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吉田健一「私の食物誌」と北海道

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吉田健一の「私の食物誌」を読んでいます。
エッセイを読むのが好きなんですが、昔の人が書いたエッセイは、特に好きです。
僕の知らない時代の空気が、そこにはあります。

この本は題名どおり食べ物に関するエッセイ集です。
日本各地の名物が、作者なりの視点で描かれています。
こういう本を読むと「全国うまいもの市」に行きたくなっちゃいますね(笑)

我が北海道からは「牛乳」と「じゃがいも」の二つがランクイン。
意外に地味なチョイスですが、東京の人間にとっての北海道が、案外そんなものだったのかもしれません。
言われてみると、確かに納得のチョイスではあります。

この本の良いところは、面倒なウンチクとか雑学とかがないところ。
完全に筆者の感性だけで書かれているので、読者にとっては空想の幅が広いのです。
取材に基づくルポとは違うところが、最大のポイントでしょう。

牛乳が飲みたくなったのでは実はないが、根室から旭川に行く汽車が十勝平野という典型的に北海道である草原を通っていた時、或る駅で牛乳を一本買ってその味が今でも忘れられない。
これはただそれが鮮やかに記憶に残っているだけで、それではその味はと聞かれてどう説明していいものか解らない。

「私の食物誌」吉田健一(1972年)
北海道のPRのようであって、あまりPRになっていないという、そんなところに筆者のリアリズムを感じます(笑)
とにかく、淡々と思い出すままに回想しているような印象すらあります。
でも、そこが面白くて、僕もこんなふうに淡々とブログを書きたいなあと思うわけです。

誰のためでもなく、ただ自分だけのために☆


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by kels | 2015-03-03 19:43 | 旧・札幌日和下駄 | Comments(2)
Commented by jh8fht at 2015-03-04 13:40
車窓の風景が増味の役割をしたのかもしれませんね!!
まさに北海道らしく・・・
Commented by kels at 2015-03-05 20:19
jh8fhtさん、こんにちは。
同感です。
雄大な北海道の風景、牛乳もおいしいはずですよね☆
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