札幌の北3条通りというのは、実は意外と重要な道であったりします。 大通みたいに大規模な道ではないし、北1条通りのように幹線ではありません。 東側から北3条通りを走っていくと、やがて道庁赤レンガに突き当たってしまうから、この道はあまり自動車の交通量もありません。 けれど、この道のもっとも重要な部分は、赤レンガに突き当たってしまう道だ、という部分にあります。 なぜなら、この道は道庁赤レンガの前にまっすぐ延びる道として作られたため、必然的に赤レンガに突き当たってしまう道であるからなのです。 北海道の開拓に当たった開拓使(現在でいうと北海道庁のことですね)は、札幌に北海道の首都を置くことと決め、そのさらに札幌の中心部を現在の赤レンガが建っている場所に決めました。 開拓使の象徴であった赤レンガは、いわば札幌の中心であったわけで、その赤レンガを起点として開拓使はその正面に続くまっすぐな道を作ったのです。 赤レンガから延びる道は、当然に明治初期の札幌にとって極めて重要な道であり、現在でもこの道を歩くと、明治時代の貴重な建物をいくつも見ることができるのもそのためであったわけです。 さて、今日の写真はそんな北3条通沿いに建つ歴史的建造物のひとつ、永山武四郎邸です。 といっても、写真に写っているモダンな洋館は昭和12年頃に増築された建物で、正確に言うと明治建築物ではありません。 ホンモノの武四郎邸はこの横にある和洋折衷の建物です。 個人的に昭和モダンの建物が好きなので、ついついこちらの洋館を紹介してしまいがちなのですが、こちらの正式名称は三菱鉱業の寮。 当時の寮って、こんなにカッコよかったのですね。 いつもは太陽の光で撮るのですが、今回は暗闇の中で街灯の明かりだけで撮影してみました。 さりげなくライトアップされているので、けっこうちゃんと写るものですね☆ ↑↑↑↑↑↑ 「ブログ村」への参加を始めました。1日1回、クリックをお願いします☆
by kels
| 2007-10-17 21:29
| 建築・景観
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