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明日はクリスマス・イブだというのに、札幌の街には雪がなかった

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そして僕はクリスマス・イブを、胸ときめく太っちょサンタの到来をいつものように心待ちにした。
もちろん僕はそのじゃらじゃらと音を立てるでっぷりした太っ腹の大男が煙突からどすんと落ちてきて、楽しげにクリスマス・ツリーの下に贈り物を並べていくのを見たことはなかった。

「あるクリスマス」トルーマン・カポーティ/村上春樹・訳(1982年)

クリスマスの空気を感じたくて、用事もないのに街へ出かけた。
何の用事もないのに。
考えて見ると、いつだって僕は、用事もないのに街をふらついている。

地下街の書店で文庫本を一冊買って、そのままスターバックスコーヒーに入った。
ホワイトモカのコーヒークリームラテを注文して、黙って本を読んだ。
祝日だというのに、カフェは意外と空いているような気がした。

そう言えば街全体が、意外と落ち着いていたような気がする。
クリスマスのざわめきはあったけれど、それ以上でもそれ以下でもないというか。
おかげで僕はゆっくりと小説を読み、コーヒーを飲み干し、街を眺めることができた。

あるいは、それは、街に雪がないせいかもしれなかった。
明日はクリスマス・イブだというのに、街には雪がなかった。
札幌のクリスマスとしては、それが季節感を少し損なわせていたのかもしれない。


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by kels | 2015-12-23 20:46 | 冬のこと | Comments(0)
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