<< 昨日撮れなかったので、「ブルッ... 「ブルックスブラザーズ」のすぐ... >>

あるいは、古い遺跡みたいに更新の途絶えたブログの残骸だけが残ったのかもしれない

b0103470_4574019.jpg

桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる!
これは信じていいことなんだよ。
何故つて、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことぢやないか。

俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だつた。
しかしいま、やつとわかるときが来た。
桜の樹の下には屍体が埋まつてゐる。
これは信じていいことだ。

「桜の樹の下には」梶井基次郎(1928年)

桜の季節になると、僕は情報技術の急速な進展を思わずにいられない。
こういうことを書くと、年寄り臭くて好きではないけれど、この感覚は本当である。
時代は間違いなく進化している。

少し前まで、個人の情報発信ツールはブログが中心だった。
だから、「札幌のどこそこで桜が開花した」などという話も、みんな当然ブログで発信していた。
情報を探すのも得るのも、ブログが中心の時代だったのだ。

だから、その頃は、帰宅してできるだけ早くに記事を書くことに意義があった。
普通のホームページに比べて、ブログは格段に更新の利便性が高い。
すごい時代になったものだと、誰もが感じていた。

「時代が変わった」と思ったのは、ツイッターが登場したときのことだ。
新しい情報が、いつでも、どこでも、簡単気軽に発信できるようになった。
もはや、ブログにスピードが求められる時代ではなかった。

常に新しい情報が発信され続けている社会において、ブログを急いで更新する意義なんて、ほとんどなくなってしまった。
世の中から、多くのブログがどんどん消えていった。
あるいは、古い遺跡みたいに更新の途絶えたブログの残骸だけが残ったのかもしれない。

今の時代に、わざわざブログを更新する意義があるのだとしたら、それは情報量の多さしかないと、僕は考えている。
簡単な情報ならツイッターでいいし、写真だけであればインスタグラムでもいい。
情報のボリュームがなければ、もはやブログの存在意義などないに等しい。

桜の写真を撮っては、せっせとアップしていた、あの時代が懐かしいなあ(笑)


にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 札幌情報へ
にほんブログ村
↑↑↑↑↑
「にほんブログ村」に参加をしてみました。
1日1回のクリックをお願いいたします!
by kels | 2016-04-24 05:13 | 随想 | Comments(0)
<< 昨日撮れなかったので、「ブルッ... 「ブルックスブラザーズ」のすぐ... >>