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「異国の匂いがするね」と、通りすがりの女の子が言った

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北海道の風土や景色がどれほど自分の情念や感覚に影響をあたえているか、よくわからない。
家人から「熊のようだ」といわれるのは、ひとつのユーモアにすぎないのである。
北海道に出かけてくる「カニ族」はサイロや原野をみてエキゾシズムを触発されるようだが、ぼくはそんなにこの土地によそよそしくない代わりに、特に強いロオカリズムもない。

「豚殺せ犬走れ」李恢成(1973年)

夕方、大通公園までクリスマス市を観に出かけた。
地元の人間だから、特別に観光気分というわけでもない。
夏祭りの夜店を冷やかす感覚で、冬の散策を楽しんでいるのだ。

クリスマス市の会場は、相変わらず混雑していた。
多くは札幌市外からの旅人なのかもしれない。
聴き慣れない言葉が、あちこちから聞こえてくる。

「異国の匂いがするね」と、通りすがりの女の子が言った。
クリスマス市名物のアーモンド売り場には、シナモンの香りが漂っている。
この香りで、彼女は異国情緒を感じたらしい。

きっと彼女は、クリスマス市そのものに、遠い異国を見ていたのだろう。
見知らぬ国の見知らぬ街で開かれているささやかなクリスマス市。
昔の人たちは、そんな札幌の街を「エキゾチックな街」だと呼んだ。

明治から続く札幌の街の魅力は、形を変えながらも現代に受け継がれている。


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by kels | 2016-12-04 20:16 | 冬のこと | Comments(0)
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