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だから僕は、現代と1980年代とを行ったり来たりしながら生きている

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またクリスマスの季節がめぐってきた。
でも由美子は今年は浮かない気分だった。
毎年、クリスマス・イブを海外で過ごしてきたので、彼が今年はどこへも行かないと言ったとき、まるで「別れよう」と言われでもしたかのように、傷ついたくらいだった。

「スターダスト」森瑤子(1991年)

1980年代に流行したものに触れるのが好きだった。
小説、音楽、映画、ファッション。
1980年代にしかない匂いが、そこにはある。

僕は特にバブル文化というやつが好きだった。
おそらくは二度と繰り返されることはないだろう歴史の一頁。
フィッツジェラルドの古い小説に通じる切なさが、この時代にはある。

だから僕は、現代と1980年代とを行ったり来たりしながら生きている。
相変わらず後ろ向きだなあと思うけれど、気が付けば、いつでもあの時代に心が動いている。
戦後とも高度経済成長とも違う刹那的な時代に憧れてしまうのかもしれない。

黒歴史だとみんなは言うけれど、それほど僕はバカバカしいとは思っていない。
僕たち日本人が、あの時代から学んだことも少なくなったはずだから。
どんな歴史にも教訓があり、反省があり、そして成果もある。

大切なことは、「もう一度、成功したい」と思う勇気なのではないだろうか。


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by kels | 2015-12-23 06:55 | 随想・日記 | Comments(2)
Commented by hendrickson-pink at 2015-12-23 08:41
子供に(僕は子供いませんが)、「何か欲しいモノあるの?」と聞けば「特にないけど....あえて言えばゲームかな...」なんたる事かと思います(笑)それは何も子供のみならず成人男子とて同じ様である。車?乗れればいい....洋服?ブランドなぞどうでもいい...等々。80’S....特にバブル期は時代と時代の間に咲いたアダ花だった。時代のミュータントだったと言ってもいい。それ故、賛否両論あろうとも僕は好きです。
>相変わらず後ろ向きだなあと思うけれど.....
.....決してそうは思いません、良いと思いますよ。今だ選択肢において当時の呪縛から逃れられないけれど少なくとも「見る目」は養って貰ったとは思っています。
Commented by kels at 2015-12-26 06:29
hendrickson-pinkさん、こんにちは。
現代っていうのは、80年代以上にモノが溢れている時代なのかもしれませんね。
当時の雑誌を読むと、意外と素朴な時代だったんだなあと感じます(笑)
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