

アカシアは、人々の暮らしをドラマチックに演出してくれる存在だったのだ。

古い本を読むと、札幌駅前通りには、大きなアカシア並木があったらしい。
札幌がアカシアの街と呼ばれた由縁である。
道路も舗装化されていない時代、人々はアカシア並木の白い花の下を往来していたのだ。

だから、背の高いアカシアの木立を見つけると、僕は思わずうれしくなってしまう。
札幌の街に白い花が咲き誇り、人々の視線を奪い合っていた時代。
札幌は間違いなく詩の都であり、恋の街であった。
by kels | 2017-06-18 18:24 | 夏のこと | Comments(2)

一日が始まろうとしているように、札幌の短い夏が始まろうとしている

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札幌の夏はさわやかである。
空気が乾燥しているから、気温が三十度前後に上っても本州のように鬱陶しくはない。
明るく、輝かしい夏である。
首のつけ根の骨が少々目立っても、夏の軽快な服を着て、この夏も太陽に親しみたい。
夏は短いのである。

「健やかに」原田康子(1965年)


夜明け前から目を覚まして音楽を聴いていた。
少しずつ空が明るくなって、やがて美しい青空が広がった。
ようやく6月の札幌らしい空だ。

窓を開けると、札幌の朝の爽やかな風が流れ込んでくる。
街はまだ目覚めたばかり。
6月の札幌の晴れた早朝の時間が、僕は何よりも好きだ。

一日が始まろうとしているように、札幌の短い夏が始まろうとしている。
by kels | 2017-06-18 06:41 | 夏のこと | Comments(0)

新聞は、札幌まつりの写真と一緒に「夏が来た」と書いている

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6月中旬とは思えない寒さが続いている。
本来であれば、札幌の街がいちばん過ごしやすい季節のはずなんだけれど。
まあ、こういう年もきっとあるんだろうな。

街の女性たちは、ベージュ色のコートを着ている。
春に買ったコートが、この季節まで着られるとは、きっと誰も考えなかっただろう。
春コートにとってみれば、こんなに活躍できる年も珍しい。

札幌まつりは2日間雨で、最終日の昨日だけ晴れた。
天気が良かったので、多くの市民が中島公園の露店に詰めかけたらしい。
いつも以上にひどい混雑に遭遇して難儀した。

新聞は、札幌まつりの写真と一緒に「夏が来た」と書いている。
札幌の夏は、札幌まつりとともに始まるらしい。
新しい季節の始まりっていいな、と思う。

本当の夏らしい暑さが待ち遠しいけれどね。
by kels | 2017-06-17 07:33 | 夏のこと | Comments(0)

紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である

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ライラックの花が満開である。
先週末にはまだ五分咲き程度の木が多かったが、この週末はまさしく満開である。
札幌は、ライラックの見頃を迎えているのだ。

僕は、ライラックの花は民家の庭先に咲いているものが一番美しいと思っている。
大通公園などで仰々しく眺めるものではない。
季節になれば、札幌市内のあちこちの住宅には、ライラックの花が咲いているものなのだ。

満開のライラックを撮りに行こうと思っていたら、あいにくの雨降りとなった。
紫陽花ほどではないかもしれないが、ライラックも雨が似合う花である。
雨の中、2017年のライラックの花に挨拶をした。

by kels | 2017-05-28 05:54 | 夏のこと | Comments(0)

いろいろな人たちのいろいろな思いを集めて、盆踊りの灯りが消えた。

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盆踊りが終わったら、札幌の短い夏も終わり。
暑いとか寒いとかじゃなくて、そんな気持ちになってしまう。
札幌の夏と秋とを分けるものが、きっとお盆というやつなのだ。

大通公園の盆踊りも静かに終わった。
前半天気が良かった代わりに、後半は毎日雨降りだった。
さっぽろ夏まつりの最終日は、なぜか雨になるらしい。

いろいろな人たちのいろいろな思いを集めて、盆踊りの灯りが消えた。


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by kels | 2016-08-21 06:32 | 夏のこと | Comments(0)

だけど、狸小路の狸がぶら下がっているのは、夏の間だけだ

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札幌の狸小路のアーケードには、大きな狸がぶら下がっているらしい。
そんな噂を聞いて、この街を訪れる旅人は多い。
どうしてみんな狸が好きなのだろうと、僕は思う。

だけど、狸小路の狸がぶら下がっているのは、夏の間だけだ。
夏の終わりとともに、狸は必ずどこかへ消えちまうんだから。
夏の終わりの札幌の街から、旅人が消えてしまうのと同じようにね。

狸の向こうに、札幌の夏があった。


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by kels | 2016-08-16 21:01 | 夏のこと | Comments(0)

それは、10年経った今も色褪せない、永遠のラブソングだった。

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真夏の歌が聴こえる。
それは、時代遅れのラブソングだった。
10年経った今も、夏はあの頃の夏のままだ。

アイスキャンデーを差しだして、君はそっと笑ってみせる。
分かっているんだ。
同じことを考えているって、僕たち。

一面のひまわり畑の中から、真夏の歌が聴こえた。
それは、10年経った今も色褪せない、永遠のラブソングだった。


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by kels | 2016-08-15 21:16 | 夏のこと | Comments(0)