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小説を読むことがストレス解消になるなんて、ずいぶん久しぶりのことだ。

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年をとった給仕がそばを通りかかって、残り少なになったスカッチと水をながめた。
私が頭をふり、彼が白髪頭をうなずかせたとき、すばらしい「夢の女」が入ってきた。
一瞬、バーの中がしずまりかえった。
活動屋らしい男たちは早口でしゃべっていた口をつぐみ、カウンターの酔っぱらいはバーテンに話しかけるのをやめた。
ちょうど、指揮者が譜面台をかるくたたいて両手をあげたときのようだった。

「長いお別れ」レイモンド・チャンドラー/訳・清水俊二(1953年)

最近はとても忙しい。
おそらく、時間的な酵素き時間以上に忙しいはずだ。
仕事をしていないときにも、仕事がのしかかってくる。

もちろん、職業人であれば、そんなことは珍しいことではない。
仕事のことばかり考えながら死んでいく人生なんて、世の中にいくらでもある。
生きるということは、働くということと同義語であるとさえ言っていい。

週末になると、死んだようになって身体を休めている。
せいぜいコーヒーを飲んで本を読むくらいのものだ。
とてもじゃないけれど、写真を撮って歩きまわるだけの力がない。

結果として、小説を読む時間ができた。
せっかくだから、古いハードボイルド小説を読み返してみようと思う。
最初に手にとったのが「長いお別れ」だった。

小説を読むことがストレス解消になるなんて、ずいぶん久しぶりのことだ。


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by kels | 2016-06-19 20:57 | 文学 | Comments(0)
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