<< 4月下旬とは思えないくらいの寒... 昨日撮れなかったので、「ブルッ... >>

街を歩くほどに、僕は札幌が好きになっていく

b0103470_1955044.jpg

彼は別に為すべき仕事がないからやむをえず散歩したのではない。
自ら進んで観察しようと企てたのだ。
しかるに私は別にこれといってなすべき義務も責任も何にもないいわば隠居同様の身の上である。
その日その日を送るになりたけ世間へ顔を出さず金を使わず相手を要せず自分一人で勝手に呑気にくらす方法をと色々考案した結果の一ツが市中のぶらぶら歩きとなったのである。

「日和下駄」永井荷風(1915年)

札幌にも桜が咲いたということで、久しぶりに散策に出かけた。
カメラを持って、荷風気取りの札幌日和下駄である。
散策なくして、何が己の日和下駄。

ススキノから大通公園、札幌駅まで北上していく。
冬に散策をしなくなったのは、往来に人がいないという理由も大きい。
どれだけ地下通路が発達しても、ストリートスナップは往来でなければつまらないと思う。

天気がいいので、さすがに地上を歩く人たちの姿も多い。
地上には、地下通路では見えない札幌の歴史や文化がある。
古い時代を偲びながら歩くのが、日和下駄流の散策というやつである。

カメラを持って歩くと、街の小さな変化が見えてくる。
人々の流行が見えてくる。
古い時代と新しい時代の軌跡が見えてくる。

歴史が浅い街なりに、札幌も小さな歴史を刻み続けてきた。
2018年には開道150年を迎えようとしている。
150年分の歴史の上を、僕たちは歩き続けているのだ。

もう少しきちんと、この街と向き合わなければ、と僕は思う。
僕の知らない歴史が、この小さな街にはまだまだ無数に隠されているのだから。
街を歩くほどに、僕は札幌が好きになっていく。


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-04-24 20:18 | 札幌のこと | Comments(0)
<< 4月下旬とは思えないくらいの寒... 昨日撮れなかったので、「ブルッ... >>