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碑には、唱歌「われらが愛する北海道」の歌詞が刻まれている

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議題にのぼった市会当日の様子を、古市から詳しく知らせて寄こした。
それによると、詩碑建立の土地使用の件を取り上げると、議員のひとりが、その詩碑に刻む文句は何というのかと質問した。
高田市長は「十一州の鎮めなる、ヌタプカムシュペ、峰高く」と最初の一節を唱えた。
すると、これを聞いた議員連中が、それならおれも知っている、おれも歌ったと言い出し、みんなが異口同音に歌い出したという。
図らずも「十一州の定めなる」の大合唱になった。
「懐かしい歌だな」で満場一致の承認。
この手紙を読んで、私は胸が熱くなった。

「札幌の芸術碑」石森延男(1977年)
父・石森和男の碑は、昭和33年、藻岩山ロープウェー乗り場の近くに建立された。
当時は、このあたりの景観も、今とは違っていただろう。
もちろん、ここから見下ろす街の風景も。

碑には、唱歌「われらが愛する北海道」の歌詞が刻まれている。
当時の札幌市議会議員みんなが「懐かしい歌だ」と歌ったという唱歌である。
この歌も、今では残念ながら、あまり歌われなくなってしまった。

この歌については、また改めて紹介する機会を作りたいと思う。

詩碑設置の計画は、息子・延男の友人たちの発案で、話がトントンと進んだらしい。
昭和33年、世の中が今みたいに複雑で面倒くさくはなかった時代だ。
碑は、その年のうちに建立されたという。


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by kels | 2015-07-20 06:43 | 文学・芸術 | Comments(0)
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