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僕がブルックスブラザーズを好きになったのは、その伝統に惹かれたからだ

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たとえば洋服でいえば、ブルックスブラザーズ、ポール・スチュアート、Jプレス、こういう店に一歩足を踏み入れると、心が何となくうきうきしたものだった。
青少年時代をVANジャケット一辺倒で送った世代としては、そういう本場アイヴィー・リーガーズ御用達服飾店のブランド・マークを見ただけでも胸がときめいたし、また実際に服をまとめて買って帰りもした。
最初にアメリカに行ったときに、ボストンのブルックス・ブラザーズに入ってシャツを選んでいたら、ばりっとしたブルックス・スーツに身を包んだ上品なおじいさんの店員が僕の相手をしてくれたのだが、この人の英語がいかにもニュー・イングランド風の立派なのもので、洋服屋の店員というよりは、まるでハーヴァード大学の教授みたいに見えた。

「やがて悲しき外国語」村上春樹(1993年)

僕は村上春樹が好きで、ブルックスブラザーズが好きだから、村上春樹の文章の中にブルックスブラザーズという言葉が出てくるとドキッとする。
いささかミーハーだなあとは自分でも思うけれど、こういうミーハー的な感情というのは、意外と楽しいものだ。
暮らしの中にミーハー的な要素が何もなくなったら、それはそれでつまらないだろう。

僕は別にVANジャケットとかアイヴィーとかの洗礼を受けて育った世代ではない。
実際、僕の周りでアイヴィーとかアメリカン・トラッドとかに関心のある友人は少ない。
と言うよりも皆無に等しいような気がする。

僕がブルックスブラザーズを好きになったのは、やはり、その伝統に惹かれたからだろうと思う。
スコット・フィッツジェラルドやジョン・F・ケネディの伝説は、僕にとって、そのままブルックス・ブラザーズの伝説になっているのだ。
いささかミーハーに過ぎるけれども。

もっとも、好きなものと似合うものとは別物という言葉もある。
大柄なアメリカ人に向けて作られた洋服のシルエットは、はっきり言って、僕には似合わない。
トラウザーズだと、そもそもウエストがマッチしないという根本的な問題が発生する。

サイズ感さえ解決できれば、僕はもっとブルックズブラザーズと近くなれるんだけどね。


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by kels | 2015-06-07 20:16 | ファッション | Comments(0)
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