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店の名は「ハリネズミ珈琲店」。

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久し振りに素晴らしい隠れ家カフェを見つけた。
誰にも内緒にしておきたいけれど、きっと、すぐに有名になってしまう。
いや、こういうカフェは有名になってもらわないと困るのだ、やっぱり。

店は古いビルの4階にあった。
エレベーターもない古くて小さなビルである。
ビルの話は、また別に書いてみようと思っている。

まるで昭和時代へと続いていくかのような、古い階段を4階まで上ると、カフェがあった。
店内は思ったよりも広くて、そして、思ったよりも古臭くはなかった。
大きな窓から明るい光が、店いっぱいに注ぎ込んでいる。

ブレンドコーヒーは「フレンチ」と「マイルド」。
白シャツの男性が、一杯一杯丁寧にネルドリップで淹れている様子が見える。
コーヒーは「宮越屋珈琲」系の上質なコーヒーの味がした。

店内には、ルーファス・ウェインライトの歌う「アクロス・ザ・ユニバース」が流れていた。
懐かしいジョン・レノンの曲が、より洗練されて時代の空気を映し出している。
次から次へと流れるBGMは、いずれもビートルズのカバー曲だった。

ステレオフォニックスの歌う「Don't Let Me Down 」を聴きながら、僕は思った。
この店のBGMは、まるでこのカフェそのものみたいだ、と。

エレベーターさえない古くて小さなビル、レトロなソファと照明。
一歩間違えば昭和的に野暮ったくなりそうでいて、実は全然野暮ったくない。
白シャツの店主と北欧のカップ&ソーサと同じように、店の隅々まで洗練されているのだ。

あるいは、懐かしさを「現代的」というフィルターで見たときに初めて、僕たちはこの店を本当に理解できるのかもしれない。
それは、遠い北欧の国にある見知らぬ小さな街の、名もなき小さなカフェに似ている。

それにしても、ロケーション、ホスピタリティ、コーヒー&フード、BGM、そして、接客。
すべてが上質という喫茶店を、僕は久し振りに見つけたような気がする。
新しいのに、もう10年も続いてきたかのような、そんな不思議なカフェに、僕は出会った。

店の名は「ハリネズミ珈琲店」。


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by kels | 2015-03-15 20:39 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(0)
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