札幌を代表する豊平川が札幌の街に流れ込む少し手前、ちょうど南区の藻南公園の辺りに「おいらん(花魁)淵」と呼ばれる大きな淵がある。 ところで、一般に知られている札幌の「おいらん渕」伝説にはいくつかの型があるようである。 ただ、話の内容を考えると、ここで女性が身を投げたという史実の上に、いくつかの伝承が派生していったと考えることができそうである。 明治時代のこと、南2条西3丁目に、ある洋物の呉服店があった。 この話の面白いところは、その他の伝説と比べると、話の舞台や登場人物などが具体的で、史実としての形を整えているところである。 伝説が地名になっているという点で、「おいらん渕」は札幌の貴重な郷土資料である。
by kels
| 2011-05-01 21:01
| 歴史・民俗
|
Comments(0)
|
by kels カテゴリ
最新のコメント
相互リンク
フォロー中のブログ
日々雑記 クリオネのひとり言 花嫁の裏方 =この道はいつか来た道= Ryuu's フォト・カフェ ANTIQUES & O... NEW もんちカメラの旅日記 ばなな気分 Sesami OIL なんでも自作してしまう派 薪ストーブとクルマとオー... JOJOと‘もみじ’とち... 栄通の案内版 poison 鍵と芍薬香の猫 runapica(るなぴか) Peaceful Days **Handmadeな日々** 楓堂 和(なごみ)のいろ sempre●●●comodo 林檎の樹の下で ~君... K's Photo Pa... 14番目の月 そして札幌へ・・・ fewer than 1... カメラと歩いてみたら ほろ酔いにて したっけ!! まだん写真館 以前の記事
2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 08月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 02月 more... 検索
その他のジャンル
記事ランキング
|
ファン申請 |
||