カテゴリ:随想・日記( 1503 )

終身雇用制度を背景として、大企業に入社することが、安定した人生の代名詞であった

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勉強することが、当たり前の時代になった。
なにしろ、高校進学率が99%近い時代である。
1960年には60%に満たなかったことを思うと、すごい時代の変わり様である。

時代の変化の中では、常に忘れられた言葉が存在するものだ。

「教育ママ」という言葉が登場したのは、1962年のこと。
当時は、私立幼稚園の入園願書受付に徹夜で並ぶ、教育熱心な母親がマスコミを賑わせた。

親の期待に応えるため、子どもたちは必死で「ガリ勉」をした。
古い言葉だが、現在も「ガリる」という形で一部に継承されている。

子どもの数が多い時代には「受験戦争」が激化した。
有名大学に入学することで、幸福な人生が約束されると信じられていた時代の物語である。

一流企業に入社した人を「エリート」と呼ぶ習慣もなくなった。
一流企業の中にも、さらに選ばれた「エリート社員」が存在していたものだ。

戦後から高度経済成長、バブルに至る時代にかけて、社会はまだ分かりやすかった。
終身雇用制度を背景として、大企業に入社することが、安定した人生の代名詞でもあったからだ。
一流企業に入社することが、子どもたちにとって共通の目標となり得た。

雇用構造の変化の中で、将来に求められる価値観は多様化し、子どもたちにとって「勉強」の持つ意味も、少しずつ変わりつつある。
今や知識の量ではなく、知識や経験をいかに生かすかが求められる時代だ。
教育ママに支えられながら、ガリ勉で受験戦争を勝ち抜き、エリート社員となった親の世代とは、もしかすると、世の中も変わっているのかもしれない。
by kels | 2017-11-05 07:02 | 随想・日記 | Comments(0)

おめでたいことがあったので、仲間を集めて近所の焼き肉屋へ行った

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夏休みになると、市電(後の都電)に乗って、東京の諸方を見物するのが、私の楽しみだった。
その頃の東京人は、自分が住む町内から、めったに外へ出ない。
どの町にも鮨屋があり、蕎麦屋・洋食屋・中華料理から寄席・映画館も、ところによっては芝居小屋まであった。
全てひとつの町の中で、用が足りたのである。

「私の夏」池波正太郎(1980年)


おめでたいことがあったので、昨夜、仲間を集めて近所の焼き肉屋へ行った。
個室を予約しようと思ったけれど、既にいっぱいだという。
店へ行くと、果たして満席で少し待たされることになった。

金曜日とはいえ、どうして、こんなに混雑しているのだろうと思った。
客を眺めていると、家族連れが多い。
リラックスした父親の姿が、やけに目に付く。

そうか、世の中のお父さんたちは、今、お盆休みなのだと、そのとき気が付いた。
8月15日でお盆は終わったと思っていたけれど、世の中的には、お盆休みはまだ続いていたのだ。
職場で予定を調整して休んでいる場合も多いに違いない。

お祝いだから、普段は注文しないような贅沢な肉ばかり食べた。
普段から贅沢していては、このような感動はないだろう。
つつましい生活の中に、小さな幸せがあるのだと思った。
by kels | 2017-08-19 06:54 | 随想・日記 | Comments(0)

復活するなら、やはり、この季節しかないと思った

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昨日の土曜日からずっと天気が悪い。
雨が降ったりやんだりの微妙な天候である。
気温も20℃を下回ったままだ。

旭ヶ丘のスタバで簡単な朝食。
店を出る頃には、雨が強くなっていた。
たまに写真でも撮ってみようかと思うと、この悪天候である。

街をあきらめて、部屋で本を読んで過ごす。

午後から「花と雑貨ひととき」。

いつの間にか雨が上っているので、そのまま写真を撮りに出かけた。
大通公園から南に向ってブラブラと歩く。
こんなふうに写真を撮るために歩くのは久し振りのことだ。

「ブラウン・ブックス・カフェ」でひとやすみ。

天気が良くないなりに、街は多くの人で賑わっている。
なにしろ、もう6月で、札幌は少しずつ夏の気配を強くしているのだ。
個人的には、今が札幌でいちばん良い季節だと信じている。

復活するなら、やはり、この季節しかないと思った。

by kels | 2017-06-11 16:43 | 随想・日記 | Comments(0)

まさかホームページの開設を懐かしく振り返る時代が来るなんてね(笑)

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通信会社から郵便物が届いた。
「ホームページサービス終了」のお知らせとある。
これもひとつの時代の転換期なんだろうと思った。

僕が初めてホームページなるものを開設したのは1997年のことである。
当時は社会的に「パソコンブーム」なるものがあった。
自分のホームページを持つことは、かなり先進的な取組でもあったのだ。

なにしろ、その頃にホームページを開設することは、それなりの苦労を伴った。
インターネットに接続することが、初心者にとっては非常に専門的な知識と技術を必要とするように感じられた時代だ。
自分のホームページを開設するまで、いくつかの本を読んで勉強し、準備に1か月以上の時間をかけた。

1997年7月1日に「North Country」なる釣りとアウトドアのサイトを開設した。
北海道の釣り情報に関するホームページなんて、非常に限られていたから、アクセス数は順調に伸びた。
いくつかの新聞でも紹介され、BE-PALのウエブサイト特集でも取り上げられた。

とにかく、いろいろな技術を使うために知識が求められたから、パソコン雑誌を読んで一生懸命に勉強した。
自動的に流れる音楽、動くアニメーション、電光掲示のように流れるメッセージ、アンケートフォーム。
考えてみると、当時はホームページの更新に相当の時間を費やしていたように思う。

今、時代はスマホであり、SNSであり、難しい技術や知識を求められることはない。
誰もが簡単に一瞬で最新の情報を発信することができるようになった。
ホームページサービスの終了のお知らせは、ある意味で当然のことなのだろう。

それにしても、まさかホームページの開設を懐かしく振り返る時代が来るなんてね(笑)


by kels | 2017-06-04 07:25 | 随想・日記 | Comments(2)

ある日、僕は文章を書くことも写真を撮ることもできなくなっていた

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文章を書くことが、僕にとって生きることの一部だった。
自分の書いた文章を向き合うことで、僕は自分の生き方と向き合っていた。
自分の書いた文章に励まされながら、僕は生きた。

同じように、写真を撮ることが、僕にとって暮らしの中の一部だった。
自分の撮った写真を向き合うことで、僕は自分の暮らしと向き合っていた。
自分の撮った写真に慰められながら、僕は暮らした。

ある日、僕は文章を書くことも写真を撮ることもできなくなっていた。
何を書きたいのか、何を撮りたいのか、僕にはさっぱり分からなくなっていた。
僕はすっかりからっぼになっていたのかもしれない。

それから僕は、ひたすらに喫茶店に行ってコーヒーを飲んだ。
コーヒーを飲みながら、ひたすらにたくさんの本を読んだ。
渇き切った僕の中で、何かが満たされるのをひたすらに待ちながら。

きっと長い人生の中では、誰にでもそんな時期が訪れるのではないだろうか。
焦っても悩んでも苦しんでも、渇いた砂の中からは何も生まれない。
ただひたすらに、自分の心に水を与え続け、新しい芽が生まれてくるのを待つしかないと、僕は信じている。

by kels | 2017-05-28 16:46 | 随想・日記 | Comments(6)

八紘学園のソフトクリーム~poolのパスタランチ~無印良品の洗濯ハンガー

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世の中、大型連休の後半などと言っているけれど、自分にとっては今日からがゴールデンウィークである。
休日があるだけマシだと思わなければいけないが。
もっとも、特別の予定があるわけでもないので、連休のありがたみも薄い。

連休初日の今日は大変な晴天だった。
おまけに気温も高くて25℃近くになったらしい。
昨日まで15℃程度だったから極端な気候である。

この春は、グズグズと寒い日が続いていたから、ようやく本当の春がやってきたような気がする。
よく言われるように、北海道の春と初夏は一緒にやってくる。
まさしく、そんな言葉どおりの5月だ。

天気が良いので、久しぶりに八紘学園まで出かけて、ソフトクリームを食べた。
開店の少し前に到着して、写真を撮ったりしているうちに、次々に人が集まってくる。
さすがにすごい人気である。

昼に、創成川イーストにある喫茶店「pool」に行ってランチを食べた。
ベーコンと春キャベツのアンチョビパスタ。
美味しすぎてリピートしたいと思った。

食後にアイスクリームを食べたら、こちらも滅法美味しかった。

午後は、無印良品に行って生活雑貨などを物色する。
洗濯用のハンガーをまとめて購入して、総入れ替えした。
無印良品週間なので、少しだけお得に購入できたらしい。

円山公園は、花見客でかなりの賑わいだったらしい。
明日も晴天・高気温の予想。
桜の開花も進むだろうから、写真でも撮りに行きたいものだ。


by kels | 2017-05-03 18:30 | 随想・日記 | Comments(0)

運転手は余裕の笑みを浮かべながら、「何年、この商売をやっていると思ってるんですか」と言った

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小樽駅前からタクシーに乗った。
「商大まで」と言うと、運転手は笑って「すぐに分かりましたよ」と言った。
僕はまったく驚いてしまった。

「どうしてですか?」と、思わず僕は言った。
運転手は余裕の笑みを浮かべながら、「何年、この商売をやっていると思ってるんですか」と言った。
「学生さんは、見ればすぐに分かりますよ」

中国人観光客で溢れる街をタクシーは軽快に走った。
「もうすぐ卒業式ですね」と、大学の話題が続く。
あくまでも、この運転手は、僕を商大生だと信じ込んでいるらしい。

どうしようもなくなって、僕は「僕は学生じゃなくて、今日は仕事で来たんですよ」と言った。
微妙な沈黙が、狭い車内に漂った。
タクシー運転手が長年積み重ねてきた職業的勘が崩れた落ちた瞬間だった。

タクシーは次々と学生たちを追い越しながら、地獄坂を上った。
大学生に間違われるのも、これが最後かもしれない。


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by kels | 2017-02-05 07:07 | 随想・日記 | Comments(2)

日経トレンディが2016年のヒット商品ランキングを発表した

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日経トレンディが2016年のヒット商品ランキングを発表した。
上位商品を中心に、自分と流行との関係を確認してみたい。
果たして、自分は流行に乗りやすい人間なのか。

ランキング1位は「ポケモンGO」で、自分も最初は夢中になってゲームした。
が、すぐに飽きてしまって、しばらくは起動さえしていない。
ゲームソフトと違って、終わりが見えないところが飽きた原因だと思う。

2位はアニメ映画「君の名は。」で、これもちゃんと劇場で観てきた。
個人的にはおもしろかったので、もう一度観たいと感じている。
後半の展開ぶりがすごかったけれど、アニメだから許せてしまう(笑)

3位は、世界初の加熱式タバコ「IQOS(アイコス)」で、これは無関係。

4位は、写真をメインにしたSNS「Instagram(インスタグラム)」で、これはかなり初期からのユーザー。
更新が容易なので、ブログの更新をできないときも、インスタは更新していた。
現在、カフェや洋服関係は、インスタ中心に記録中(ただし、週末のみ)。

5位は、フリマアプリ「メルカリ」で、僕は今年になってからのユーザー。
これまで「ヤフオク」一辺倒だったネット売買の可能性が広がった。
基本的に即決で、値下げ交渉できるところも楽しい。

ということで、上位5位までについては、「アイコス」以外は該当している。
流行に流されやすいと見るか、時代に敏感と見るか(笑)
まあ、熱しやすくて冷めやすい性格が反映されているだけかもしれないな(笑)
by kels | 2016-11-08 20:07 | 随想・日記 | Comments(2)

仕事をするほどに仕事が増えていくというデフレスパイラル

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少し心の余裕があるので、たまには仕事の記録など(笑)

先週の土曜日は、予定のない休みだったので朝から喫茶店巡り。

朝一で昭和42年創業の老舗喫茶「わらび」へ。
続いて、「キング5」まで移動して、簡単な朝ごはんを食べる。
街の写真を撮り歩いて、「喫茶ロア」でひとやすみ。

コーヒーを注文したところで仕事の呼び出しが入る。
慌ててコーヒーを飲み干して、オフィスまで移動。
結局、翌朝5時まで仕事をして解散。

1時間眠って、日曜日の朝は9時に集合。
隙間を見つけて一瞬オフィスを抜けだし、ステラプレイスまで注文しておいた靴を取りに行く。
翌朝5時に解散、タクシーを拾うと「おはようございます」と声をかけられたとき初めて、もう朝なんだと気が付いた(笑)

月曜日はいつもどおり朝7時に出社、いつもどおりの一週間のはじまり。
午前3時、少しだけ早上がり。
しばらく夕食らしい夕食を食べていないことに気が付く。

火曜日、朝7時に出社。
疲れが溜まっているので終電に間に合うように解散。
結局、夕食を食べることはできなかった。

水曜日、朝7時に出社、仕事が難航して、翌朝6時に解散。
一度帰宅して風呂に入り、いつもより少し遅めの7時30分に出社。
帰る時、ものすごい雷雨で驚いた。

木曜日、完徹の疲れを感じるままもなく、豪雨の中を走り回る。
仕事が落ち着いてきたので、終電に間に合うよう午前0時に解散。
久しぶりにゆっくりと眠ることができた。

金曜日、朝7時に出社。
デスクワークと外回りのデフレスパイラル。
仕事をするほどに仕事が増えていくんだから(笑)

土曜日の今日は休日だけれど、仕事の呼び出しありの待機休日。
どこまで続くかなあ。
by kels | 2016-10-22 07:45 | 随想・日記 | Comments(2)

本業が落ち着くことはしばらくないと思いますが、ブログはいつまでも続けていくつもりです

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珍しく本業多忙のため、なかなかブログを更新する時間が取れません。
人は年齢を重ねると、それなりに社会的責任を負うことになっているようです。
好むと好まざるとにかかわらず(笑)

一方で、最近は街に出て写真を撮る機会も大きく減りました。
以前は何を見ても興味深かったのに、最近は何を見てもカメラを向ける気になれません。
ビジネスにばかり気持ちが向いているせいかもしれません。

何でもいいから写真を撮って文章を書くという方法もあります。
けれど今は少し時間を置いて、写真を撮りたい気持ち、文章を書きたい気持ちが戻ってくるのを待とうと思っています。
明けない夜はないことを、僕は知っているからです。

このブログは、ほとんど僕の人生の記録みたいなものです。
ブログを更新することを仕事のようにはしたくないと、ずっと思っていました。
書きたいと思う気持ちがあるときに、好きなことを好きなように書いていきたいのです。

実は今日、久しぶりにオリンパスペンにフィルムを入れました。
シャッターを切ったのは数枚だったけれど、撮りたい気持ちは少しずつ戻ってきているような気がします。
なにしろ、芸術の秋ですからね(笑)

新しい企画も、いろいろと温めています。
本業が落ち着くことはしばらくないと思いますが、ブログはいつまでも続けていくつもりです。
時々、冬の訪れのような静寂があるかもしれませんが。
by kels | 2016-10-02 21:28 | 随想・日記 | Comments(6)