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お声がかりの柏

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南14条の「行啓通」と西11丁目の「石山通」が交差するところにある「山鼻公園」の一隅に、かつて「お声がかりの柏」と呼ばれる柏の木が「あった」ということは有名な話です。
時は、明治14年、屯田兵によって開拓された山鼻地区の状況を視察に訪れた明治天皇が山鼻小学校で休憩した時に、「あの木は何という木か?」と質問されたことから、それ以来、この木は「お声がかりの柏」と呼ばれて、山鼻地区の精神的支柱となってきました。
しかし、この柏の木も老齢化して危険な存在となってしまったため、昭和51年に切り倒されています。
今回は、この柏の木の切り株を見学してみることにしました。

「お声がかりの柏」の木の切り株は、山鼻公園の向かい側にある山鼻小学校の中に保存されています。
そう、明治14年に明治天皇が休まれた学校ですね。
山鼻小学校は明治10年に開校ということですから、その歴史の古さが分かります。
校舎内には「山鼻街道」と名付けられた廊下があり、この廊下には、地域の歴史を紹介する資料や写真なんかが展示されています。
切り株がある郷土資料室も、この一画にありました。

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これが、「お声掛かりの柏」の切り株です。
思ったよりも小さい感じを受けますね。
それにしても、樹齢230年、高さ18メートル、幹の太さは60センチメートルの立派な柏の木の切り株です。

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小学校を見学して驚いたのは、この郷土資料室はいつでも鍵が開けられていて、子ども達が自由に出入りしているということです。
我々は、ちょうど長休みの時間に学校を訪れたのですが、資料室内では子ども達がずっと走り回っていました。
つまり、日常的に地域の歴史に触れている、ということになりますよね。
鍵をかけて、6年間のうちに1度見るかどうかという郷土資料室もあるそうですから、これくらい活用してもらうと、郷土資料も喜ぶんじゃないかと思います。

こういう小学校で学んでみたかった(笑)
by kels | 2007-03-24 08:34 | 札幌のこと | Comments(0)
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