<< 狸小路8丁目 札幌アリオのクリスマス >>

「さっぽろの市電展」

「さっぽろの市電展」_b0103470_20562194.jpg

札幌の中央図書館で、「さっぽろの市電展」をやっていました。
といっても、そんなに大袈裟なものではなく、空きスペースを利用して開催されている、小さな展示です。
それでも、札幌の市電に関する本や写真、印刷物などを展示していて、それなりに雰囲気を楽しむことができます。

「さっぽろの市電展」_b0103470_20563788.jpg

札幌の市電が開通したのは、大正7年のこと。
中島公園で開催された北海道博覧会に合わせての開通でした。
博覧会終了後も、市電は札幌市民の足として定着し、昭和2年には市営交通化されました。

「さっぽろの市電展」_b0103470_20565043.jpg

上の写真は、昭和40年の西4丁目付近。
複数車両編成の電車が走っていた頃で、この時代の賑やかな市電が想像されます。
ちなみに、この西4丁目、かつては「十字街」と呼ばれていました。
それは、市内あちこちに延びた市電の軌道が、札幌市内で唯一交叉している場所ということから名付けられた愛称でした。
現在では「4丁目十字街」という言葉を知っている人も少なくなってしまいましたね。
(もちろん、僕も当時を知っているわけではありませんが)

「さっぽろの市電展」_b0103470_2057387.jpg

数々の市電関係の印刷物。
こういうの大好きなので、自分で集めてしまいたいです(笑)

札幌に残る市電は、市民の大切な宝物だと思います。
昔みたいにもっと軌道を延ばして、路面電車で観光地を回れる時代が来るといいのにな~と、勝手に思っている今日この頃です。
by kels | 2006-11-25 21:10 | 建築・景観 | Comments(2)
Commented by サラリーマンレポート at 2006-11-25 23:41 x
札幌の街をのんびり行き交う路面電車が大好きです。
市電とセットになった『さっぽろ路地裏ウォーキングパス』が11月で終わってしまいますが、11月までに札幌に行けそうになく残念です。
エコロジーで安全で乗り易く、何より街並にとけ込んでいる路面電車を応援します。
Commented by kels at 2006-11-26 21:58
サラリーマンレポートさん、こんにちは。
路面電車、本当にいいですよね~。
北海道では札幌と函館に残っていますが、どちらも街の景観に大切な役割を果たしていると思います。
いつかまた、路面電車の時代が来たら楽しいでしょうね~。
<< 狸小路8丁目 札幌アリオのクリスマス >>