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街角には季節それぞれのドラマがあり、そんな街を眺めているのが大好きだ

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「うちに来る人たちも人並みにクリスマスをしたいんだ」
シドニー・スウェスニックが言う。
「子供たちにクリスマスプレゼントのひとつもと思うものさ。クリスマスの二、三日前になると、お金を工面するためには質屋しかないと気がつくんだ」

「質屋のクリスマス/「街角の詩」所収」ボブ・グリーン(1989年)

季節感のないクリスマスだなあと思う。
いつから、こんなに季節感に疎い人間になってしまったのだろう。
子どもの頃は少なくとも、季節の移ろいにもっと敏感だったような気がする。

考えるに、日常というのは煩わしい雑事が多すぎるのだ。
明日の予定、来週の予定、来月の予定。
スケジュール帳は走り書きの文字で、次々に埋め尽くされていく。

クリスマスのことを考えるよりも先に、考えなければならないことが多すぎる。
気が付けば一日が終わり、気が付けばクリスマスが目の前にある。
もう何年、こんなクリスマスが続いているのだろうか。

だけど、季節感にとらわれない生き方というのも、また憧れである。
場末のショットバーで、ひとりグラスを傾けているうちに、楽しそうな恋人たちの様子に気が付いて、「そうか、今夜はクリスマス・イブか」なんてつぶやいてみる。
まあ、ハードボイルドだよね(笑)

僕はやっぱり季節感から逃れられない男だと思う。
街角には季節それぞれのドラマがあり、そんな街を眺めているのが大好きだからだ。
すべて同じ街角の風景なんていうのは、移ろいゆく季節の中では存在しないんだよね。


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by kels | 2015-12-23 05:42 | 随想・日記 | Comments(0)
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