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いよいよ本格的な夏が始まるという季節には、夏のセールは終わっているのだ

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丁寧に礼を述べて穴倉を上がって、人の通る所へ出て見ると世の中はまだかんかんしている。
暑いけれども深い息をした。
西の方へ傾いた日が斜めに広い坂を照らして、坂の上の両側にある工科の建築のガラス窓が燃えるように輝いている。
空は深く澄んで、澄んだなかに、西の果から焼ける火の炎が、薄赤く吹き返してきて、三四郎の頭の上までほてっているように思われた。

「三四郎」夏目漱石(1908年)

札幌ではファイナルバーゲンセールが始まっている。
いよいよ本格的な夏が始まるという季節には、夏のセールは終わっているのだ。
夏に着る夏物を買う身にとってはありがたい話ではある。

もっとも、ファイナルセールというくらいだから、ほとんどが売れ残りなんじゃないかと思ってしまう。
誰かが買わなかったものばかりが、そこには並んでいるわけだ。
サイズやカラーなどは、もはや揃っていなくて当たり前の時期である。

そう思って見るせいか、どこの店でも客の姿は少ない。
逆に言うと、店内をゆっくりと見てあるくことができるので、つい、フラフラを入ってしまう。
サイズさえ残っていれば、上手な買い物をすることができるかもしれない。

セール初めの頃には行かなかったような店や、普段は入ったことのないような店を覗いたりする。
意外な発見があったりして、それはそれで楽しい体験である。
セールを機会に、新しいブランドで出会うこともあるに違いない。

それにしても、今回のセールも、あまり買い物をしなかった。
余計なモノを増やしたくないと思う気持ちが強くて、ほとんど衝動買いができないからだろう。
MHLのチノパンとアローズのシャツを1枚買ったくらいのものである。

そろそろ秋モノが気になり始める季節だ。


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by kels | 2016-07-17 05:29 | ファッション | Comments(0)
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