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昨日東京で雪が降ったと思っていたら、今日は北海道もひどい天気になった

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暁方の三時からゆるい陣痛が起こりだして不安が家じゅうに広がったのは、今から思うと七年前のことだ。
それは吹雪も吹雪、北海道ですら、めったにはないひどい吹雪の日だった。
市街を離れた川沿いの一つ家は、けし飛ぶほど揺れ動いて、窓ガラスに吹きつけられた粉雪は、さらぬだに綿雲に閉じられた陽の光を二重にさえぎって、夜の暗さがいつまでも部屋からどかなかった。

「小さき者へ」有島武郎(1918年)

昨日東京で雪が降ったと思っていたら、今日は北海道もひどい天気になった。
もっとも、札幌あたりはまだ良い方で、道東・道北では、かなり大変な状況になっているらしい。
テレビのニュース番組では、記録的な大荒れを報じ続けている。

有島の長男が生まれたときも、そのようなひどい吹雪の日だったらしい。
「市街を離れた川沿いの一つ家」は、菊水1条1丁目に建っていた。
現在は公園になっているあたりの、本当に豊平川の河畔だ。

当時の住宅は、今でも北海道開拓の村で見ることができる。
古い建物とは言え、よくぞ吹雪の夜を耐えたなあと思わざるを得ない家だ。
吹雪の中で「けし飛ぶほど揺れ動い」たのも当然だっただろう。

有島武郎の小説には、このような北海道の厳しい冬が頻繁に登場する。
それほどまでに、北海道の冬の印象は強烈で、過酷なものだったのだろうと推測する。
当時の冬は、現代の冬とは比べ物にならないくらいに恐ろしいものだったはずだから。

とは言え、今回のような冬の嵐が来ると、人間って非力だなあと、いつも思うわけだけれど。


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by kels | 2016-01-23 06:44 | 文学 | Comments(2)
Commented by madang19 at 2016-01-23 11:13
暖冬になるかと思いきや、いきなり来ましたね…
自然現象とはいえ何とかならないものかと思ってしまいます。
どうか風邪など召されませんように…
Commented by kels at 2016-01-24 07:28
madang19さん、こんにちは。
何だかんだ言っても、やはり冬は冬ですね~。
僕の住んでいる地域では、雪の少ないのがせめてもの救いです(笑)
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