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ろいず珈琲「旧小熊邸」の夜景

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夜更けの道を、藻岩山へと上っていくと、ろいず珈琲館「旧小熊邸」がありました。
ラストオーダーは22:30までなので、既に閉店直後だったようです。
コーヒーはあきらめて、とりあえず写真を撮って帰ることにしました。
昔からこの建物が好きで、季節ごとに訪れては写真を撮っています。

この建物は、北海道大学・小熊教授の自宅として昭和2年に建てられたものです。
非常に良く当時の「文化住宅」の特徴を表していて、札幌市内でも貴重な洋館として有名です。
設計者は、フランク・ロイド・ライトに師事した田上義也。
札幌の古い建物を探して歩くと、必ずこの田上義也の作品に出会うことになります。
というよりも、昭和の代表的建築物の影には、必ずこの田上義也の存在があったといってもいいほどです。
フランク・ロイド・ライトの影響を受けていたため、当時流行のアールデコ様式を強く意識させるスタイルが、田上作品の特徴でもありました。
そして、この旧小熊邸も昭和初期のモダン住宅の雰囲気を、実に良く残しています。
はっきり言って、こんな洋館で暮らしてみたいですね(笑)

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本来、建て壊しが決まっていた建物でしたが、歴史的建造物としての評価が高く、市民による保存運動の盛り上がりを受けて、複数企業の協力により、小熊教授の自宅は喫茶店として生まれ変わることになりました。
昭和初期の洋館の再利用としては、最適の形だったと思いますが、建物保存派の人々にとっては原状をきちんと維持できなかったことが苦い思い出となっているようです。
でも、移築・復元とはいえ、とりあえず建物の保存は成功したわけですから、歴史上の意義は大きいと思われます。
札幌市内では、現在でも古い建物が少しずつ姿を消している状況で、せめて形が残っているうちに記録だけでも撮っておこうという思いから、ここ数年間、札幌の洋館や古い住宅などの写真を撮り続けてきました。
これからは、ブログでも「札幌の洋館」を中心に紹介していきたいと思っています。
by kels | 2006-10-21 20:43 | カフェ・喫茶店 | Comments(2)
Commented by サラリーマンレポート at 2006-10-22 00:52 x
ろいず珈琲「旧小熊邸」は、夜のたたずまいも、どこか暖かくて良いですね。
クラシックな一般建造物としては、
市電西8丁目駅そば(南1条西7丁目)の炭焼亭さんもナカナカです。
美味しい料理とお酒で、出張サラリーマンの味方です。
Commented by kels at 2006-10-22 20:41
「炭焼亭」さんを僕は知らないんですけれど、住所からいうと、「後藤会館」のことでしょうか。
電停西8丁目のすぐ南側、角地に建っている古い会館で、確か焼き物の匂いが漂っていたような(笑)
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